>>668
スクリーンは観測装置

スクリーンをスリットの直後に置いて電子を一個ずつ打ち込むと、輝点のスクリーン上の位置から電子が通過した方のスリットがわかる。
スクリーンをスリットから少し離しても、輝点のバラつきは多少は増えるが電子がどちらか一方のスリットを通過したのがわかる。
輝点のバラつきは不確定性原理で進行方向と直交する運動量も揺らぐため。
スクリーンの位置はスリットの後側だから、電子のスリット通過に影響しない。

スクリーンを徐々にスリットから離すと、輝点の位置がボヤけてきて電子が通過したスリットがどちらかわからなくなる。
さらにスクリーンを離すと、スクリーン上に干渉縞ができている。波の性質が表しているのは、量子揺らぎ。

電子はどちらか一方のスリットを通過して、スクリーンに干渉縞のパターンを形成することが確認できる。