「ターガーマスク」とか、「巨人の星」とかのスポ根アニメの影響を受けたのも
まずかったと思う(特訓とか)。

ドラマを描こうというのもあったのだろうが、結局ヒーローが人間臭くなって
しまった。苦戦するのではなく、苦悩するヒーローというのは(「怪獣墓場」の
ハヤタのように一度くらいならむしろよく効くが)、やはりらしくない。

そういえばミステリーでもいわゆる社会派が登場して「みみっちくなった」と
言われだしたのもその頃かな。ロマンより現実が重視されるという時代の雰囲気が
あったのかもしれない。