四次元時空を、超越した存在がいたとしたら、
空間と時間軸を合わせた塊なんだよ。
その中である時刻がどうなっているかは固定されている。
背理法だが、もしタイムマシンがあったと仮定したら
まず、1時間前に突然お前が現れる。
誰もいなかったという世界はないんだ。
そして1時間経ったとき、元からいたお前がタイムマシンで1時間過去のその部屋へ行く。

これが粒子の動きとかならまだ問題は少ない。
質量やエネルギーの保存則は破れるが、因果律はなんとかなる。なぜなら情報が伝わっていないからだ。

しかし、人間が過去へ行ったとなると話は別だ。
過去へ行ったお前が元からいたお前が過去へ行くのを止めたらどうなるか?

それどころか過去へ行くのは1時間前に現れた方のお前だったらどうなるのか?
そいつは歳も取らず飲み食いもしないでずうっとその1時間の中をぐるぐる回っているのか?