ついでに理想気体で牽引グライダーが一定加速で離陸するのを流体力学で簡単説明してみよう。
ジューコフスキーの仮説のほかに、一定加速では気流の速度分布が相似だと仮定する。
機体が一定加速を始めるとジューコフスキーの仮説から翼に循環が発生し、クッタジェーコブスキーの定理
から循環の大きさが速度に比例して増大する、つまり並進運動量と循環の角運動量の変化が推力に
比例することが自然に解る。揚力は循環x速度に比例するから、機体重量を越えれば機体が離陸する。