>>305
今ちょっと考えて>>305の説明が乱暴だったようなので整理する。

考え方としては銅線内の全電子の内、ドリフト速度(平均速度)/フェルミ速度の分だけ、
つまり直径1mmとか1アンペアなら約100億分の1の電子だけがフェルミ速度で流れると考える。
ドリフト速度は0.1mm/秒とかカタツムリ程度、
フェルミ速度は1600km/秒とか光速の0.5%程度だ。

電流[アンペア、A、C/秒]を決めると、断面を通過するフェルミ速度の電子数[個/秒]は「電流[C/秒]/電荷[C/個]」であり、通常の全電子対象の時と変わらない。
全電子対象のドリフト速度だと断面積×ドリフト速度の体積分だけだが、フェルミ速度電子対象であれば断面積×フェルミ速度の体積という膨大な体積になるのだから当然だ。

このように考えると、電子の運動エネルギーと電流による磁界エネルギー、ビオサバールの点電荷等速直線運動の磁界エネルギーなどのオーダーが一致する。
磁界とは電子の慣性エネルギーであり、電子の慣性エネルギーは磁界であると考えられる。
コイルや電流の増加による磁界の重畳効果による磁界エネルギーの二乗での増加の説明もつく。


○電流とは断面を1秒に通過するフェルミ速度の電子通過数を表している(ほぼ断言)

つまりお前らの感覚だと、銅線の断面積が減ったり電流が増えると電流が早いスピードで流れるとかまるで流体力学みたいにドリフト速度で考えるのだろうが、

実際には電流が決まれば断面積に関係なくフェルミ速度の電子通過数が一定に決まるし、
電流が増えても減ってもフェルミ速度の電子通過数が増減するだけでフェルミ速度自体は一定なんだな。

なぜこうなるかというと、自由電子は陽子の2000分の1と軽いうえに、高エネルギー準位にあるので低速の自由電子は無く、
乱暴な言い方でまとめると電流の進行方向にプラスかマイナスかのデジタル的な速度分布になっているからだな。
電流が無い時はプラスマイナスゼロだが、電流に応じて偏るんだな。100億分の1ぐらいがな。