KαじゃなくてMαなのね。言われて改めてみればそう見えなくもない。
なら5.82Åくらいというのは矛盾はないかな。
で、その下の赤いスペクトルは1.24Åとして水銀のLαか?
水銀を完全に飛ばしてしまわずに(あるいは反応させる前の)水銀のスペクトルも
取っておいたというのはとてもいい考えなんだが、なぜ金と水銀でMとLという異なる系列の
X線を1本ずつしか取らないのかわけわからないな。他に取ってないの?

水銀のLαが取れるなら近い波長の金のLα、Lβ1、Lβ2も取れるはずなので、
それらがあればだいぶ印象が変わるのに。
これだけしかないなら金の根拠として弱すぎるので、追試は必至だね。

ついでに言うと、天然の金は197Auだけだが、水銀から転換した金なら
寿命の短い198Auやもっと重い金の同位体ができるはずで、
それらが崩壊して出てくるγ線を捕まえればさらに強力な証拠になる。(逆もしかりだが)
まぁがんばれ