>>597の続き
立ち寄ったコンビニは、俺がバイトしていた店と同じだった。別に珍しくもなんともない、日本中にあるんだから。
ところが、車内にいた俺は目を疑った。 "エマちゃん?" エマちゃんと言うのはバイト時代、あの女の子におばさん連中が付けたあだ名だ。
由来は勿論、ハリー・ポッターからだが、通じるのは当時のバイト仲間だけだ。
俺は車を降りて店内に入ろうとする親子を追った。父親が俺に気が付いて"あっ!"と言う顔をした。
女の子も俺に気が付いて「コンビニのお兄ちゃん!」と駆け寄ってきた。 あれから何年も経っている、女の子は四年生くらいのはずだ、
しかし、身長は120pを越えたくらいで一年生か二年生くらいにしか見えなかった。