原節子もくっさいおならとかしてたのかな?
大映と云えば長谷川一夫、勝新太郎、市川雷蔵だが、
これに続く本郷功次郎は、ガメラのお兄さんの印象がついてしまったせか、
トップの三人にはあった昏い色気が不足して見えるけれど、
よく見れば道を誤ったインテリチンピラ風な美しさがある >>150
まあ、山岡殿は美人じゃないし色っぽいというんでもないからな
かといってコメディリリーフ向きというんでもない(怖い顔立ちだから「死の十字路」みたいなホラーチックとかヒステリー女の役が多かった)
若いころはこういう役で女優やってるしかなかったんじゃないかな
中年以降になって山岡殿はやっとテレビドラマ「あしたからの恋」で自分の居場所を見つけたと ハナ肇さんが主役の頃、山田洋次監督の映画現場って凄く暗かったという話は聞いたな
なんか山田洋次監督が頭を抱えて下を向いて考え込んでばかりだったらしく・・・ そろそろ進藤英太郎の社長シリーズもDVD化してほしいです。 「いのちの朝」は、優れた演技と演出だけで映画が作れる、という見本のような映画。
結局、現在の多くの映画が荒唐無稽な設定やストーリーに走るのは、
ショボい演技と無能な演出をゴマかすためなのだろう。
この映画は、1960年ごろの平和な日本の日常を描いたもので、
悪人らしい悪人は一人もおらず、事件らしい事件は何も起こらない。
そういう静かな世界では、みんなが日常の細かな出来事に一喜一憂するようになる。
そういう細かい感情の流れを目に見えるようにしたのがこの映画。
小津安二郎の映画にも通じるが、小津ほど様式化されておらず、
そのぶん、役者の素の魅力が伝わってくる。
当時はこれが普通の映画だったわけだが、現在では誰もこのような映画を作れない。
また作れたとしても観客が理解できない。
当時の日本と、人も文化もつながっているはずなのに、とても大きな断絶を感じる。 好人物の夫婦(1956)を観ました〜
こうして
映像になったものを観ますと
志賀直哉の小説が
人工物そのものだ
ということがわかりますね
一種のファンタジーとも
思えてしまいます
"不倫"という抽象的な観念を
頭の中で操作するような
お話なのです
"現実"はむしろ
お隣の有島一郎夫婦でしょうね
それにしても
どこまでも愛らしい津島恵子
そして
おとなしい女中を演じても
肉体が際立ってしまう青山京子
月夜の浜辺の墨絵のような映像が
志賀直哉の小説そのもので
素晴らしかったです 三橋達也の「国際秘密警察シリーズ」を観てみようと思ってるけど、
とりあえず何作目がお薦めなんだろう?
全5作まとめて買えばいいんだろうけど、財布が寂しいもので…
なんとなく坪島孝のがユーモアもあって面白そうだが
福田純もけっこう好きなんで迷っちゃう 京マチ子は結局大映倒産まで在籍し続けたんだけどちょっともったいないというか大映に京マチ子を上手く活かせる作品が溝口逝去以降そんなに無かったのがなあ
吉村公三郎や市川崑もいるが現在でも知名度のある代表作というと小津の『浮草』や勅使河原宏の『他人の顔』になっちゃう
三隅研次や増村保造も積極的に起用するといわけではなし五社協定があるにしろ黒澤が使いたいと言ってたのだから使わせてあげればよかったのに 1960年代の東宝映画をいろいろ見てると若い頃の児玉清がよく出てくるけど
役者としてはなんかパッとしなかったんだな、と思う
悪いけど >>61
今の役者の50過ぎても若い風に見せなきゃいけないみたい風潮を見ると、昔のように老け役ちゃんと出来てた時代の方が痛々しさを感じなくてよかったかなと思う 大映の監督だと三隅研次、田中徳三が好きだったな
正直なところもっと評価されて良いと思う
溝口健二も好きだけど大映が育てた監督じゃないしな >>205
それだよね
映画界に限らず今は「若く見えること至上主義」みたいな世の中になってるが
その結果、餓鬼がそのまま大人になったような大人ばかりになってしまった
要するに幼稚ということ
そもそも20世紀終わりごろから女・子供が日本の文化を牛耳ってるからな
この流れがいつまで続くのだろうか
まあそれだけ日本が平和ということなのだろう 私の世代だと、平田明彦はTVドラマ「太陽にほえろ」の官僚気質丸出しの嫌味な署長
またそれが非常にハマリ役だったけど 松原智恵子の最高傑作は「おゆきさん」だろう
あの迫真の演技、役に対する壮絶な思い入れ・・・
言葉にならない 松原智恵子さんもくっさいおならとかしていたのだろうか? 笠智衆と三井弘次は松竹時代からの長い付き合いで仲も良かった
いっしょに釣りとか温泉旅行にも行っている >>214
それを言っちゃあ お終いよっ!(寅さん風に) 「二人の息子」
あの藤原釜足と望月優子の両親の二人の息子が
イケメンの宝田明と加山雄三ってジョークかよ、と思ったw
おまけに、もうひとり、娘が藤山陽子w
この夫婦で、どうやったらこの三人の顔になるんだよw 亡くなった時にテレビで大々的に取り上げられるにはやっぱり最期まで現役でないとダメだな
引退して数十年以上経ったり第一線を退いて久しかったりしてから亡くなったんじゃ地上波での追悼番組は無理か
高峰秀子の時なんかそう感じたよ >>217
原節子の時は何かやってなかったっけ?半世紀以上前に引退してたけど
山口淑子や京マチ子ではなかったように思うが >山口淑子や京マチ子
このあたりも大物なのに、
彼女らの全盛期のことを思うと、
訃報の際もサイレントな
世間一般でしたね。
映画女優としては
さほどでもなかった
樹木希林や森光子のほうが
死亡時、メディアも騒いでましたね。 内藤洋子・酒井和歌子に続く東宝女優として、高橋紀子がいるね。彼女も本当に可愛い。
なんで東宝は彼女を大々的に売り出さなかったのかな?まあ、優等生タイプの
内藤・酒井に対して、彼女は現場でブーたれそうな気がする…、って役柄で勝手に
想像してますね。スイマセン。あと、司葉子・白川由美に続く東宝お嬢様ラインとして、
沢井桂子がいたね。『お嫁においで』は彼女の代表作ですね。なにしろ、加山雄三の
恋人役ですから。 加山雄三は黒澤明監督の「赤ひげ」に出演してから俳優生活に本腰を入れ始めた
黒澤明監督、主演の三船敏郎から受けた影響が大きかった 考えてみると日本の映画監督で最初に国際映画祭で受賞したのは田坂具隆だな。
第二次大戦直前に「五人の斥候兵」がベネチアで受賞した。 「天国と地獄」で、竹内が犯行を完遂させた後に、新聞を買って部屋に戻って聴いてるラジオのアナウンサーがニュースを客観的に伝えた後に、「私はもし犯人がこの放送を聴いているのなら言いたい!…(中略)…今度は権藤さんがキミをあざ笑う番だ!」とかいきなり自分の意見を言い始めるのが違和感あるよな。昔のラジオアナウンサーってあんなのが通常だったのかな? 木下惠介氏も【今年の恋】のようなロマンチックコメディをもっと撮ってれば良かったのになあ >>180
クレジットに役名がないのでわかりにくかったが、小原昇だと思う。
クレジットで分かるのは「おかあさん」含めて3本。
「名探偵ヒロシ君」(1949 東宝 関川秀雄監督)と
「鞍馬天狗 大江戸異変」(1950 新東宝 並木鏡太郎監督)にも出演の記録が。
劇団こまどりに所属していたようだが、その後俳優生活は続けなかったのかも。 「お嫁においで」のヒロインは川崎駅近くの多摩川べりに住んでいる想定だが
ロケ地は何故か千住近くの荒川なんだよね
京成電車が鉄橋を走っているのが画面に見えるんだが並行して走っているはずの国鉄の鉄橋は無い
また荒川の対岸に小菅刑務所が見える
東宝の撮影所は多摩川近くの砧なのに何故こんな所で撮影したのかな 川崎敬三ってポテンシャルはあるはずなのに、
ざっくり分けると大泉晃系の俳優だよね
本人に深みがないのだろうかw >>224
それより、初めてこの映画見たとき緊張感の続くなか沢村いき雄で笑ったのを思い出す 佐分利信って「さわけ・としのぶ」と読むのかと思ってたw >>232
自分も長いこと、笠・智衆を笠智・衆だと思っていました。 >>232
私も
山茶花究をサザン・カキュウ
浜木綿子をハマキ・ワタコ
だと思っていました。 高峰秀子、芦川いづみなど、格下と結婚したほうが上手くいってるね
女優というのは勝気だから夫を尻に敷くほうが性に合ってるのだろう >>228
沢井桂子が朝の通勤で有楽町駅で下車し、
駅前の有楽町フードセンター界隈を歩いていて、
そこで加山雄三&内藤洋子の二人に会う。
で、そのまま歩いた先の、彼女の勤め先のホテルが
芝公園のプリンスホテル。(笑)
仕事が終わって同僚の松本めぐみと一緒に
ホテルから出た所が日比谷の映画街。(笑)
もう無茶苦茶ですわ。 >>217
月丘夢路の時も寂しい報道だったね
今の若い人は誰も知らないからなあ 大映は基本的には他社からの移籍組は絶対スタアにはしないってスタンスだったから1960年代以降タマ切れになって来たんだよな
東映はそこらへん全く違って他社からの外様も受け入れてスタアとして売っていった
そこが大きいよね
スタアなんて簡単に出てくるものじゃないから
長谷川一夫以外は、市川雷蔵、勝新太郎、京マチ子、若尾文子、山本富士子ら全て大映が育てた生え抜き俳優だった やっぱり今、大映映画をいろいろ見ると、
大映のプログラムピクチャーを担い、
大映の下のほうを支えていた三隅研次と
田中徳三はもっと評価されてほしい、と思う。 しかしネットのお陰でこんな簡単に昔の映画を観れる時代が来るとは 東宝の黒澤組と本多組が同時に撮影をしていて
撮影所の電力が足りなくなり、
黒澤組が「電気を譲れ!黒澤天皇だぞ!」と言ったら、
本多組が「こっちは特撮の神様だ!」と応じて、
本多組が電力を使ったという・・・
非常に有名な話がありますね。 石原裕次郎は「俳優は男子一生の仕事にあらず」とか嘯いてたが、酒の飲み過ぎのせいで30歳あたりでもう容姿が俳優業に耐えられなくなっていた
自分の「映画俳優」のイメージを保つために映画を撮る撮ると虚言を繰り返し、実際は歌とテレビドラマのご隠居仕事で食い繋いでいた
あっさり映画俳優に見切りをつけてテレビや舞台で活躍した浅丘ルリ子や高橋秀樹には落ちぶれ感がないのに、石原は身の処し方を誤った 木下恵介は同じ松竹の監督である渋谷実と仲が悪かった。
何故だろう?
小津安二郎の葬儀でもこの二人が喧嘩して大変だったらしい。 笹森礼子さんは、眼のメイクなどを見ると、
明らかに浅丘ルリ子を意識して
会社も売りだそうとしていると思うが、
役者のタイプとしては、
日活では芦川いづみさんの系譜だろうね。
スターらしさを排した落ち着いた演技だった。 叶順子が画面に出てくると、ああ、大映映画を観てるんだなあ、と思う 丹阿弥谷津子といえば「東京のえくぼ」。
主演の上原謙は相変わらずの大根芝居(黙っている分にはいいんだがw)。
脇を固めるのが、ロッパや金語楼、伴淳、清川虹子ら芸達者な喜劇人に、
高峰秀子、小林桂樹らもゲスト出演で、とにかく楽しい。
テンポも良く、ダレることなく非常に軽快で、小気味良い。
松林宗恵監督の映画は久しぶりに観たが、編集センスが素晴らしい。
また社長シリーズを観てみたくなった。 戦前の「純情二重奏」を見たけど、当時は四人コーラスの流しがあったことに驚いた。 >>253
「東京のえくぼ」は丹阿弥さん主演で楽しい作品だけど、凄さを感じるのは同じ
上原さんとの共演作、成瀬巳喜男監督「妻」(1953)かな。
妻の高峰三枝子さんに飽いた上原さんをニコニコ微笑みながらジワジワと不倫に
導いて行くシンママぶりに底知れない怖さを感じたよ。