>>147
>Bornの確率規則によって得られる確率は、
>大数の法則によって経験的確率(相対頻度)に読み替えられる

「経験的確率」か… 
1行目の「確率は」抽象的に定義された本来の意味の「確率」のはずで、
2行目の「確率」はそれとは別の「経験的確率(相対頻度)」だと言いたいわけか。

しかし清水の説明では
これらを区別せずに同じ「確率」という言葉で呼んでいる。
上に書いたことの繰り返しだが、
「定義」とか「確率」という言葉の使い方が非常にいいかげんで、
読者を混乱させ、その点で教科書として不適切。

そもそも「経験的確率」なんて概念が適切に定義できるのか?
試行を繰り返して得られる相対頻度の値が、理論的に得られた確率の値に近づいていく。
それを保証するのが大数の法則で、これは証明された数学上の定理。
ここで「確率」の概念はただひとつ。
「経験的確率」とはなんぞや?
相対頻度だと言うなら、現実の頻度を「確率」と呼ぶのは不適切。