ボースンはその後何回も昇進試験を受けたが受からず、部長刑事のままで警部補にもなれずに定年退職した後、ナショナルシューズの守衛に就職して第二の人生を歩んだ。

一方、戸倉警部は警視に昇進し、神奈川県警管内のイナカの警察署の署長となり、退職後はナショナルシューズの取締役に天下りした。

権藤さんは小さな靴会社を立ち上げたがナショナルシューズの妨害で倒産した。
その後は横浜港で荷下ろしの力仕事に従事する権藤んさんが見かけられた。
(天国と地獄、後日談)