>>563
いや、違う。
あれは元々は石森史郎のオリジナル企画。
石森史郎は当時、『銀河鉄道999』の脚本が高い評価を受けて東映に信頼されていた。
で、菅原文太主演で企画スタートしたら、その文太が「ボクシングの物語だったら寺山に監督してもらおう」と言い出した。
寺山は最初は断ったんだけど、文太と、プロデューサーの俊藤浩滋が熱心に口説くんで引き受けた。
文太は、無名時代に一時期、劇団四季に所属していて、当時から寺山とは面識があった。
また、俊藤は、『神戸国際ギャング』の監督に日活の田中登を迎えたりして、外部監督の起用に積極的だった。
で、寺山は、脚本のアレンジと、自分の仲間内のスタッフキャストの起用を条件にした。