著者名: 清水 明
署名 : 新版 量子論の基礎 新版第5刷

60ページより引用:

要請(3) 離散固有値の場合
状態|\psi>について、物理量Aの、誤差がない(無視できるほどちいさい)測定を行ったとき、
期待値a_\psiは、\hat Aの固有値のどれかに限られる。
どの固有値になるかは、一般には測定ごとにランダムにばらつき、
a_\psiが\hat Aの離散固有値のひとつaになる確率P(a)は、
aに属する固有空間への状態ベクトルの射影の長さの自乗
P(a)=|| \hat P(a)|\psi>||^2    (3.118)
で与えられる。(ボルン(Born)の確率規則)