>>169
本多と言う映画作家が、黒澤の右に並ぶ作家としての技量をを持ちながら
長い兵役のため東宝に帰る場所を失い、ようやく怪獣、空想科学映画に居場所を確保し
そのジャンルを完成しながら自身の作家性を貫き、子供向けのようでありながらも
固定されたジャンルの中でよくよく見れば優れた映画作品を次々と生み出した
70年代に入り、本多が引いた後このジャンルを引き継いだ者たちにとって
上っ面を真似て同じような映画を作るのが仕事だったとしても
それでも滲み出てくる作家性も才能も無かったから微妙ではなく衰退した
本多に才能があったからこのジャンルが生まれたのだと言い換えた方が簡単か