>>59,>>70
運動量と運動エネルギーを混同してるよ
エネルギーや仕事はスカラー量、運動量はベクトル量

翼上面で気流が剥離すれば剥離せずに翼に沿って流れる場合に比べて下向きの運動量変化を受ける気流の量(質量)が減少する
その結果、下向きの運動量変化が減ることになる

なお翼上面で剥離した気流は翼上面の後方へと渦をつくって流れるが、この渦を巻いている大気の運動エネルギーは
翼に対して直進してきた大気が持っていた(相対的な表現を使わずに機体外部に置いた絶対座標系を使って正確に言えば機体の)
運動エネルギーの一部が転換された結果生ずる(だから機体の運動エネルギーが渦によって失われようとする、
つまり気流が翼上面から剥離する状況では機体に対する空気抵抗が大きくなる)のであって
直進してきた大気の運動量(絶対座標系で言えば機体の運動量)が渦のエネルギーへと転換されるわけではない

運動量と運動エネルギーとをちゃんと区別して考えようね
−運動量は運動量として保存される
−エネルギーはエネルギーとして保存される
−運動量からエネルギーへ又はその逆の転換はない(相対論的効果を考える必要のないニュートン力学が適用できる状況では)