タワー状に積み上げられたダルマの上部をゆっくりと押すと
各ピース間には摩擦が働いてあたかも一体のタワーのように横倒しになる
この摩擦がある状態を一般的な常識感覚だとすると
下のピースを叩き出したときに上部が倒れないのは不思議に思える
つまり摩擦力が無視できるほどの強い力を加えると(=摩擦が無いと見なせる状態だと)
支えを失った上部はその場にとどまる(その後重力によって下に落ちる)ことになるが
この「力を加えないものは実は摩擦がなければ動かないんですよ」というのを慣性の法則として説明する
一般的に動摩擦は抵抗力等として実感できるが静止摩擦は当たり前すぎて力として
認識していないことが原因かな