□ 天国と地獄 ■ 3
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>>42
ソースが無いからここでやりあってんのよw >>37
すごいなあ!竹内側から見た権藤を正面から見るショットで、金網が右の方に行くにしたがって、うすく溶け込むように見えなくなっているのが今まで不自然に感じていたのだが、そういう写り方をする可能性もあることがよくわかった。(37さんの2枚目の写真で) >>42
三船の方が鏡像であるという「正解(?)」のどこが腑に落ちないのですか?
辻褄の合わない点とかあります? 三船が鏡像であった場合だと
どのように見えるはずだと思っているの? 黒澤監督が、そんな細工をあのシーンでするかな?
両方からカメラを据えて、普通に撮影したと考えた方が
無理がないように思う。
素人細工は危ないw 普通に見えないから、どんな細工をしているのかなあ
という話じゃなかったの? 山崎の側から三船を撮ったと考えた場合、
画面の左の方で三船の背景が消えている理由が説明できますか? >>50
ネガ反転説だとして…
三船の後ろの背景(ウロコ模様の壁)に強いライト(三船に当てる面光源ライトと兼用?
三船の眼への映り込みを見るとスポットライトではない)が当たっているので、それがガラスに
反射して(白く映り込んで)三船の背景が消えているように見えるのだと思います。
網の針金やプラ製と思われる「通話口」も白くぶっ飛んでいますね。 (追記)
あっ「山崎の側から三船を撮ったと考えた場合」だったね。
スマン、勘違いしていた。
51で書いたたのは反転説の場合ね。
>画面の左の方で三船の背景が消えている理由
(山崎の側から三船を撮ったと考えた場合)
左側の背景にはライトが当たっていないからです。 「天国と地獄」がなかったら「太陽にほえろ!」みたいなドラマは出来なかったというのは
本当でしょうか? テレビの刑事ものに影響を与えたかどうかはわかりませんが、
他の映画には影響を与えているでしょう。
まあ、評判の良かった映画を部分的に真似るのはよくあることでしょう。
時代劇は、黒澤時代劇の影響を受けた(似たような設定の)作品があると思います。
若い侍たちが義憤にかられて実は悪い奴の家老などに働きかけてしまったり(「斬る」);
ヤクザの仲間割れを誘ったり、(「座頭市」など)と。
刑事ものはどうですかね?
刑事たちが捜査会議を「重要なシーン」として描く、というのは他の作品にもありますね。
「飢餓海峡」や「砂の器」など。
テレビでは、45分くらいでまとめないといけないので、捜査会議を長い時間かけて描くことは
できなかったでしょう。銃撃戦のほうが視聴率にとっては重要ですからね。 写真を貼り忘れ
「これでおれも刑事として出世できるぜ」
「いいきなもんだ、いっちょ盛大に叩くか」
https://i.imgur.com/cbPXwyP.jpg >>57
読んでるこっちが恥ずかしくなる「反転が〜ガラスに映って〜」話よりはマシだろうw
竹内みたいなことするなよ 権藤氏も、他の重役たちも皆戦争にっていたのでしょうか?
戸倉警部は、終戦時にはまだ子供でしょうけど。
竹内の父親は戦争でなくなっていたかもしれません。
https://i.imgur.com/GLds0Ey.jpg
リアル竹内はいけませんよ。 アメ車(キャデラック?)は当時警部クラスの公用車だったのでしょうか?。それとも権藤邸への礼儀で県警本部長クラスの車を調達したのでしょうか。 >>61
あのクルマはクライスラーの「ダッジ・ダート」です。
伊勢佐木町の捜査シーンで戸倉警部の乗る指揮車両も同じです。
当時、実際の神奈川県警で外車の捜査車両はあったのかは謎ですね。
映画上では外国文化のある「横浜」をイメージして戸倉警部の専用車は外車にしたのかもね?
外車輸入代理店とのタイアップかと思ったけど、この型式は1961年が最終年式なので違うと
思います。
ちなみに酒匂川の河川敷にやって来るクルマはドイツ車の「オペル」です。 捜査車両にアレは、ちょっと目立つのではないか?と思いますが。
映画的には見栄えはするでしょうけど。 >>63
いや、犯人に「外車=警察ではない」と思わせる作戦だったかもよ? >>62
クライスラーとオペルですかー。詳しくありがとうございます。時代や背景(株主や銀行幹部のフリをする)の考証なども楽しそうですね。 >>60
田崎潤か ちょっとわからんかった
しかし 権藤邸を見張っていたような竹内が、犯行の後にはちょっと油断しすぎのような
まあ 素人の犯罪者は あの程度かもしれんが
絶対にバレないという自信過剰だったな
権藤さんが仕込んだカプセルが命とり >>66
竹内は最初から油断し過ぎでしょう。
電話で、
(権藤)そこから見えるのか?
(竹内)よく見えるさ。どっからだって見えるよ、丘の上にお高く構えやがって!
と、自ら「見える位置にいますよ」と答えてしまっているw
竹内は「権藤氏は警察に通報していない」と本気で信用していたのかもね? ボースン、あんた明日、あの子を連れて湘南方面をドライブしてくれ。 >>66
チャーシューメンでちゃっちゃっちゃっ!! ボースンはその後何回も昇進試験を受けたが受からず、部長刑事のままで警部補にもなれずに定年退職した後、ナショナルシューズの守衛に就職して第二の人生を歩んだ。
一方、戸倉警部は警視に昇進し、神奈川県警管内のイナカの警察署の署長となり、退職後はナショナルシューズの取締役に天下りした。
権藤さんは小さな靴会社を立ち上げたがナショナルシューズの妨害で倒産した。
その後は横浜港で荷下ろしの力仕事に従事する権藤んさんが見かけられた。
(天国と地獄、後日談) おぎやはぎの愛車遍歴でゴジラに出た後の宝田明さんが20頃キャデラック買ったと語ってましたね。多分県警で唯一位の上級車両ではないと。 神奈川県警の捜査車両が外車というのは謎ですね。
TVの刑事ドラマ「西部警察」の小暮課長の専用車が日産ガゼールのオープンカー(市販されていない改造車)
だったのと同じで、戸倉警部がキャリア組であるイメージ作りのために専用車を外車にしたのかもね?
あと、階級は上なんだけど戸倉警部が年上のボースンに対して「あんた」と呼ぶのは嫌な感じがする。 >>74
キャリア組がなんで県警の現場にいるのですか? >>75
映画だからw
「相棒」の杉下右京(水谷豊)も東大法学部卒で国家公務員試験一種に合格し入庁した
キャリア組の警部だよ。 戸倉警部がキャリヤ組だと思わせるセリフか描写がどこかにあったの?
ノン・キャリヤの優秀な叩き上げのような気がするけど… >>77
おぎやはぎ引き合いに出した者ですがボースンへの悪気かは無いけど上から目線の言葉遣いから漠然と出世株の人だとは感じましたよ。 東大卒でも交番巡査をやる人間もいる。もっともそれは警視庁管内での話。
昇任試験はスイスイ突破するし、年齢制限未満に国家試験にパスするし、
まあ要するに青春のお遊びですよ。周りも承知で腫物扱いだ。
頭に来たら、司法試験受けて検事になってやり返えされるかもしれないw。
当時パンフでは、監督の戸倉への役設定は母一人子一人で育ち、奨学金で神奈川大学を優秀な成績で卒業して、荒野の決闘のヘンリーフォンダ風の立ち居芝居にこだわる
勿体ぶった県警警部だった。
この映画では三船の権藤にはとうてい敵わない。 歩き回りはヘンリーフォンダだね。
頭髪のテカリ具合もそう。
あの頃、神大では成績優秀者は大学4年間奨学金でおkというのがあったわ。 戸倉警部は、キャリア組ではないような感じですね。
あれだけの捜査指揮能力のある人間は、最初から警部になったような人とは考えにくい。
藤田進は、キャリアでしょうけどw
https://i.imgur.com/e81EFaN.jpg
私の街の警察署長は、キャリア組で、採用されて早い時期に警察署の署長となって
赴任したそうです。(本人談)その後、本庁に戻られました。 「天国と地獄」
映画館で観客の笑い声が聞こえたシーン
「おい、河西!警察に電話だ!」
「田口君の顔はおっかな過ぎる。坊っちゃんに虫でも起こされると事だからな」
「慰安旅行じゃないんだぜ」
「まあまあ田口君」
「ガタゴトン、ガタゴトン、ガタゴトン」「どうもありがとう」「はい!」
「僕、あそこでオシッコしたよ」
「ボースンのその顔は整形手術でもしなくちゃね」
「ブリキは燃えねぇってんだよ!」
「あいにく花を買いに行くような面は一人もいません」
「母の日かなぁ今日は?」 「天国と地獄」
映画館で観客の泣き声が聞こえたシーン。
水戸の御老公が靴職人や借金取りに落ちぶれていたのにはみんな泣いていた(*;゚;艸;゚;) >>85
本当かよw
でも、20年位前のリバイバル上映の時には、東野英治郎や名古屋章などテレビでよく見る人が登場するシーンでは
「あっ、水戸黄門だ!」「あっ、スクール☆ウォーズの校長だ!」的な観客のクスクス笑いは確かにありましたね。
あと、江木俊夫で「フォーリーブスの人だ!」みたいなw >>86
記者会見のシーンで台詞もない記者に、その後のそれなり大物の多いこと
本当にクソ贅沢な映画だわッ! >>86
テレビ番組や映画などの娯楽に対する意識が今とはちょっと違ってたこともあるかも。
朝ドラとか本当の家族だと思ってたりw >>89
ドラマと現実が一緒になってしまい、街で偶然出会った悪役の女優に罵声を浴びせるとかねw >>89
こち亀で、吹き替えアメドラマの俳優来日で日本語喋れないの驚いた人が多かった、とかの昔あるある話だが語られてましたね。 おばあさんが吹き替えの映画を観て「この外人さんは日本語が上手いねぇ」ってやつなw >>90
今でも、テレビに出ている人(「芸人」など)の演技をそのまま、その人の
こととして信じていたり、逆に、「ああ見えるけど、ほんとうはXXだ!」というネットの
情報を鵜呑みにしている若い人も多いでしょうw
https://i.imgur.com/HhELMKv.jpg ウルトラセブンの森次晃嗣も言ってたな。悪役をやったあとにいつもの飲み屋に行ったら
親父さんがよそよそしい態度に変わってたってw そういうのを昔は「悪役冥利に尽きる」とか言ったもんだけどな ガッツさんの、ブタがこんなに賢いとは知りませんでした!と言うタケシだかのネタも面白かった。ネットが登場するまでマスゴミは世論コントロールし放題だったのかも。 連投失礼します。
映画製作当時のベンツとキャデラックの価格比較をしたかったんだけど分からず。
でもヤナセの歴史は世情も分かり面白かったのでご参考に。当時は今のキャデラックの零落振りは想像もつかなっただろうけど権藤邸のベンツも県警エリートのキャデラックの価格差の有無を知りたかったのですが。https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/554122.html >>98
戸倉警部の専用車はクライスラーですよ。
劇中で登場するゼネラルモーターズ製(キャデラックを作っている会社)の車は
病院の正面玄関シーンと伊勢佐木町シーンで登場する「シボレー・ベルエア」
だけです。 映画に登場するロケ地は、アレな地域が(元々がアレだった地域が)が多すぎ。
黒澤監督は意図的にロケ地を選んだのだろうか? >>102
売春や薬物密売を社会学的にも研究したのでしょう。竹内くんは医学生にしてあのボロアパートは当時普通だったのか、集団不適応で寮は避けたのか。いずれにしても勉強にだけは口煩く、決して息子を褒める事のない父親像が浮かぶ。 >>102
確かにそう思う。
竹内のアパートがある「浅間町」も大昔は◯◯地区があったらしいよね。
数十年前まで町内に隣保館もあったしな。
>>103
いや、>>102は売春や薬物密売の地域とは別の地域のことを言っていると思う。
多分こっちの地域じゃないのか?
https://同和地区.com/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C
ロケ地がかなり含まれているわ。 (追記)
スマン!
リンク先を上手く貼れなかったわ。
コピペしてください。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:68f2ed3dc652fce4c9169aaf2a727f10) 仁義なき戦いのポン中の山崎努
竹内を思い浮かべますね。
https://i.imgur.com/bQf4Asp.jpg
竹内の父親は、事件当時はなくなっていたような気がする。
それゆえ貧しい生活だったのかもしれません。
現在も存在する場所について、あまりへんな話を書き込むのは
どうかと思いますが。とくに、104にあるサイトは、かなり反社会的な
ものとして眉をひそめられているものです。
たまに、このような話題がふられますが、こだまの話のほうが無難かと。 荻窪東宝、タイトル文字「天国と地獄」の予告編と本編と原書の3つ掲げて
同じ書が「カメラで撮影した時の歪み、つぶれ、文字の間隔を調整するなど、
何らかの理由で違いが出てしまっているのだと思います」と書いてるけど
どう見ても3つとも違う書だよなあ 高度成長期の 1960年代に、あんな阿片窟みたいな場所があったなんて… 1960年代の日本は怖い所がまだたくさんあったのよ >>113
あ、やっぱりね。
終戦直後ならともかく、高度成長期に入る60年代に、あんな麻薬患者の巣窟みたいな場所があるわけないよな。
しかも関東圏だし。
もしあったら、警察が黙ってないもんな。 >>114
俺もあんな場所は存在しないと思っていたよ。
実在する地名だから今だったら大問題になると思う。 >>116
前にも書きましたが山手でご両親が洋服店を営なむ家の先輩が、横浜市の某所を「貧民窟」とは言ってた。
初めて聞いた生の貧民窟という言葉に驚いたでござる。 >>117
その某所って、戸倉警部とボースンの2人が車で坂道を下るシーンの近くですよね? >>120
やはりN地区でしたか。
>>104氏が言った通りですなぁ(;´∀`) (追記)
やはり、黒澤監督はそこまでロケ地にこだわったのかね? 前スレを読んでいないのですが…。
この映画のタイトル「天国と地獄」の意味を教えて下さい。
この映画で何が(何処が)天国で何が(何処が)地獄を意味するのですか? >>123
・権藤邸(横浜市西区浅間台)→天国
・竹内のアパート(横浜市西区浅間町)→地獄
現在は1963年の映画公開当時ほどの貧富の差はないけど、今でも浅間町在住のお年寄りは
浅間台付近に住む人達を「分譲地に住んでいる人達」と言い「浅間台=富裕層居住地区」の
感覚のようです。
また、浅間台の「権藤邸セット」付近に黒澤監督の自宅が一時期あったらしいです。 >>125
脅す方と嘲笑される方。高学歴だけど自尊心を持てない若者、ガキの頃から皮革細工をしていた階級。入れ替わりや対比も含んで天国と地獄なのでは。 >>126
色々な意味を含んでの「天国と地獄」なんだよね。 黒澤プロにとっても映画がヒットして儲かれば天国、赤字なら地獄。 叩き上げだと言う権藤自身も皮革関係で「出身」を匂わせる
グリコ森永事件の子供の声の脅迫音声テープは徹底的に分析され
録音場所まで特定された
「皮革用」の特殊ミシンの稼働音が混じっていたのだ
犯人がワザと入れたとも見られている
あの脅迫音声テープ読み上げさせられた子供も今はオッサン
何処かで生きてるんだろーなー 原作が靴メーカーなわけだが。
深読みし過ぎると迷路から出られなくなるぜ。 原作の設定はアメリカの靴メーカーなんだよね。
しかし、黒澤監督は日本の皮革産業の諸事情を知った上での表現をしていると思う。 >>128
うまい!w
それに引き換え、ゲスな書き込みがおおいね。
自分の内側のどろどろとしたものを出しながら自己紹介されても、ちょっとね
なんどもでてくるね >>118
ストリートビューで見てみたけどお店が見当たらなかった 靴の小売チェーン店だよね?
だとしたら数年前に民事再生して名称変更したよ。 天才アラーキーのお父さんが三ノ輪の下駄職で刺青入りだったね。上野高校→国立千葉大写真印刷工学と好きな道に進んだ。何があったんだ竹内くんには。 竹内は、医大生でありながら、捕まれば死刑覚悟の悪行に手を染めるって、なにがあったんやろか? 単に大金が欲しかったのと、大金持に対する歪んだ劣等感から。
完全犯罪を犯すことへのスリルが快感だったのかも。
黒澤監督は、ドストエフスキーの熱心な読書だったらしいが、竹内の性格と行動原理は「罪と罰」のラスコルニコフに通じるものがある。 竹内だって今は安アパートに住んでるけど、将来は医者として権藤邸に負けないくらいの豪邸に住む事も夢ではないのに、何故に劣等感を抱くのだろう?
むしろ逆に、権藤のような靴屋風情よりは、俺のほうが頭脳の優れたインテリなんだ、という優越感を覚えてもいいのに…。
その辺りを黒澤監督に小一時間問い詰めたい。 竹内、権藤さんに優越感(というか自分に自信)を持っているでしょう。
しかし、将来をみこして、自分が努力して不自由ない生活を送れるように
なる、というこが考えられない。被害者意識に凝り固まって、さらに、
他人を蔑まないと自分の自信が保てないという人種ですね。
そのような人物がいることは、ネットの掲示板を見てもあきらかw
黒澤明は、ドストエフスキーほど頭が良くないので、その存在の形のみを
参考にしたでしょうけど、深い意味はもたせていませんね。竹内に。
逆にそれができる監督なら、あれほど時代の波に乗れなかった。
「どですか」で波から落ちましたが。
https://i.imgur.com/X0YtLhN.jpg ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています