月はどのようにしてできて行ったかということも議論となります。遠い昔地球がまだ火の玉のようであった時、月はまだなかったと思われます。
次第に地球が冷えて行ったのは、太陽の燃焼段階が進んで行き、太陽の表面温度が下がっていったためでしょう。太陽の表面温度は太陽黒点の
発生とともに下がっていきます。地球が冷えていっても太陽の表面温度が再び上がっていくと地球上では火山活動が活発になりますので火山灰
や溶岩石が撒き散らされます。撒き散らされた溶岩石や火山灰は、地球の重力にひきつけられながらも大気圏外に放出され、そこで土星の輪の
ように地球の回りに輪となってとどまっていたと考えられます。地球が火山噴火を起こすたびにこの輪は大きくなりついに一つの球となって固
まってしまったのです。月の表面には多くのクレーターがあります。これは太陽黒点の消滅と共に太陽の表面温度が上がると月の表面温度も上
がり一度固体化していた月の表面が溶岩と化して噴出して行った後と考えられます。地球の地軸は約23,6度傾いていますが、地球上の火山
が噴火してその時の溶岩や火山灰が抜けていった堆積物が月となってしまったため、地球が月に引き寄せられる形で地球の地軸は傾いてしまっ
たのでしょう。