超光速がありえないことは、アインシュタインの論文に書いてある。


岩波文庫
相対性理論
アインシュタイン著
より

P34
vが超光速となる場合は、われわれの考察は無意味なものとなる。
なお、われわれの理論においては光速cが、物理学的にみて、無限大の速さと同じ役目をになうことが、これ以後の議論を見れば、理解されよう。

p38

この公式から次のことが分かる。すなわちcより小さい二つの速さを合成するときは、その結果は常にcより小さい速さとなるということである。
中略
また、光速cに、cより小さい速さを加えても、その結果は、もとのままのcであることも分かる。


この事情から、この理論では、光速cは、速さの上限であることが分かる。p34で「光速が、この理論では無限大の速さと同じ役目をになう」と書いてあるのはこの事情にもとづく。


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