>>203
隠れた変数λは、異なる測定結果を与えるであろう要因の内、
測定による影響以外のすべてを代表している。
なので、粒子A、Bが経路で受けるであろう影響も、
すべて考慮したことになっている。
この時、A側の選択(θかθ'か)、B側の選択(φかφ'か)がともに、
「λに依らない」ならば、

・一回ごとの測定では、あるλをもったペアに対して、
4通りの測定のいずれか1つが行われる。
・測定を繰り返すと、あるλをもったペアに対して、
4通りの測定が等しく行われる。

が期待できるので、あるλをもったペアに対して、

+A(θ,λ)B(φ,λ)+A(θ',λ)B(φ,λ)−A(θ,λ)B(φ',λ)+A(θ',λ)B(φ',λ)

が計算できる。