じゃあ続けるぞ、いいか?

一方、駅から列車を見ると、列車の長さはローレンツ短縮で半分の長さになっている。
そして列車の時計の進む速さは駅の時計の半分になっている。
さらに同時刻の相対性により、列車の、先端と後端の時計の時刻は異なっている。
定量的に数値を示せば、列車の先端が駅の時計の横を通過するとき駅の時計も列車の先端の時計も0時ちょうどを指している。
この時列車から見たら列車の後端の時計も0時ちょうどを指しているが、駅から見たら列車の後端の時計は0時0.45秒を指している。
そして列車の後端が駅の時計の横を通過するとき、駅の時計はまだ0時0.5秒を指しているが、列車の後端の時計はすでに0時1秒を指している。

すなわち、列車が駅を通過するのに、
駅から見たら0.5秒しかかからなかったのに、列車から見たら1秒もかかったのだ。

列車が駅の間を通過するときと反対の結果になった!!!

これが理解できないのでは、ガレージのパラドックスさえ理解できまい。