【大物なのに】 木下恵介 【スレ立たない】 [無断転載禁止]©2ch.net
「この天の虹」を見た。60年前のオレの家が映ってた。
ボロ家だった。 >>10
あの映画は大変な問題作だと思うけど、公開当時の評価はどうだったんだろうねえ。
木下シンパである大島渚は、あの作品についてはスルーしてるな。 昔のスレはホモネタで埋めつくされてぶっ壊されたな。 わがボロ家に少しホロッ。街は製鉄が無くなり人口急減、こんなに
賑わってたのかと驚き。結局条件のいいとこへ嫁ぐのかのリアルな結末は
今風で逆に評価上がるのでは。木下パワーはやはりすごい >>8
吉田輝雄と田村正和の共演! それは観なくては。 「惜春鳥」なのかな、本編の監督としては
苦しくなったというか、下降線に入った作品というと 「衝動殺人 息子よ」
もうタイトルからしてムンムン匂ってるw 「衝動殺人 息子よ」は公開当時
「いい年こいた親父と息子が仲良すぎて気持ち悪い」という批評があったな。 >>26
父親と息子って仲が悪い方が普通だもんな。 しかし、「被害者の人権」という概念を初めて作り上げた作品としては貴重だ。
それまでは、誰もそういう発想すら持っていなかった。 ☆ みな様、衆議院と参議院のそれぞれで、改憲議員が3分の2を超えました。☆
総務省の、『憲法改正国民投票法』、でググって見てください。日本国憲法改正の
国民投票実施のためにまず、『国会の発議』、を速やかに行いましょう。お願い致します。☆ 「お嬢さん乾杯」が、今神保町シアターで放映されている。木下恵介は原節子とはこれだけだったが、ラブコメで好きな芸能人が多い。しらく、愛川欽也ら。原節子がフリーなら、もっとやれたが。 >改憲議員が3分の2を超えました
改憲したくない公明党が足を引っ張りまくって一筋縄ではいかないよ 松山善三が死んだ。
木下の弟子筋に当たる人でまだ現役なのは、山田太一だけかな。 どうしようもない俳優だった菅原文太を
最初にちょびっと覚醒させたのは、この人 >息子の中井貴一はお気に入り?
中井はどうかわからんが、佐藤浩市を前にすればヨダレをたらしただろう >>37
好みは、エグザイルの若手たちじゃないの?
木下がいま生きてたら、奴らが川崎の工場で働く底辺労務者役の格差社会批判映画とか撮りそうだ。 『カルメン純情す』観た。
何でも安くと言えば人民は飛びつく、に吹いた。 昭和30年代半ば頃、松竹の入社試験をトップで合格してた人が、
全学連だか共産党員だかが理由で内定取り消されたことを
新聞に投書して怒ってたそうだね。 >>42
意味ワカランよなァ。木下恵介のスレッドで、そういう事を言い出す者がいるとは。
反戦映画「二十四の瞳」の原作者は、共産党員だった人だよ。
群像劇だった「女の園」のヒロインたちの中のひとり(山本和子)は、共産党下部組織の民主青年同盟のメンバーである事が暗示されていて、
物語の中心にいる久我美子とは途中で何度か反目しあう事もあるが、クライマックスでは二人は目を合わせて微笑みあう。
木下自身は共産党員ではなかったが、共産党の活動に対してある程度は理解をもっていた事は明らかじゃないか。 ちなみに、木下の愛弟子だった松山善三は、
共産党の息のかかった市民団体がスポンサーになっている映画を何本も撮った。
代表作である「典子は、いま」もそうだったし。 あの時代の共産主義はイコール反戦だからしょうがないよ。
今のブサヨとは違うだろう。 共産主義者は日米を戦わせて漁夫の利を得ようとして成功した。
南進を煽ったのは体制にもぐり込んだ共産主義者のスパイ。 >>45
おまえ、そういう書き込みをする事で「俺は木下恵介を擁護しているんだ」というつもりになってんの?
木下は、おまえと戦ってたんだよ。
>>46
とっとと死ねよ、精神異常者が。 >>5ですけど、正確にはApple StoreじゃなくてApple TVでした >>43>>45
六全協までの日本共産党が武力闘争路線だったことを知らないゆとりか。
つーか共産党は所感派と国際派の内部抗争が激しかったから、
木下は共産党というよりもおそらく国際派とつながってたんだろ。 松竹では小津安二郎は巨匠、木下は名匠といわれていたらしい。国内では黒澤と同等扱いされているのに、海外ではあまり聞かれないのは不思議なんだが。何が駄目なんだろう。 木下の『死闘の伝説』をヒントに
ペキンパーは『わらの犬』撮ったって勝手に俺は思ってる >>43
二十四の瞳の原作者の壺井栄の夫の繁治は党員だが、栄はシンパであっても党員ではないと思う。作品は反戦文学だが。 >>49
共産党の歴史になんか別に何の興味も持たないままでいいから、>>45と勝手に乳繰り合ってろ。
>>53
どうだろう。
原作はモロに共産党色がムキ出しだし、壺井栄の小説は他に「母のない子と子のない母と」「若い娘たち」を読んだけど、
どちらもプロレタリア文学としか言えないモノだよ。
まあ、正式に党員だとは一度も公表してなかったみたいだけど。 >>36 文太で思い出したんだけど。
吉田輝雄は石井輝男があまりにも有名だけど、松竹で小津作品に出てるし、
木下にも気に入られてたんだよね。 お嬢さん乾杯みたいな気軽なのはいいよ
破れ太鼓も好きだな
渋谷の本日休診とか久松の警察日記も似たようなもんだ >>51
ペキンパーは黒澤のことは尊敬してたけど
木下のことは映画はおろか存在すら知らないだろう 木下恵介は同じく松竹の監督である渋谷実と仲が悪かった。なぜだろう?
小津安二郎の葬儀でも、大変だったらしい。 >>58
黒澤は山本薩夫の事が嫌いで、山本の告別式には一応は参列したらしいけど、
読経の最中にブツブツと山本の陰口を言い出して、周囲の者にたしなめられたら逆切れして退席したらしい。 >>58
小津の争議の席で、木下と渋谷の間に何があったの? >>60
序列は木下が上だが、水と油だった。小津の葬儀では関係者が気を揉み、2人の間に「君の名は」の監督大庭秀雄を入れてことなきをえたと。木下は木下組の俳優を、渋谷組に出ることを拒否した。 小豆島の二十四の瞳映画村行ってきたよ
1988年版の二十四の瞳のセットらしいけど、村内に分教場?があって木下作品の解説パネルが並んでた
あとは二十四の瞳だけを上映するミニシアターもあったな
http://i.imgur.com/bQuVGZe.jpg
http://i.imgur.com/6yBBOmZ.jpg
http://i.imgur.com/kwJ3S5z.jpg >>57
横レスだけど、たぶん、石井輝男も知らないだろうな…>ペキンパー >>61
俺、生前の大庭監督と何度かお話した事あったけど、本当に温厚な人だった。
しかし、だから、弟子だった大島渚にもちっとも慕われなかったんだろうな。
作品を見ても、木下や渋谷のような毒気がまったくない。 木下にしろ黒澤にしろ
今生きてたら右傾化した今の社会についてどう思うだろう?
左翼が自壊して低俗なネトウヨがのさばってる現状をどう感じるか興味深い 木下は時代が保守化した80年代のインタビューですでに不快感を
吐露してたよ。
黒澤は右的な部分もあるからわからん。 大島は今となっては最高につまらんし別に好きな人はいいけど
木下や渋谷の方がよほどまともで普通なのだが
どういう訳かツマラン映画にされてる 保守化ならまだいいんだが
今はそれですらない
きわめて愚劣な状況 木下は「カルメン純情す」で何でも原爆のせいにする原爆婆さんも軍国主義の女政治家も進歩派が女にだらしないこともひっくるめて全部バカにしてたから
今の時代にいたら反原発も女性進出を盾に軍国主義を進める女保守政治家も下半身にだらしないリベラルもバカにした映画を撮ってるだろう
最後はデコに戦争反対言わせて一応反戦映画の体裁をとってるけどね 「二十四の瞳」そのうちと録画してたらHDDが壊れた。
見逃して惜しかったかな?そんな事ないかな? 「二十四の瞳」ぐらい有名な映画なら今後も色んな手段で見れるだろ 木下を全くダメとは思わないが笛吹川のセンスの悪さ
白黒に色塗ってもいいけど、色のセンスがすごい
色がついてなきゃまともなのにな 二十四の瞳の中でプロの子役だったのは尾津豊子と次郎物語に出た渡辺兄弟だけ?
尾津は松島トモ子の映画にちょっと出てたみたいだけど
http://eiga.com/person/172804/movie/ 「香華」ってお釜受けするよね。木下恵介アワーとか、あの頃の婆さん
視聴者もみんな24の瞳は見てるんだよね。 >>73
小ツル役の姉さんの方が当時のCMタレントや児童向け映画に出演していたらしい。
木下は役者の好き嫌いが激しいようだけど、歯医者の川喜多雄二や伊沢一郎を使って
ないよな。きらいだったんだろうな。 僕はこの映画を見て、思ったことがあるんです。それはね、英国人と日本人、よく似ているいうことがわかったの。英国はアメリカと違って、木下恵介、山田洋次なの。
つまり『二十四の瞳』や『寅さん』みたいなセンチメンタルが入ってるの。アメリカには絶対ない感覚。英国には、とにかく頑張ってやれよ、なんていうのがある。甘いけど、そうかぁ、と思ったね。
英国人はどこか日本人と似てますよ。ハートウォーミング、歯をくいしばる、ひたむき。心のね、センチメンタル。『ブラス!』の、最後に成功、優勝するところ、英国はこんな感覚を持っていたかと、この映画の心がわかった気がしました。
僕は英国映画、ヒッチコックばかり見てたの。違うんだ、こっち、『ブラス!』の涙もろさのほうに英国がある。これは一つの発見でした >>77
へえ…『寅さん』ってイギリス映画風なんだ。。。
『がんばれベアーズ』もアメリカ映画だけど、イギリス映画風みたいなもんかな。
木下恵介と全然関係なくてすいません。 いろいろとコメディーの人いましたけど、バスター・キートンは絶対笑わないコメディアン、
これがまたおもしろいんですね。ストーンフェイス、そういうんですね。
ロイドいかにも明るい,チャップリンペイソス、デブくんいうのはもうドタバタ喜劇、その中でキートンは笑わない
バスター・キートン言いますと、どっちか言うとフランス映画的なんですねえ、もうそのペイソスが >>70
字幕が気にならなければyoukuで見られるよ。ダウンロードおk。 木下恵介の「風花」を観た。岸恵子、久我美子、有馬稲子のにんじんくらぶの3人がでていたが、いまいちだった。長野県の1959年の農村。風花の意味は分かった。これは冬の季語だね。俳句の。 「女」を初めて見た。
木下は脚本を練らない習慣だったらしいが、そのデメリットが如実に出ている。
腐れ縁の男と別れられない女の性を描いていたはずなのに、クライマックスになって方向性が一変して、
悪人男に付きまとわれる女の恐怖を描くサイコ・ホラーになってしまってる。
個々の場面の演出には力が入っていて、その演出力のゴリ押しには最後まで圧倒させられるが、
見終わってみると、
「で、結局は何が描きたかったの?」
という疑問だけが残る。
それにしても、クライマックスのスケールと迫力は凄い。
昭和23年の時点で、何でアレほどまでの壮大な大火災場面と群集大パニックが撮影できたんだろう。
逃げ惑う大群衆の描写は、昭和29年の「ゴジラ」よりも派手だし、迫力がある。
実際に熱海の繁華街で人為的に火事を起こして撮影敢行したようにしか見えないのも、目を見張った。
どうやって撮影したのか、本当にわからない。 >>84
自分は、地味ィな石井輝男『黄色地帯イエローライン』みたいな話に感じました。。。>女
たしかにラストの熱海の所は迫力ありますけど。。。
ドメスティック・バイオレンスを描いた先駆け的な存在かも。 キノケイがハートウォーミングというのは誤解と思うけどね。
二十四の瞳やの野菊の墓の印象が強すぎるんだろなあ。 加藤剛とかも。
恵介アワー先に見てるとみんな映画よりもテレビドラマ俳優のイメージなんだよなあ。 「日本メジャー映画初のゲイ・フィルム」と言われる木下恵介監督作品『惜春鳥』観ました。正直、「登場人物の一人がなんとなくゲイっぽい」という程度なのかと思っていたら、もう、と〜んでもないっ 三島:チャップリンでは「殺人狂時代」が好きだ。「ライムライト」は大嫌い。
荻:三島さんはやはり濡れたのが嫌いなんだ。
三島:大嫌い。
荻:「しのび泣き」(ジャン・ドラノワ)なんてのは濡れたところと乾いたところの境目みたいなものだけれども。
三島:ああいうものは許容できる。ガイガー検査器をあてると、許容量のリミットだね。
荻:映画というものがすぐセンチメンタルに湿ってくるということ、これも考えなければならない問題でね。
三島:「二十四の瞳」は困った映画ですね。木下恵介さんのああいう傾向は買えないな。
荻:あの人は一歩退いて自分をいじめることができる作家だ。乾かすこともできる。湿らすことも……。
三島:だけど日本人の平均的感受性に訴えて、その上で高いテーマを盛ろうというのは、芸術ではなくて政治だよ。
荻:しかし映画はそのポリシーが……。
三島:あるのだね。(中略)国民の平均的感受性に訴えるという、そういうものは信じない。進歩派が
「二十四の瞳」を買うのはただ政治ですよ。
三島由紀夫
荻昌弘との対談「映画・芸術の周辺」より 木下恵介の脚本は必要最低限の台詞だけで情景描写などは記されていないから
脚本を読んだだけではおもしろくないと久我美子だかが言っていたね。
吉田喜重もシナリオ書きだけはまったく参考にならなかったと >>92
石井輝男のラインシリーズもピンポイントで「センチメンタルに湿ってくる」所があるん
だけど、三島先生的にはどうなんだろう。許容範囲なんだろうか。
政治的・思想的には石井輝男って木下恵介よりもずっと三島に近い存在なんだけど、
石井輝男の視点は三島より庶民的(あるいは通俗的)なんだよね。 >>93
木下先生のは口述筆記なんですよね
映画界のモーツァルトという評もあって
先生の頭の中ではもうすべての情景がイメージとして完成していた ほとんどの作品で、主人公に確固たる信念がないというのも特徴的ですね。
世の中に振り回される、お人好しで卑小な小市民がほとんど。
ヒロイズム皆無というのもある意味スゴイかも。
あと、登場人物がやたら泣きまくりますけど、ウエットというのとは
ちょっと違う気がするのですけど、どうでしょう?
「日本の悲劇」は桂木洋子対高杉早苗がひどくキョーレツで、 しばしば主役が望月優子であったことを忘れます。(ワラ
ああいうスサマジク嫌なタイプの女は、凡庸な男性監督が撮ると、
表面的で見下した感じになったり、妙にお色気むんむんになったりするのに、
木下恵介が撮る嫌な女は、とことんリアルで、 ウワー嫌な女だけでは済まされない奥の深さを感じます >>84
女、自分も見たけどつまらなかった。
結局名が残ってる映画が面白いのかな。 『破れ太鼓』観たけど、バンツマの顔芸とか東山千栄子の
モダンな画家が面白かった。
それにしてもウンコとカレーが出てくるとは・・・ 澁谷實は戦前、小津に次ぐ松竹の大御所で、新米の木下をさんざイビりまくった因縁があるんじゃなかった?
戦後は立場が逆転してさらに不仲に拍車がかかったという…
木下作品によく出てくる権威主義でわからず屋の頑固爺は、澁谷を筆頭とする気に食わない松竹の幹部連中達が念頭にあったのかも? >>99
「女の園」「日本の悲劇」「永遠の人」「死闘の伝説」などの、日本のダークサイドを描いた木下作品は一般には忘れ去られているが、
しかし傑作だと思う。
木下=お涙ちょうだい系 というイメージが浸透してしまっていて、これらの作品は映画ファンでないと食指を動かさない。
TVでも放映されないし。 >>102
ぼぼ同感だが「死闘の伝説」をその3本と同列に置くのは違和感あるな。
クライマックスの銃撃戦は、ちょっとやり過ぎだと思う。
あれで作品の質をかなり落としてしまっている。 >>103
「女」の大火災シーン、「笛吹川」の全軍玉砕潰滅シーンなど、木下は波乱のスペクタクル場面では演出のエグさが容赦ない。
「日本沈没」を撮っていたら傑作になっていたかも。 津川雅彦が日活から松竹に移籍して初作品が『惜春鳥』
だけどヒットしなくて、大船撮影所に衝撃が走ったそうだ 「女の園」撮影中のデコに「ありがとね。いままで私が此処までこれたのも
デコちゃんのおかげよ」
「花咲く港」から、ずいぶんと経ったけど「24の瞳」で一気に上り詰めた感があるもんね 死闘の伝説が好き
加藤嘉と加賀まりこと音楽カコイイ ↑東映移籍前でくすぶってた文太がホントにイヤな感じで怖かったわ >>102
暗いのも日本的な暗さなんだよな
その路線の作品をすすめても「やっぱ日本的なジメジメした監督なんだ」って突っ返されちゃうし
「風前の灯」みたいな毒舌家、皮肉屋の本性を活かしたブラックコメディをもっと撮って欲しかったな
ブラックコメディ作品をもっと撮っていたら喜八や森田経由で再評価も早まったのになあ