糖質制限ダイエット 血中ケトン体増加や心筋梗塞の危険性も
http://www.news-postseven.com/archives/20160219_386531.html

桐山さんが2月6日、宿泊先のホテルで亡くなった。享年62。心不全による急死だったと見られている。

「糖質制限ダイエットの伝道師」として知られていただけに、その死をめぐっては「“糖質制限”が原因では?」とさまざまな憶測が飛び交っている。
(中略)
 ところが最近になって、糖質制限はかえって死亡リスクを高めるとの研究結果も出されてきた。
2013年、国立国際医療研究センター研究所の能登洋医師が約27万人のデータを分析した結果、糖質を1日の総摂取エネルギーの30%以下に制限すると、60〜70%にした場合に比べて死亡率が31%も上がっていたという。

 
 炭水化物を我慢する代わりに肉類をお腹いっぱい食べることで、さらなる危険も。

「過度に糖質制限をし、結果的にたんぱく質を摂りすぎると腎機能の悪化を招きます。
また、脂肪の中で飽和脂肪酸が過剰になれば、悪玉コレステロールが増えて動脈硬化を招きやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります」(綿田教授)

「おやじダイエット部」のメンバーは桐山さんが亡くなった原因について、《糖質制限が原因で亡くなったのではなく、心不全・急性心筋梗塞で亡くなったのが、診断書からも明らかです。》と「糖質制限ダイエット原因説」をフェイスブックで否定した。

 専門家の間でも賛否の分かれる糖質制限の効果。流行りものとして安易に飛びつく前に、リスクがあるかもしれないことを知っておきたい。