自分もボスタングのヴィデオをあらためて観賞してみました。

やっぱり脚本が?でしたね。
いっそ、全編夜のクィーンパール号の船上での話にしちゃったほうが良かったかも、と思っちゃいました。
タイタニック号のような、とまでは言いませんが、他の乗客、乗員もある程度からませてパニックになるという。
ボスタングは、このクィーンパール号を何時襲って来るかわからないというサスペンスを盛り上げながら話が進む。
(ボスタングもなかなか登場せずに。ボスタングって何?というミステリー感も漂わせつつ。)
藤田進さんはむしろ、このクィーンパール号の船長だったらいいのにな。巡視船の船長にしては優し過ぎます。(笑)
それから、山小屋風バーのあのシーンも、船内のバーというシチュエーションに置き換えたらいいでしょう。

ボスタング自体も、夜の月明かりの中で海上をうごめいているほうが、良い意味でその全体像もつかめず、
視聴者の想像力もかきたて、不気味さも一層増したのでは?と思いました。
ゼミも、最後までずっと、あの「声」だけの出演で通したほうが摩訶不思議なムードを引っぱれたんじゃないかなあ。
ハラハラドキドキさせた後、結末は、やっと来た、空からのミサイル攻撃でボスタングをやっつける、のでかまわないです。

数日後という感じで、ラストシーンはあの向ケ丘遊園のバラ園をエピローグ的にやっぱり付けて、雰囲気を明るく変え、
ここで初めてゼミが画面に登場し、ああ、こんな顔だったんだあ、と。
最後のあのセリフ、「アナタの隣の人も・・・」はあのままでOKでね。

終わり。