>>336
相対性理論のパラドックスでは、
そもそもあちらも正しいがこちらも正しいという設定が間違っているからパラドックスになる。

例えばガレージのパラドックスでは、

ガレージから見たら自動車が完全にガレージの中に入ってしまう
車から見たら自動車はガレージからはみ出す

どちらも正しいが、これだけではまだパラドックスではない。
ここで、

ガレージから見たら自動車がガレージに納まったところで前後のドアを(同時に)閉めて自動車をガレージに閉じ込めることができるが、
自動車から見たら、ガレージのドアを同時に閉めて、自動車をガレージに閉じ込めることができない
これは矛盾ではないか?

というところまで書いて、パラドックスとなる。
答えは、自動車の側から見たとき、前後のドアは「同時に閉まる」ことはないというのが答え。
つまり自動車から見ても「同時に閉まる」という前提が間違いだったわけだ。

双子のパラドックスでも、
地上の弟がロケットで飛んでいく兄を見ると兄の時間の進みは遅くなる。
ロケットで飛んでいく兄が地上の弟を見ると兄の時間の進みは遅くなる。
ここまではパラドックスではない。

兄弟の立場はお互いにあなじはずなのに、片方だけ若いままなのはなぜかというところまで書いてパラドックスとなる。
答えは、両者の立場は同じではないというのが答え。

間違いが含まれているから、矛盾があるように見え、それがパラドックスとなる。

きちんと相対性理論を適用すれば矛盾はなくなりパラドックスは解消される。