理想的な2重スリット仮想実験の量子力学計算は中高生でも簡単に理解できる。

スリット1とスリット2を通ってスクリーン位置aに到達する波動関数をφ1とφ2
とすれば、電子がaで観測される確率Paは Pa = |φ1+φ2|^2
干渉縞の頻度分布を表す。
どちらか一方を通過観測した実験では |φ1|^2+|φ2|^2
二山の頻度分布を表す。
この場合量子力学とは確率分布を求めるのが目的で電子の運動軌跡は考えない(無い)。
水素原子の場合はエネルギー順位を求めるのが目的になる。
つまり、粒子の運動軌跡を求めるのが目的の古典力学とは全く異なる。
ファインマンいわく
電子の運動や(干渉縞の)からくりは何かなどを発見した人はいない
より基本的なカラクリのアイデアを我々は持っていない。