SF小説『三体』は物理学的にデタラメ。
デタラメなことを書いて、物語にしてしまう才能というのはどういう才能でしょうか?
自分でも何を言っているのか分からないことを延々と書き続ける才能には感服しました。 『三体』における物理学描写は、決して現実を無視したものではありません。むしろ、現代科学の知見を基盤としつつ、大胆な想像力で拡張することで、読者に全く新しい科学世界を体験させてくれます。
確かに、作中には現実の物理学では説明できない現象も存在しますが、それらは物語の根幹を成す重要な要素であり、作品全体のリアリティと説得力を高める効果を果たしています。