>>406
日本の中高教育で磁場を理解させるのに磁力線の視覚イメージを使うのは間違いではない
数学的にも定義できるし、実際に大学入試問題では導線電流の磁力線形状も出題される。
何が問題なのか、磁力線=磁場ではないということにある。
理工系に進学すればアンペールの周回積分法則を学ぶが、
演習問題では導線の磁力線の円に沿って積分すれば計算が簡単なだけで
本当は導線を含む任意の閉曲線で導線電流に等しくなるという事実だ
つまり周回積分に磁力線は関係しない。 
その物理解釈は、周回積分の法則が成り立つような磁場(ベクトル)が空間に存在する
という意味になる。(マックスウェル方程式のrotH式)
大多数の人はそこまで到達できない。