映画全般について語り合おう
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>>79 教えてくれて、ありがとう。 1週間有効で368円と異常に安いですね。 パソコンで観るのでしょうね。 早速観てみます。 『花の吉原百人斬り』を観た。原作は三世河竹新七の『籠釣瓶花街酔醒』で、 享保期に実際に起こった事件だが、歌舞伎と映画では、内容がかなり違う。歌 舞伎は三角関係で、主役の佐野次郎左衛門が花魁の八ツ橋から愛想尽かしをさ れ、恨みに思った次郎左衛門が彼女を斬り殺すのだが、映画は「玉鶴」という 岡場所上がりの女郎を1億円近くかけ、「松の位の太夫」にするのだが、豪農 だった次郎左衛門が天災によって絹商売がうまくいかなくなり、身請けを延期 するように申し入れる。だが聞き届けられない。八ツ橋に真意をただすと、「太 夫の位」になれるなら誰でもよかった」と言う。金づるにされたと知った次郎 左衛門は怒り、後日、花魁道中に斬り込む。「恋」の問題と「経済的」問題と いうふうに動機がまるで異なっている。真偽は定かではないが、どちらかとい うと映画のほうが現代的だと思った。 【泣ける映画ベスト10】 @ 浮雲 A 関の弥太っぺ B 河童のクゥと夏休み(アニメ) C シベールの日曜日 D 続・男はつらいよ(2作目) E 晩春 F シェルブールの雨傘 G 禁じられた遊び H ひまわり I 東京物語 【浮雲 1】 成瀬巳喜男の『浮雲』をベスト1に推す人が多い。そこで、未見の人に 簡単な概要とあらすじを。 戦後の混乱期を背景に、腐れ縁というしかない男と女の愛の遍歴を描 いて、万感、胸に迫る。「やるせなきお」とあだ名された成瀬巳喜男の 最高傑作。脚本は水木洋子だが、林芙美子のほぼ原作どおり。 巨匠・小津安二郎は試写を見て涙を流しながら、「とてもおれには撮れ ないシャシンだ。脱帽のほかない」といわしめたというエピソードが ある。ちなみに「キネマ旬報」の第1位。監督賞、主演男優賞、主演 女優賞、ブルーリボン賞受賞。高峰秀子・森雅之主演。 【浮雲 2】 「簡単なあらすじ」 戦時中、仏印に常駐していた農林省技官の富岡は、現地に赴任してき たタイピストのゆき子と出会い、肉体関係を持つ。 戦後、日本に引き揚げてきたゆき子は富岡の家を訪れるが、妻が応対 に出てきて、離婚するといっていた富岡の言葉は嘘だったことがわか る。しかし二人の関係はそれからもつづき、時おり待合で逢瀬を重ね るのだった。経済的理由から、ゆき子はアメリカ兵の情婦となり、農 林省を辞めた富岡は、材木を扱う商売に手を出す。だが、商売はうま くいかず、再び会った二人は伊香保温泉へ旅に出る。温泉に浸りなが ら、富岡は心中するつもりで伊香保へ来たのだと告げる。ゆき子も同 じ気持ちだったと打ち明けるが、結局、心中はせず、街のスナックで 知り会った、おせいという女と富岡は深い仲となる。 【浮雲 3】 やがて富岡の妻は死に、またおせいは単身、東京に出てくる。 富岡のアパートを訪れたゆき子は、富岡とおせいが同棲していること を知る。妊娠していたゆき子は堕胎し、病院の新聞で偶然、おせいの 夫が痴情関係のもつれから妻を殺害したことを知る。 自分たちの関係はもう終わったと感じたゆき子は、新興宗教の開祖と なって成功を収めている義兄の囲われ者となることを選ぶ。 【浮雲 4】 だがゆき子は富岡のことを忘れきれず、教団の金を着服して箱根の宿 に富岡を呼び出す。半ば人生をあきらめていた二人だったが、富岡は 新しい職が見つかり、単身赴任することになったと告げる。「なぜいっ しょに行けないの。連れてってください。一度行けば自分も納得でき るから」と哀願するゆき子。結局、二人で屋久島へ行くことになった。 だが鹿児島の宿で、堕胎の影響から体に変調を来たしたゆき子は寝込 んでしまう。 【浮雲 5】 毎日が雨といわれる湿度の高い屋久島へゆき子が行くことを医者は渋 るが、やむを得ず二人は小舟に乗り継ぎ、島へ渡る。雨の中、舟の甲 板で互いに身を寄せ合うシーンと先述した伊香保での入浴シーン、箱 根でのいままでのこと、これからのことを語り合うところは涙なしに は観られない名場面。 富岡が仕事で山に登っているとき、ゆき子はひとりぼっちで息を引き とる。死に化粧を施し、泣き崩れる富岡。 戦中・敗戦後の日本の風俗、人の心の変化、人の「情」がよく描かれ ている。この映画を超えるものは、まだ現れていない。すべての映画 の上に君臨する金字塔。 【『アラビアのロレンス』のあらすじなど @】 デビット・リーン監督 ピーター・オトゥール主演 第一次大戦時、オスマン帝国(現・トルコ)からの独立をめざすアラ ビアに赴き、現地でアラブ民族を指導・指揮するイギリスの情報部所 属で考古学者でもあったロレンスの戦いを描く実話。 アラブ族長などを率いてネフド砂漠を横断し、アカバに攻め入る場面 は圧巻。砂漠からは攻撃できないと考えていた敵の大砲はすべて紅海 のほうを向いていた。 【『アラビアのロレンス』のあらすじなど A】 その後もロレンスを慕う現地の子どもたちの死など、多くの犠牲を出 しながら、鉄道爆破を行ったり、敵の敗残兵を背後から攻撃し、殲滅 させるなどロレンスの非情で凄惨な戦いはつづくのだが、戦いに勝ち、 オマン帝国から解放されたアラブ諸国にとっては、もはやイギリス人 であるロレンスは無用の長物となっていた。またサイクス・ピコ協定 により、アラブをフランスと二分割し、植民地化しようとの思惑があ る本国・イギリスにとってもアラブの自立を主張するロレンスはもは や邪魔な存在であった。政治の波に翻弄され、彼は解任、失意のうち にアラビアを去る。 【『アラビアのロレンス』のあらすじなど B】 70ミリの大作で4時間近くもあるが、全く飽きさせない。砂漠の美 しさと厳しさがとても情感豊かに描かれている。とりわけ、望遠レン ズを使ったオマー・シャリフの登場シーンは映画史に残る名場面。音 楽も素晴らしい。 アカデミー賞を総なめにした傑作中の傑作。 トマス・エドワード・ロレンスの自叙伝『知恵の七柱』に基づいてい るが、立場によって評価の定まっていない近時代の歴史物なので、著 書どおりの映画化とはいえない。 【『シベールの日曜日』について @】 セルジュ・ブールギニョン監督 ハーディ・クリューガー/パトリシア・ゴッジ主演 日本の墨絵を意識したという監督のことばどおり、モノクロの映像がと ても美しい。 施設に預けられ、父親にも逃げ去られ、みなし子となったフランソワー ズ。 ベトナム戦争で少女を殺し、ショックから記憶喪失になってしまう主人 公。 この親と子ほども年の違う二人が出会い、いつしか日曜日の保護者面会 を利用して公園でのデートを楽しむことになる。 周囲の目は冷たく、変質者と思われ、心配した主人公の恋人の看護師は、 出勤すると見せかけて密かに公園に潜み、二人の様子を盗み見する。 主人公はナイフを取り出したので、彼女は一瞬驚くが、それは木に突き 刺し、中の精霊の声を聞くという遊びだった。記憶喪失の恋人に幼い子 どもの組み合わせは病気のためにはちょうどよいのかもしれないと思い、 安心する看護師。 【『シベールの日曜日』について A】 やがてクリスマスとなり、フランソワーズはツリーに小箱を結びつける。 中から「シべール」と書かれた紙が出てきた。フランソワーズというの は日本であれば「太郎」や「花子」といった施設でのありふれた暫定的 な名前で、神話の中の「シベール」という神の名前が本名だという。本 名を知らせることがお金や財産を持たない彼女の大切なクリスマス・プ レゼントであった。 彼はお返しに、前からほしいといっていた教会の屋根の先に立つ風見鶏 を盗ってくる。人の目を盗んでの危険な作業であったが、そのとき、以 前から苦しんでいた高所恐怖症が消え去っていることに気づく。 【『シベールの日曜日』について B】 その頃、施設では行方不明になった少女に気づき、大騒ぎとなっていた。 警察が動き出し、片手でナイフ、片手に風見鶏を持って、眠っている少 女に迫る男を発見、射殺する。 目を覚ました少女に名前を聞くと、すぐに状況を把握し、「私にはもう名 前はない」とシベールは泣きながら答える。 映像は冷ややかでクールだが、何が異常で、何が正常なのか、常識とは 何なのかを問う監督の視線が暖かい。また、何も持たない少女にとって、 名前を知らせるのが「プレゼント」という着想がすばらしい。 アカデミー外国語映画賞受賞作品。 【『ヘッドライト』あらすじ】 アンリ・ベルヌイユ監督 ジャン・ギャバン/フランソワーズ・アルヌール主演 哀しい映画である。妻子ある長距離ドライバーと宿場町の女とのいわば 不倫の恋物語。パリとボルドー間を走る初老の男・ジャン・ギャバンが 人生の哀感、せつなさを漂わせて素晴らしい。親子ほども年の違う女に 恋をし、また女も男を受け入れ、妊娠する。男は些細なことから失業し、 二人の行く手には当然のように悲しい結末が待っていた――。 そして、歳月は流れ、何事もなかったかのように平凡で退屈な日常がま た戻ってくる。 【『道』について @】 フェデリコ・フェリーニ監督 アンソニー・クイン/ジュリエッタ・マシーナ主演 マシーナ いままでこんな映画は見たことがなかった。主演俳優といえば美男美女 と相場が決まっていて、アンソニー・クインのような、醜男で粗野な主 人公はいなかったからである。さらにヒロインは大人か子どもかわから ない、知恵遅れの女なのである。 【『道』について A】 ジェルソミーナという貧しい女は、大道芸人のザンパーノに売り渡され、 妻とも助手ともつかない曖昧な立場のまま、イタリア各地を巡業してゆ く。途中で知り合った綱渡りの男を喧嘩で殺してしまったザンパーノは 逃げ去るが、ジェルソミーナは罪の意識にさいなまれ、頭がいっそうお かしくなってしまう。気味悪く思ったザンパーノは彼女を路上におき去 りにする。 時が経ち、すっかり老人となったザンパーノは、その地を再び訪れる。 そこでジェルソミーナの死を知らされた彼は、浜辺で泣き崩れるのであ った。 【『道』について B】 神と人との関係を追求してゆくといったフェリーニのテーマがイタリア ・リアリスモの影響が強いこの初期の映画にも垣間見てとれる。 綱渡りの男はジェルソミーナに言う。 「この世で無用のものは何もない。みんななんらかの形で役に立っている。こ の小さな石ころでさえ、きっと何かの役に立っているんだ」と。 ここには監督の人生観・宗教観が如実に表されている。 「ジェルソミーナのテーマ」の音楽は哀調を帯びてせつなくも美しい。 作曲は「太陽がいっぱい」「ゴッド・ファーザー」のニーノ・ロータ。 【『舞踏会の手帖』について】 ジュリアン・デュヴヴエ監督 マリー・ベル主演 人は時とともに変わってゆく。それも醜い形に――。 昔、心を寄せてくれていた男たちを訪ね歩いてゆく初老の貴婦人。だが、 昔の美しい思い出はあとかたもなく消え去った。それぞれ皆が、俗物と 化していたからである。 しかし人生とはそういうものだと割り切るしかない、と考え、自分の子 どもを初舞踏会に送り出す主人公。オムニバス方式で描く、ペシミズム の色濃いデュヴヴエの真骨頂。 【『冒険者たち』について】 ロベール・アンリコ監督 アラン・ドロン/リノ・バンチュラ/ジョアンナ・シムカス主演 人生につまずき、それぞれ心に傷を負った男二人と女一人が、心機一転 海に眠る財宝探しの旅に出る。無骨なリノ・バンチュラ、美男のアラン ・ドロン、初々しく可憐なジョアンナ・シムカス、この三人のキャラク ターの組み合わせが絶妙で、物語に膨らみを持たせる。 彼らは財宝を引き揚げることに成功するが、同じことをもくろむ別のグ ループがいて――。 詩情あふれる海洋アドベンチャーの傑作。 【好きな日本映画ベスト5】のスレより転載 ↓ 303 :名無シネマさん:2008/11/07(金) 20:52:11 ID:nlJC5Rt6 東京物語 七人の侍 浮雲 飢餓海峡 幕末太陽傳 とか挙げてみる。 というか、好みは人それぞれにしろ、この5本を観ていないヤツは、そもそも 日本映画を語るべきじゃない。 わたしの【好きな日本映画ベスト5】 @「浮雲」 A「七人の侍」 B「飢餓海峡」 C「天国と地獄」 D「花とアリス」 う〜〜ん、5つとは、むずかしいわ♪ 延々と一人でカキコw ご苦労なこったw >>37 >>38 >>39 嘘つくなw なぜ「ベスト5」「ベスト10」なんだ! 私は幾らでも書いてやるぞ! 【日本映画 名作ベスト無制限 ∞版】 (字数制限により分割掲載/監督名と主な出演者) □ 「七人の侍」 黒澤明監督 三船敏郎 志村喬 加東大介 宮口精二 木村功 □ 「浮雲」 成瀬巳喜男監督 高峰秀子 森雅之 加東大介 岡田茉莉子 □ 「切腹」 小林正樹監督 仲代達矢 三國連太郎 岩下志麻 石浜朗 丹波哲郎 □ 「飢餓海峡」 内田吐夢監督 三國連太郎 左幸子 伴淳三郎 高倉健 □ 「天国と地獄」 黒澤明監督 三船敏郎 仲代達矢 香川京子 山崎努 三橋達也 □ 「砂の器」 野村芳太郎監督 丹波哲郎 加藤剛 緒形拳 加藤嘉 森田健作 □ 「椿三十郎」 黒澤明監督 三船敏郎 仲代達矢 加山雄三 藤原釜足 □ 「用心棒」 黒澤明監督 三船敏郎 仲代達矢 山田五十鈴 東野栄治郎 □ 「暗殺」 篠田正浩監督 丹波哲郎 木村功 岩下志麻 □ 「生きる」 黒澤明監督 志村喬 宮口精二 伊藤雄之助 □ 「東京物語」 小津安二郎監督 笠智衆 原節子 東山千栄子 杉村春子 □ 「晩春」 小津安二郎監督 笠智衆 原節子 月丘夢路 宇佐美淳 □ 「白い巨塔」 山本薩夫監督 田宮二郎 田村高廣 小沢栄太郎 中村伸郎 □ 「宮本武蔵 五部作」 内田吐夢監督 中村錦之助 入江若葉 三國連太郎 高倉健 □ 「近松物語」 溝口健二監督 長谷川一夫 香川京子 進藤英太郎 □ 「仁義なき戦い」 深作欣二監督 菅原文太 松方弘樹 金子信 □ 「修羅」 松本俊夫監督 中村賀津雄 唐十郎 三条泰子 今福正雄 □ 「復讐するは我にあり」 今村昌平監督 緒形拳 三國連太郎 小川真由美 □ 「八甲田山」 森谷司郎監督 高倉健 北大路欣也 三國連太郎 加山雄三 □ 「張込み」 野村芳太郎監督 大木実 宮口精二 高峰秀子 田村高廣 □ 「秋津温泉」 吉田喜重監督 長門裕之 岡田茉莉子 日高澄子 殿山泰司 □ 「ゼロの焦点」 野村芳太郎監督 久我美子 高千穂ひづる 有馬稲子 □ 「ラブホテル」 相米慎二監督 速水典子 寺田農 志水季里子 益富信孝 □ 「愛のむきだし」 園子温監督 西島隆弘 満島ひかり □ 「新幹線大爆破」 佐藤純彌監督 高倉健 山本圭 宇津井健 千葉真一 □ 「晩菊」 成瀬巳喜男監督 杉村春子 沢村貞子 細川ちか子 望月優子 □ 「あにいもうと」 成瀬巳喜男監督 京マチ子 森雅之 久我美子 山本礼三郎 □ 「お葬式」 伊丹十三監督 山崎努 宮本信子 大滝修治 江戸屋猫八 □ 「マルサの女」 伊丹十三監督 宮本信子 山崎努 津川雅彦 大地康雄 □ 「少年」 大島渚監督 渡辺文雄 小山明子 阿部哲夫 木下剛志 □ 「黒い画集 あるサラリーマンの証言」 堀川弘通監督 小林桂樹 西村晃 □ 「十三人の刺客」 工藤栄一監督 片岡千恵蔵 里見浩太朗 西村晃 山城新伍 □ 「大殺陣」 工藤栄一監督 里見浩太朗 大友柳太朗 大木実 大坂志郎 □ 「サンダカン八番娼館 望郷」 熊井啓監督 栗原小巻 高橋洋子 田中絹代 □ 「櫻の園」 中原俊監督 中島ひろ子 つみきみほ 梶原阿貴 白石美樹 □ 「花とアリス」 岩井俊二監督 鈴木杏 蒼井優 郭智博 平泉成 広末涼子 □ 「エロ事師たちより〜 人類学入門」 今村昌平監督 小沢昭一 坂本スミ子 □ 「雁の寺」 川島雄三監督 若尾文子 三島雅夫 木村功 高見国一 □ 「心中天網島」 篠田正浩監督 中村吉右衛門 岩下志麻 小松方正 □ 「海に降る雪」 中田新一監督 和由布子 田中隆三 風間杜夫 美保純 □ 「関の弥太っぺ」 山下耕作監督 中村錦之助 十朱幸代 木村功 夏川静江 □ 「河童のクゥと夏休み」 原恵一監督 アニメ □ 「ゆきゆきて、神軍」 原一男 奥崎謙三 □ 「天城越え」 三村晴彦監督 田中裕子 渡瀬恒彦 平幹二朗 伊藤洋一 □ 「怪談」 小林正樹監督 三國連太郎 仲代達矢 中村賀津雄 中村翫右衛門 □ 「雨月物語」 溝口健二監督 森雅之 京マチ子 田中絹代 水戸光子 □ 「西鶴一代女」 溝口健二監督 田中絹代 宇野重吉 進藤英太郎 沢村貞子 □ 「ひき逃げファミリー」 水谷俊之監督 長塚京三 中尾ミエ 工藤夕貴 □ 「白と黒」 堀川弘通監督 仲代達矢 小林桂樹 千田是也 三島雅夫 □ 「旅の重さ」 斎藤耕一監督 高橋洋子 岸田今日子 高橋悦史 □ 「もう頬杖はつかない」 東陽一監督 桃井かおり 奥田瑛二 森本レオ □ 「五番町夕霧楼」 田坂具隆監督 佐久間良子 河原崎長一郎 進藤英太郎 □ 「八月の濡れた砂」 藤田敏八監督 村野武範 広瀬昌助 テレサ野田 □ 「赤線地帯」 溝口健二監督 京マチ子 若尾文子 小暮実千代 三益愛子 □ 「無常」 実相寺昭雄監督 田村亮 司美智子 岡田英次 田中三津子 □ 「人間の條件 六部作」 小林正樹監督 仲代達矢 新珠三千代 山村聡 □ 「続・男はつらいよ」 山田洋次監督 渥美清 佐藤オリエ 東野英治郎 □ 「総長賭博」 山下耕作監督 鶴田浩二 金子信雄 若山富三郎 藤純子 □ 「帝銀事件」 死刑囚 熊井啓監督 信欣三 内藤武敏 高野由美 鈴木瑞穂 □ 「東京裁判」 小林正樹監督 ドキュメンタリー □ 「殯の森」 河瀬直美監督 尾野真千子 うだしげき 渡辺真起子 ますだかなこ □ 「初恋 地獄篇」 羽仁進監督 高橋章夫 石井くに子 満井幸治 □ 「祭りの準備」 黒木和夫監督 江藤潤 竹下景子 原田芳雄 □ 「君よ憤怒の河を渡れ」 佐藤純彌監督 高倉健 中野良子 原田芳雄 □ 「太陽を盗んだ男」 長谷川和彦監督 沢田研二 菅原文太 □ 「文学賞殺人事件 大いなる助走」 鈴木則文監督 佐藤浩市 蟹江敬三 □ 「サード」 東陽一監督 永島敏行 森下愛子 □ 「人斬り」 五社英雄監督 勝新太郎 仲代達矢 河野洋平 三島由紀夫 □ 「日本春歌考」 大島渚監督 荒木一郎 小山明子 □ 「炎上」 市川崑監督 市川雷蔵 中村鴈治郎 仲代達矢 □ 「真空地帯」 山本薩夫監督 木村功 神田隆 加藤嘉 金子信雄 岡田英次 □ 「炭海市叙景」 熊切和嘉監督 谷村美月 加瀬亮 南果歩 小林薫 □ 「キャタピラー」 若松孝二監督 寺島しのぶ 大西信満 □ 「火宅の人」 深作欣二監督 緒形拳 いしだあゆみ 原田美枝子 □ 「12人の優しい日本人」 中原俊監督 塩見三省 上田耕一 林美智子 □ 「それから」 森田芳光監督 松田優作 小林薫 藤谷美和子 □ 「Wの悲劇」 沢井信一郎監督 薬師丸ひろ子 世良公則 三田佳子 □ 「天城越え」 三村晴彦監督 渡瀬恒彦 田中裕子 平幹二朗 □ 「水のないプール」 若松孝二監督 内田裕也 中村れい子 沢田研二 原田芳雄 □ 「駅 STATION」 降旗康男監督 高倉健 倍賞千恵子 根津甚八 □ 「大鹿村騒動記」 阪本順治監督 原田芳雄 大楠道代 岸部一徳 松たか子 □ 「金環蝕」 山本薩夫監督 宇野重吉 仲代達矢 三國連太郎 □ 「青春の蹉跌」 神代辰巳監督 萩原健一 桃井かおり 檀ふみ □ 「約束」 斎藤耕一監督 萩原健一 岸恵子 □ 「赤目四十八瀧心中未遂」 荒戸源次郎監督 寺島しのぶ 大西滝次郎 内田裕也 □ 「HANA−BI」 北野武監督・主演 岸本加世子 □ 「火宅の人」 深作欣二監督 緒形拳 いしだあゆみ 原田美枝子 □ 「幕末太陽傳」 川島雄三監督 フランキー堺 左幸子 南田洋子 石原裕次郎 □ 「手紙」 生野慈朗監督 山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 □ 「竜馬暗殺」 黒木和雄監督 原田芳雄 石橋蓮司 桃井かおり 松田優作 □ 「津軽じょんがら節」 斎藤耕一監督 江波杏子 織田あきら 中川三穂子 □ 「星空のマリオネット」 橋浦方人監督 三浦洋一 亜湖 武井一仁 □ 「野良犬」 黒澤明監督 三船敏郎 志村喬 木村功 淡路恵子 □ 「隠し砦の三悪人」 黒澤明監督 三船敏郎 千秋実 藤原釜足 藤田進 □ 「残菊物語」 島耕二監督 長谷川一夫 淡島千景 沢村訥升 吉川満子 □ 「一人息子」 小津安二郎監督 日守新一 飯田蝶子 笠智衆 □ 「武士道残酷物語」 今井正監督 中村錦之助 東野英治郎 森雅之 加藤嘉 □ 「上意討ち 拝領妻始末」 小林正樹監督 三船敏郎 司葉子 加藤剛 仲代達矢 □ 「青春の殺人者」 長谷川和彦監督 水谷豊 内田良平 市原悦子 原田美枝子 □ 「ときめきに死す」 森田芳光監督 沢田研二 杉浦直樹 樋口可南子 宮本信子 □ 「赤い鳥逃げた?」 藤田敏八監督 原田芳雄 大門正明 桃井かおり □ 「けんかえれじい」 鈴木清順監督 高橋英樹 浅野順子 川津祐介 □ 「刺青一代」 鈴木清順監督 高橋英樹 花ノ本寿 山内明 □ 「アウトレイジ」 北野武監督 ビートたけし 加瀬亮 三浦友和 □ 「黄金を抱いて翔べ」 井筒和幸監督 妻夫木聡 浅野忠信 西田敏行 □ 「仇討」 今井正監督 中村錦之助 田村高廣 佐々木愛 神山繁 □ 「TATTOOあり」 高橋伴明監督 宇崎竜童 高橋恵子 渡辺美佐子 □ 「それでもボクはやってない」 周防正行監督 加瀬亮 瀬戸朝香 役所広司 □ 「乱」 黒澤明監督 仲代達矢 寺尾聡 根津甚八 隆大介 原田美枝子 □ 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」 佐藤祐市監督 小池哲平 マイコ 田辺誠一 品川祐 森本レオ □ 「生まれてはみたけれど」 小津安二郎監督 斎藤達雄 吉川満子 菅原秀雄 □ 「悪人」 李相日監督 妻夫木聡 深津絵里 岡田将生 □ 「悪の階段」 鈴木英夫監督 山崎努 西村晃 久保明 □ 「ニライカナイからの手紙」 熊澤尚人監督 蒼井優 平野進 南果歩 >>109 「生まれてはみたけれど」―→「生れてはみたけれど」 の誤りでした。訂正してお詫びします。 □ 「悪い奴ほどよく眠る」 黒澤明監督 三船敏郎 森雅之 香川京子 三橋達也 □ 「赤い天使」 増村保造監督 若尾文子 川津祐介 芦田伸介 □ 「真昼の暗黒」 今井正監督 草薙幸二郎 左幸子 松山照夫 □ 「霧の旗」 山田洋次監督 倍賞千恵子 滝沢修 露口茂 □ 「にごりえ」 今井正監督 丹阿弥谷津子 久我美子 淡島千景 □ 「安城家の舞踏会」 吉村公三郎監督 原節子 滝沢修 森雅之 □ 「五番町夕霧楼」 田坂具隆監督 佐久間良子 河原崎長一郎 進藤英太郎 □ 「乱れる」 成瀬巳喜男監督 高峰秀子 加山雄三 三益愛子 □ 「砂の女」 勅使河原宏監督 岡田英二 岸田今日子 □ 「めし」 成瀬巳喜男監督 上原謙 原節子 島崎雪子 □ 「越後つついし親不知」 今井正監督 佐久間良子 小沢昭一 三國連太郎 □ 「反逆児」 伊藤大輔監督 中村錦之助 杉村春子 岩崎加根子 □ 「十一人の侍」 工藤栄一監督 夏八木勲 里見浩太朗 近藤正臣 宮園純子 □ 「逆噴射家族」 石井總亙監督 小林克也 倍賞美津子 工藤夕貴 植木等 □ 「みんなのいえ」 三谷幸喜監督 唐沢寿明 田中直樹 八木亜希子 田中邦衛 □ 「ラヂオの時間」 三谷幸喜監督 唐沢寿明 鈴木京香 西村雅彦 □ 「高校大パニック」 石井聰亙監督 山本茂 浅野温子 内田稔 □ 「昭和枯れすすき」 野村芳太郎監督 高橋英樹 秋吉久美子 池波志乃 □ 「幸福の黄色いハンカチ」 山田洋次監督 高倉健 倍賞千恵子 武田鉄矢 □ 「青春残酷物語」 大島渚監督 桑野みゆき 川津祐介 久我美子 □ 「西陣心中」 高林陽一監督 島村佳江 光田昌弘 土屋嘉男 □ 「不良少年」 羽仁進監督 山田幸男 吉武広和 山崎耕一郎 □ 「遠雷」 根岸吉太郎監督 永島敏行 石田えり ジョニー大倉 □ 「浮草」 小津安二郎監督 中村鴈治郎 京マチ子 若尾文子 川口浩 □ 「動脈列島」 増村保造監督 近藤正臣 田宮二郎 関根恵子 梶芽衣子 □ 「大阪の宿」 五所平之助監督 佐野周二 細川俊夫 乙羽信子 □ 「神坂四郎の犯罪」 久松静児監督 森繁久彌 新珠三千代 左幸子 滝沢修 □ 「おろしや国酔夢譚」 佐藤純彌監督 緒形拳 川谷拓三 三谷昇 西田敏行 □ 「野獣死すべし」 村川透監督 松田優作 小林麻美 室田日出男 □ 「家族ゲーム」 森田芳光監督 松田優作 伊丹十三 由紀さおり □ 「キネマの天地」 山田洋次監督 有森也実 中井貴一 渥美清 すまけい 【洋画 名作ベスト無制限 ∞版】 (字数制限により分割掲載/監督名と主な出演者) □ 「アラビアのロレンス」〈英〉 デヴィッド・リーン監督 ピーター・オトゥール オマー・シャリフ □ 「太陽がいっぱい」〈仏・伊〉 ルネ・クレマン監督 アラン・ドロン モーリス・ロネ マリー・ラフォレ □ 「道」〈伊〉 フェデリコ・フェリーニ監督 アンソニー・クイン ジュリエッタ・マシーナ □ 「冒険者たち」〈仏〉 ロベール・アンリコ監督 アラン・ドロン リノ・バンチュラ ジョアンナ・シムカス □ 「舞踏会の手帖」〈仏〉ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 マリー・ベル □ 「十戒」〈米〉 セシル・B・デミル監督 チャールトン・ヘストン ユル・ブリンナー □ 「灰とダイヤモンド」〈ポーラ〉アンジェイ・ワイダ監督 ズビグニエフ・チブルスキー □ 「十二人の怒れる男」〈米〉シドニー・ルメット監督 ヘンリー・フォンダ □ 「シベールの日曜日」〈仏〉セルジュ・ブールギニョン監督 ハーディ・クリューガー パトリシア・ゴッジ □ 「ヘッドライト」〈仏〉 アンリ・ヴェルヌイユ監督 ジャン・ギャバン フランソワーズ・アルヌール □ 「地下室のメロディー」〈仏〉 アンリ・ヴェルヌイユ監督 ジャン・ギャバン アラン・ドロン □ 「恐怖の報酬」〈仏・伊〉 アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督 イヴ・モンタン □ 「さらば友よ」〈仏〉ジャン・エルマン監督 アラン・ドロン チャールズ・ブロンソン □ 「ふくろうの河」〈仏〉 ロベール・アンリコ監督 ロジェ・ジャック アン・コネリー □ 「にがい米」〈伊〉 ジョゼッペ・デ・サンティス監督 ヴィットリオ・ガスマン ドリス・ダウリング □ 「情婦」〈米〉 ビリー・ワイルダー監督 マリーネ・デイトリッヒ □ 「自転車泥棒」〈伊〉 ヴィットリオ・デ・シーカ監督 ランジェルト・マジョラーニ □ 「さすらい」〈伊〉 ミケランジェロ・アントニオーニ監督 スティブ・コクラン □ 「サムソンとデリラ」〈米〉 セシル・B・デミル監督 ビクター・マチュア □ 「大いなる遺産」〈英〉 デヴィド・リーン監督 ジョン・ミルズ ヴァレリー・ホブソン □ 「女相続人」〈米〉 ウィリアム・ワイラー監督 オリビア・デ・ハヴィランド モンゴメリー・クリフト □ 「鳥」〈米〉 アルフレッド・ヒッチコック監督 ロッド・テイラー ジェシカ・タンディ □ 「菊豆」〈中〉 チャン・イーモウ監督 コン・リー リー・バオティエン □ 「芙蓉鎮」〈中〉 シェ・チン監督 リュウ・シャオチン チアン・ウェン □ 「古井戸」〈中〉 ウー・ティエイミン監督 チャン・イーモウ リャン・ユイジン □ 「大脱走」〈米〉 ジョン・スタージェス監督 スチーブ・マックイーン □ 「テキサスの五人の仲間」〈米〉 フィルダー・クック監督 ヘンリー・フォンダ □ 「郵便配達は二度ベルを鳴らす」〈伊〉 ルキノ・ヴィスコンティ監督 マッシモ・ジロティ □ 「遊星からの物体X」〈米〉 ジョン・カーペンター監督 カート・ラッセル □ 「2001年宇宙の旅」〈英・米〉 スタンリー・キューブリック監督 キア・デュリア □ 「燃えよドラゴン」〈米〉 ロバート・クローズ監督 ブルース・リー □ 「タワーリングインフェルノ」〈米〉ジョン・ギラーミン監督 スチーブ・マックイーン □ 「ポセイドンアドベンチャー」〈米〉 ドナルド・ニーム監督 ジーン・ハックマン □ 「死刑台のエレベーター」〈仏〉 ルイ・マル監督 モーリス・ロネ ジャンヌ・モロー □ 「夜行列車」〈ポーラ〉 イェジー・カワレロウイッチ監督 ルチーナ・ウィンニッカ □ 「裏窓」〈米〉 アルフレッド・ヒッチコック監督 ジェームズ・ステュワート □ 「コレクター」〈英・米〉 ウィリアム・ワイラー監督 テレンス・スタンプ □ 「黄金」〈米〉 ジョン・ヒューストン監督 ハンフリー・ボガート ティム・ホルト □ 「ファウル・プレイ」〈米〉 コリン・ヒギンズ監督 ゴールディ・ホーン □ 「スティング」〈米〉 ジョウジ・ロイ・ヒル監督 ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード □ 「仁義」〈仏〉 ジャン・ピエール・メルビル監督 アラン・ドロン イヴ・モンタン □ 「バタリアン」〈米〉 ダン・オバノン監督 クルー・ギャラガー ジェームズ・カレン □ 「カサブランカ」〈米〉 マイケル・カーティス監督 ハンフリー・ボガート・イングリッド・バーグマン □ 「狼たちの午後」〈米〉 シドニー・ルメット監督 アル・パチーノ ジョン・カザール □ 「明日に向かって撃て」〈米〉 ジョージ・ロイ・ヒル監督 ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード □ 「俺たちに明日はない」〈米〉 アーサー・ペン監督 ウォーレン・ベイティ フェイ・ダナウェイ □ 「猿の惑星」〈米〉 フランクリン・J・シャフナー監督 チャールトン・ヘストン □ 「ラストエンペラー」〈伊・英・中〉 ベルナルド・ベルトリッチ監督 ジョン・ローン □ 「わらの女」〈英〉 バジル・ディアデン監督 ジーナ・ロロブリジータ □ 「ベン・ハー」〈米〉ウィリアム・ワイラー監督 チャールトン・ヘストン □ 「殺意の夏」〈仏〉ジャン・ベッケル監督 イザヴェル・アジャーニ アラン・スーション □ 「ミクロの決死圏」〈米〉 リチャード・フライシャー監督 スティーブン・ボイド □ 「ジャッカルの日」〈米〉 フレッド・ジンネマン監督 エドワード・フォックス □ 「パピヨン」〈米〉 フランクリン・J・シャフナー監督 スチーブ・マックイーン □ 「わらの男」〈伊〉 ピエトロ・ジェルミ監督・主演 ルイザ・レッラ・ノーチェ □ 「探偵スルース」〈英〉 ジョセフ・マンキーウィッツ監督 ローレンス・オリビエ マイケル・ケイン □ 「必死の逃亡者」〈米〉 ウィリアム・ワイラー監督 ハンフリー・ボガート □ 「仕立て屋の恋」〈仏〉 パトリス・ルコント監督 ミシェル・ブラン サンドリーヌ・ボネール □ 「戦場にかける橋」〈英〉 デヴィッド・リーン監督 ウィリアム・ホールデン 早川雪洲 □ 「刑事」〈伊〉ピエトロ・ジェルミ監督・主演 クラウディア・カルディナーレ □ 「白いドレスの女」〈米〉 ローデンス・カスダン監督 キャスリン・ターナー ウィリアム・ハート □ 「鉄道員」〈伊〉 ピエトロ・ジェルミ監督・主演 エドアルド・ネボラ □ 「シャイニング」〈英〉 スタンリー・キューブリック監督 ジャック・ニコルソン □ 「見知らぬ乗客」〈米〉 アルフレッド・ヒッチコック監督 ファーリー・グレンジャー □ 「アルジェの戦い」〈アルジ〉 ジッロ・ポンテコルボ監督 ブラヒム・ハギアグ □ 「スペンサーの山」〈米〉 デルマー・デイヴィス監督 ヘンリー・フォンダ モーリーン・オハラ □ 「老人と海」〈米〉 ジョン・スタージェス監督 スペンサー・トレイシー フェリペ・パゾス □ 「大いなる幻影」〈仏〉 ジャン・ルノワール監督 ジャン・ギャバン ディタ・バルロ □ 「愛すれど哀しく」〈伊〉 マウロ・ボロニーニ監督 オッタヴィア・ピッコロ マッシモ・ラニエリ □ 「第17捕虜収容所」〈米〉 ビリー・ワイルダー監督 ウィリアム・ホールデン ドン・テイラー □ 「フロントページ」〈米〉 ビリー・ワイルダー監督 ジャック・レモン ウォルター・マッソー □ 「エイリアン」〈米〉 リドリー・スコット監督 シガニー・ウィーバー □ 「サイコ」〈米〉 アルフレッド・ヒッチコック監督 アンソニー・パーキンス □ 「おかしなおかしなおかしな世界」〈米〉 スタンリー・クレイマー監督 スペンサー・トレイシー □ 「大災難P.T.A.」〈米〉 ジョン・ヒューズ監督 スチーブ・マーティン □ 「少女の髪どめ」〈イラン〉 マジッド・マジディ監督 ホセイン・アベディニ モハマド・アミル・ナジ □ 「荒野の七人」〈米〉 ジョン・スタージェス監督 ユル・ブリンナー チャールズ・ブロンソン □ 「シェルブールの雨傘」〈仏〉 ジャック・ドゥミ監督 カトリーヌ・ドヌーブ □ 「隣の女」〈仏〉 フランソワ・トリュフォー監督 ジェラール・ドパルデュー ファニー・アルダン □ 「ローズマリーの赤ちゃん」〈米〉 ロマン・ポランスキー監督 ミア・ファロー □ 「駅馬車」〈米〉 ジョン・フォード監督 ジョン・ウエイン トーマス・ミッチェル □ 「アパートの鍵貸します」〈米〉 ビリー・ワイルダー監督 ジャック・レモン □ 「禁じられた遊び」〈仏〉 ルネ・クレマン監督 ブリジッド・フォッセー □ 「荒野の用心棒」〈伊〉 セルジオ・レオーネ監督 クリント・イーストウッド □ 「チャイナシンドローム」〈米〉 ジェームズ・ブリッジス監督 ジェーン・フォンダ □ 「そして誰もいなくなった」〈仏〉 ルネ・クレール監督 バフェツジェラルド □ 「街の灯」〈米〉 チャーリー・チャップリン監督・主演 ヴァージニア・チェリル □ 「モンパルナスの灯」〈仏〉 ジャック・ベッケル監督 ジェラール・フィリップ □ 「オリエント急行殺人事件」〈米〉 シドニー・ルメット監督 アルバート・フィニー □ 「商船テナシティー」〈仏〉 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 アルベール・プレジャン □ 「激突!」〈米〉 スチーブン・スピルバーグ監督 デニス・ウイバー □ 「レイダース 失われたアーク(聖櫃)」〈米〉 スチーブン・スピルバーグ監督 ハリソン・フォード □ 「ホット・スポット」〈米〉 デニス・ホッパー監督 ドン・ジョンソン ジェニファー・コネリー □ 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」〈米〉 ジョージ・A・ロメロ監督 デュアン・ジョーンズ □ 「旅路の果て」〈仏〉 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 ビクトル・フランサン マドレーヌ・オズレー □ 「ニュールンベルグ裁判」〈米〉 スタンリー・クレイマー監督 スペンサー・トレイシー □ 「ロリータ」〈米〉 スタンリー・キューブリック監督 ジェイムズ・メイソン スー・リオン □ 「第三の男」〈英〉 キャロル・リード監督 ジョセフ・コットン オーソン・ウエルズ □ 「水の中のナイフ」〈ポーラ〉 ロマン・ポランスキー監督 レオン・ニェムチック □ 「卒業」〈米〉 マイク・ニコルズ監督 ダスティン・ホフマン アン・バンクロフト □ 「戦艦ポチョムキン」〈ソ〉 セルゲイ・エイゼンシュテイン監督 アレクサンドル・アントーノーフ □ 「ひまわり」〈伊〉 ヴィットリア・デ・シーカ監督 マルチェロ・マストロヤンニ ソフィア・ローレン □ 「タクシー・ドライバー」〈米〉 マーティン・スコセッシ監督 ロバート・デ・ニーロ ジョディ・フォスター □ 「ブレードランナー」〈米〉 リドリー・スコット監督 ハリソン・フォード ルトガー・ハウアー □ 「天井桟敷の人々」〈仏〉 マルセル・カルネ監督 アルレッティ ジャン・ルイ・バロー □ 「チャーリー・ブラウンとスヌーピーNO. 27 サーカスの暮らし」〈米〉 チャールズ・シュルツ原作 □ 「オルフェ」〈仏〉 ジャン・コクトー監督 ジャン・マレー フランソワ・ペリエ □ 「ダイヤルMを廻せ」〈米〉 アルフレッド・ヒッチコック監督 グレース・ケリー □ 「デイジー」〈韓〉 アンドリュー・ラウ監督 チョン・ジヒョン チョン・ウソン □ 「サムライ」〈仏〉 ジャン・ピエール・メルビル監督 アラン・ドロン □ 「望郷」〈仏〉ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 ジャン・ギャバン □ 「処女の泉」〈スエー〉 イングマール・ベルイマン監督 マックス・フォン・シドー □ 「大人は判ってくれない」〈仏〉フランソワ・トリュフォー監督 ジャン・ピエール・レオ □ 「黒衣の花嫁」〈仏〉フランソワ・トリュフォー監督 ジャンヌ・モロー □ 「かくも長き不在」〈仏〉アンリ・コルビ監督 アリダ・バリ ジョルジュ・ウィルソン □ 「野いちご」〈スエー〉イングマール・ベルイマン監督 ビクトル・シェストレム □ 「イヴの総て」〈米〉ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督 ベティ・ディヴィス □ 「脱出」〈米〉ジョン・ブアマン監督 ジョン・ヴォィト バート・レイノルズ □ 「グランド・ホテル」〈米〉エドマンド・グールディング監督 グレタ・ガルボ □ 「悪魔のような女」〈仏〉アンリ・ジョルジュ・クルーゾ監督 シモール・シニョレ □ 「手錠のまゝの脱獄」〈米〉スタンリー・クレイマー監督 トニー・カーチス □ 「シェーン」〈米〉ジョージ・スティーヴンス監督 アラン・ラッド □ 「モロッコ」〈米〉ジョセフ・スタンバーグ監督 マレーネ・ディートリッヒ □ 「真夜中のカーボーイ」〈米〉ジェームズ・ハーリヒー監督 ダスティン・ホフマン □ 「ゴッド・ファーザー」〈米〉フランシス・コッポラ監督 マーロン・ブランド □ 「泳ぐひと」〈米〉フランク・ペリー監督 バート・ランカスター □ 「ミリオンダラー・ベイビー」〈米〉クリント・イーストウッド監督・主演 □ 「マディソン郡の橋」〈米〉クリント・イーストウッド監督・主演 □ 「鬼火」〈仏〉ルイ・マル監督 モーリス・ロネ ベルナール・ノエル □ 「キリング・フィールド」〈英〉ローランド・ジョフィ監督 サム・ウォーターストン □ 「地獄の黙示録」〈米〉フランシス・コッポラ監督 マーロン・ブランド □ 「ディア・ハンター」〈米〉マイケル・チミノ監督 ロバート・デ・ニーロ □ 「わらの犬」〈米〉サム・ペキンパー監督 ダスティン・ホフマン スーザン・ジョージ □ 「わが青春のフロレンス」〈伊〉マウロ・ボロニーニ監督 オッタビア・ピッコロ □ 「アポロンの地獄」〈伊〉ピエル・パオロ・パゾリーニ監督 フランコ・チッティ □ 「異邦人」〈伊〉ルキノ・ヴィスコンティ監督 マルチェロ・マストロヤンニ □ 「奇跡の人」〈米〉アーサー・ペン監督 パティ・デューク アン・バンクロフト □ 「勝手にしやがれ」〈仏〉ジャン・リュック・ゴダール監督 ジャン・ポール・ベルモンド □ 「嘆きのテレーズ」〈仏〉マルセル・カルネ監督 シモール・シニョレ □ 「失われた週末」〈米〉ビリー・ワイルダー監督 レイ・ミランド ジェーン・ワイマン □ 「荒野の決闘」〈米〉ジョン・フォード監督 ヘンリー・フォンダ ヴィクター・マチュア □ 「ケマダの戦い」〈仏・伊〉 ジロ・ポンテコルヴォ監督 マーロン・ブランド □ 「突然炎のごとく」〈仏〉 フランソワ・トリュフォー監督 ジャンヌ・モロー オスカー・ウェルナー □ 「現金に手を出すな」〈仏・伊〉 ジャック・ベッケル監督 ジャン・ギャバン ルネ・ダリー □ 「巴里祭」〈仏〉 ルネ・クレール監督 アナベラ ジョルジョ・リゴー □ 「歴史は夜作られる」〈米〉 フランク・ボーゼイジ監督 シャルル・ボワイエ ジーン・アーサー □ 「西部戦線異状なし」〈米〉 ルイス・マイルストン監督 リュー・エアーズ □ 「シシリアン」〈仏〉 アンリ・ヴェルヌイユ監督 ジャン・ギャバン アラン・ドロン □ 「男と女」〈仏〉 クロード・ルルーシュ監督 アヌーク・エーメ ジャン・ルイ・トランティニャン □ 「地の果てを行く」〈仏〉 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 ジャン・ギャバン レイモン・エイムス □ 「美女と野獣」〈仏〉 ジャン・コクトー監督 ジャン・マレー ジョゼット・デイ □ 「予期せぬ出来事」〈英〉 アンソニー・アスキス監督 エリザベス・テイラー リチャード・バートン □ 「ガス灯」〈米〉 ジョージ・キューカー監督 イングリッド・バーグマン シャルル・ボワイエ □ 「いとこ同志」〈仏〉 クロード・シャブロル監督 ジェラール・ブラン ジャン・クロード・ブリアリ □ 「靴みがき」〈伊〉 ヴィットリオ・デ・シーカ監督 リナルド・スモルドーニ □ 「暴力脱獄」〈米〉 スチュアート・ローガンバーグ監督 ポール・ニューマン ジョージ・ケネディ □ 「大いなる決闘」〈米〉 アンドリュー・V・マクラグレン監督 チャールトン □ 「怒りの葡萄」〈米〉 ジョン・フォード監督 ヘンリー・フォンダ ジューン・ダーウェル □ 「スリ」〈仏〉 ロベール・ブロッソン監督 マルタン・ラサール マリカ・グリーン □ 「アデルの恋の物語」〈仏〉 フランソワ・トリュフォー監督 イザヴェル・アジャーニ □ 「捜索者」〈米〉 ジョン・フォード監督 ジョン・ウエイン ジェフリー・ハンター □ 「会議は踊る」〈独〉 エリック・シャレル監督 ヴィリー・フリッチ リリアン・ハーヴェイ □ 「オーケストラの少女」〈米〉 ヘンリー・コスター監督 ディアナ・ダービン □ 「マドモアゼル」〈仏・英〉 トニー・リチャードソン監督 ジャンヌ・モロー エットレ・マンニ □ 「北ホテル」〈仏〉 マルセル・カルネ監督 アナベラ ジャン・ピエール・オーモン □ 「地下水道」〈ポーラ〉 アンジェイ・ワイダ監督 テレサ・イゼウスカ □ 「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」〈米〉 ロバート・ゼメキス監督 キャスリン・ターナー □ 「黒いオルフェ」〈仏・ブラ・伊〉 マルセル・カルネ監督 ブレノ・メロ マルベッサ・ドーン □ 「ナバロンの要塞」〈米〉 J・リー・トンプソン監督 グレゴリー・ペック アンソニー・クイン □ 「陽のあたる場所」〈米〉 ジョージ・スティーヴンス監督 モンゴメリー・クリフト □ 「波止場」〈米〉 エリア・カザン監督 マーロン・ブランド エヴァ・マリー・セイント □ 「疑惑の影」〈米〉アルフレッド・ヒッチコック監督 ジョセフ・コットン □ 「カプリコン・1」〈米〉ピーター・ハイアムズ監督 エリオット・グールド □ 「タイタニック」〈米〉ジェームズ・キャメロン監督 レオナルド・ディカプリオ □ 「ターミネーター」〈米〉 ジェームズ・キャメロン監督 アーノルド・シュワルツェネッガー □ 「ブロンコ・ビリー」〈米〉クリント・イーストウッド監督・主演 □ 「サンセット大通り」〈米〉ビリー・ワイルダー監督 グロリア・スワンソン それは人から説明されないとわからない事か? 二十年も三十年も生きてきてそんな事もわからないなら お前が今まで喰ってきた飯は全 部無駄だったという事だ 『アラビアのロレンス』の評価が高いようなので、梗概を。 第一次大戦時、オスマン帝国(現・トルコ)からの独立をめざすアラ ビアに赴き、現地でアラブ民族を指導・指揮するイギリスの情報部所 属で考古学者でもあったロレンスの戦いを描く実話。 アラブ族長などを率いてネフド砂漠を横断し、アカバに攻め入る場面 は圧巻。砂漠からは攻撃できないと考えていた敵の大砲はすべて紅海 のほうを向いていた。 その後もロレンスを慕う現地の子どもたちの死など、多くの犠牲を出 しながら、鉄道爆破を行ったり、敵の敗残兵を背後から攻撃し、殲滅 させるなどロレンスの凄惨な戦いはつづくのだが、戦いに勝ち、オス マン帝国から解放されたアラブ諸国にとっては、もはやイギリス人で あるロレンスは無用の長物となっていた。また、サイクス・ピコ協定 により、アラブをフランスと二分割し、植民地化しようとの思惑があ る本国・イギリスにとってもアラブの自立を主張するロレンスはもは や邪魔な存在であった。政治の波に翻弄され、彼は解任、失意のうち にアラビアを去る。 70ミリの大作で4時間近くもあるが、全く飽きさせない。砂漠の美 しさと厳しさがとても情感豊かに描かれている。とりわけ、望遠レン ズを使ったオマー・シャリフの登場シーンは映画史に残る名場面。音 楽も素晴らしい。 アカデミー賞を総なめにした傑作中の傑作。 トマス・エドワード・ロレンスの自叙伝「知恵の七柱」に基づいてい るが、立場によって評価の定まっていない近時代の歴史物なので、著 書どおりの映画化とは言えない。 年末年始休暇は暇だから、映画を何本か観ようと思ったけど、 調べてみたら、ロクな映画はない。 昔は「正月映画はこれ!」というものがあったんだけどな――。 映画文化は衰退ぎみだな。 新作は東映まんがまつり化してるからね。あとは昔もあったけど、テレビ番組の映画化。 そもそも映画会社が映画作ってないだろ。 なんとか委員会というのが作ってて、配給してるだけ というのが目立つ。だから監督の名前なんか知らない。 黒澤、小津、溝口、成瀬、小林なんて時代が懐かしい。 ことしは正月映画はロクなものがないな。 やむえを得ないので『レ・ミゼラブル』 でも観るつもり。 >>129 いまや映画はCS・BSで観る時代。 映画館より、名作が多いよ。 @ 「道」という映画はすばらしい。哀しくもせつないし、人生の何たるか を示唆してくれる映画でもある。 フェデリコ・フェリーニ監督 アンソニー・クイン/ジュリエッタ・マシーナ主演 いままでこんな映画は見たことがなかった。主演俳優といえば美男美女 と相場が決まっていて、アンソニー・クインのような、醜男で粗野な主 人公はいなかったからである。さらにヒロインは大人か子どもかわから ない、知恵遅れの女なのである。 A ジェルソミーナという貧しい女は、大道芸人のザンパーノに売り渡され、 妻とも助手ともつかない曖昧な立場のまま、イタリア各地を巡業してゆ く。途中で知り合った綱渡りの男を喧嘩で殺してしまったザンパーノは 逃げ去るが、ジェルソミーナは罪の意識にさいなまれ、頭がいっそうお かしくなってしまう。気味悪く思ったザンパーノは彼女を路上におき去 りにする。 時が経ち、すっかり老人となったザンパーノは、その地を再び訪れる。 そこでジェルソミーナの死を知らされた彼は、浜辺で泣き崩れるのであ った。 B 神と人との関係を追求してゆくといったフェリーニのテーマがイタリア ・リアリスモの影響が強いこの初期の映画にも垣間見てとれる。 綱渡りの男はジェルソミーナにいう。「この世で無用のものは何もない。 みんな何らかの形で役に立っている。この小さな石ころでさえ、きっと 何かの役に立っているんだ」と。ここには監督の人生観・宗教観が如実 に表れている。 「ジェルソミーナのテーマ」の音楽は哀調を帯びてせつなくも美しい。 作曲は「太陽がいっぱい」「ゴッド・ファーザー」のニーノ・ロータ。 【その1】 昔、文芸坐で短編『ふくろうの河』という映画を観た。あっと驚くよう なストーリー展開で、絞首刑を描いているのに描写がとてもロマンチッ ク。「生きる」ことへの執着、命の大切さと輝きが見事に描き込まれて いた。 ロベール・アンリコという監督の名が頭に刻み込まれた。 後日、同監督の『冒険者たち』を観た。これも傑作。次に書く。 【その2】 『冒険者たち』〈仏〉 ロベール・アンリコ監督 アラン・ドロン/リノ・バンチュラ/ジョアンナ・シムカス主演 人生につまずき、それぞれ心に傷を負った男二人と女一人が、心機一転 海に眠る財宝探しの旅に出る。無骨なリノ・バンチュラ、美男のアラン ・ドロン、初々しく可憐なジョアンナ・シムカス、この三人のキャラク ターの組み合わせが絶妙で、物語に膨らみを持たせる。 財宝を引き揚げることに成功するが、同じことをもくろむ別のグループ がいて――。 これぞ、詩情あふれる海洋アドベンチャーの傑作。 『冒険者たち』。DVDになってるよ。 【amazon】――『冒険者たち』新品。 定価1173円。 【Amazonの解説】 パリ郊外の飛行クラブでインストラクターをしているマヌー(アラン・ドロン)と 新型エンジンの開発に熱中す元レースカーのエンジニア・ローラン(リノ・バンチ ュラ)のもとに、レティシア(ジョアンナ・シムカス)という女性が現れる。芸術 家の卵である彼女に恋心を抱くふたり。やがて3人は、アフリカの海底に5億フラン の財宝が眠っているとの話を聞き、コンゴに旅立つ。 男ふたり、女ひとりの恋愛関係、複葉機で凱旋門をくぐるマヌー、船の上でふざけ あう3人、海中に沈んでいくレティシアの遺体、そして海にぽっかりと浮かぶ軍艦島。 口笛を使ったフランソワ・ド・ルーペの音楽が、名シーンの数々をいっそう忘れが たくしている青春映画として、友情を描いた作品として、冒険を描いた作品として、 その輝きは永遠に色あせることはないだろう。マヌー、ローラン、レティシア、ま るで実在するかのように彼らと彼らの行動が愛おしくなってしまう。ロベール・ア ンリコ監督の映画には、いつまでたっても大人になりきれない人間が登場し、夢追 い人たちに微笑みかける。(斉藤守彦) 『レ・ミゼラブル』を観た。結論を先に言うと、ちょっと期待外れ。学校でも 習ったヴィクトル・ユーゴの『ああ無情』が原作というよりミュージカルの『レ・ ミゼラブル』が原作といったほうが正しい。山は二つある。教会の銀の食器を盗む が警察の追及に司教は「これはあげたもの」とかばい、さらに燭台をも与える。力 持ちと知っている、執拗に付きまとう刑事の前で、荷車に挟まれた男を助けるべき か悩むが、結局助けてしまう。この二つ。これは誰でも知っている名場面。 映画はこの二つを簡単にやり過ごしてしまっている。この映画は主に三つに分けら れる。最初はパンを盗んだ罪で牢獄に入れられ、苦役する話。次に面倒をみること になったコゼッタを巡る恋愛話。そして革命の話。最初と最後はおもしろいが、中 間はわかりにくく退屈。それに映画でミュージカル仕立ては違和感を伴う。 [訂正]コゼッタでなくコゼットでした。変換ミス。 で、全般的に言うと、なんとなく宗教訓話になってしまっている。最後のほうで 教会が頻々に出てきて、その広場で「赤旗」を振るのは、宗教否定の主張と齟齬 をきたす。全編歌のセリフといい、日本人から見れば、乖離した描写といい、中 間の話の展開といい、なんとなくしっくりしない映画。カネをかけているのはわ かるが、映画なのだから、ミユージカルに気を使うことはなく普通のセリフでや ったほうがよかったと感じた。 いや、だからあの映画は正にあのミュージカルの映画化として作られたわけで… いまは観る陰もないが、かつてフランス映画は優れた作品が多かった。 派手ではないが、人生と向き合う姿勢が貫かれていた。『舞踏会の手帖』 はその頂点を為すものと思う。そこで紹介。 【舞踏会の手帖】〈仏〉 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 マリー・ベル主演 人は時とともに変わってゆく。それも醜い形に――。 昔、心を寄せてくれていた男たちを訪ね歩いてゆく初老の貴婦人。だが、 昔の美しい思い出はあとかたもなく消え去った。それぞれ皆が、俗物と 化していたからである。 しかし人生とはそういうものだと割り切るしかない、と考え、自分の子 どもを初舞踏会に送り出す主人公。 オムニバス方式で描く、ペシミズムの色濃いデュヴィヴィエの真骨頂。 〈Amazonレビュー〉 【舞踏会の手帖】 36歳にして未亡人になってしまったクリスチーネ(マリー・ベル)は、身辺を整理していた際、20年前の日記を発見する。 亡き夫からは他の男性との交流をまったく許されていなかった彼女は、もう一度人生をやり直す糸口として、18歳で初めて 舞踏会に出たときに出会い、彼女に愛をささやいた男たちを訪ねる旅に出る…。 名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が、遠き過去へと思いを馳せる女性のノスタルジックな思いをモノクロならではのめ くるめく映像美で描いた秀作。過去のロマンティシズムと現実のリアリズムの対比も素晴らしい。『外人部隊』で知られる マリー・ベルの美しさ。彼女が遭遇する大小さまざまなエピソードにはピエール・ブランシャール、フランソワ・ロゼー、 ルイ・ジューヴェなど名優がずらりそろえられている。ヴェネチア国際映画祭最優秀外国映画賞受賞。(的田也寸志) 着想・発想は新しく珍しいので『英国王のスピーチ』を観た。なんだ、吃音を 治すだけの話で、なぜこれがアカデミー賞受賞なのかわからない。 【映画の中の名セリフ @】 ■「この娑婆には辛いこと、悲しいことがたくさんある。だが忘れるこった。忘れて日が暮れりゃあ、あした になる」 ――『関の弥太っぺ』山下耕作監督/成澤昌茂脚本/中村錦之助主演 ■「どんなものでも何かの役に立ってる。たとえばこの石だって」「どの石?」「どれでもいい。何かの役に 立ってるんだ。⋯⋯無用のものなど、ない」 ――『道』フェデリコ・フェリーニ監督/フェデリコ・フェリーニ エントニオ・フライア脚本/ アンソニー・クイン ジュリエッタ・マシーナ主演 ■「愛することは罪?」「愛さないことこそ罪だ」 ――『パルムの僧院』クリスチャン・ジャック監督/ピエール・ヴェリ脚本/ジェーラール・フリップ主演 ■「明日は明日の風が吹く」 「人はなぜ、きっと悲しむことになるとわかってて誰かを愛するんだろうな?」 ――『風と共に去りぬ』ヴィクター・フレミング監督/シドニー・ハワード脚本/ ヴィヴィアン・リー クラーク・ゲーブル主演 ■「愛とは決して後悔しないこと」 ――『ある愛の詩』アーサー・ヒラー監督/エリック・シーガル脚本/ ライアン・オニール アリ・マッグロー主演 【映画の中の名セリフ A】 ■「ゆうべどこにいたの?」「そんな昔のことは忘れた」「今夜逢えるの?」 「そんな先のことはわからない」 ――『カサブランカ』マイケル・カーティス監督/ハワード・コッチ脚本/ ハンフリー・ボガート イングリッド・バーグマン主演 ■「人生は自分の手でつかむのです。恋も同じです」 ――『麗しのサブリナ』ビリー・ワイルダー監督/サミュエル・テイラー脚本/ オードリー・ヘプバーン ハンフリー・ボガート主演 ■「何かいい物語があって、話す相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない」 ――『海の上のピアニスト』ジュゼッペ・トルナトーレ監督 脚本/テム・ロス主演 ■「人間とは、人生とは不思議だ。たった一人の人間に出会うか出会わないかで、こんなにも人生が変わってしまう」 ――『素晴らしき哉、人生』フランク・キャプラ監督/フランク・キャプラ フランセス・グッドリッチ脚本/ ジェームズ・ステュアート主演 ■「人がこの世で知る最高の幸せ、それは誰かを愛し、その人からも愛されること」 ――『ムーラン・ルージュ』バズ・ラーマン監督/クレイグ・ビアース脚本/ユアン・マクレガー主演 ■「一目ぼれは愛じゃない。発作だ」 ――『嘆きのテレーズ』マルセル・カルネ監督/シャルル・スバーク脚本/シモーヌ・シニョレ主演 ■「あなたは言葉で語るのね。私は感情で見つめているのに」 ――『気狂いピエロ』ジャン・リュック・ゴダール監督 脚本/アンナ・カリーナ ジャン・ポール・ベルモンド主演 ■「長続きするたった一つの愛は片想い」 ――『影と霧』ウディ・アレン監督 脚本 主演 【映画の中の名セリフ B】 ■「よし、わかった。もうわめくな。このメシ、おろそかには食わんぞ」 「離れ屋は三つ。部落の家は二十だ。三軒のために二十軒を危うくはできぬ。またこの部落を踏み にじられて、離れ屋の生きる途はない。いいか、戦さとはそういうものだ。人を護ってこそ自分 も護れる。おのれのことばかり考えるやつは、おのれをも滅ぼすやつだ」 「今度もまた負け戦さだったな」「はぁ?」「いや、勝ったのはあの百姓たちだ。わしたちではない」 ――『七人の侍』黒澤明監督/黒澤明 橋本忍 小国英雄脚本/志村喬 三船敏郎主演 ■「本当にいい刀は鞘に入ってるもんだ」 ――『椿三十郎』黒澤明監督/黒澤明 菊島隆三 小国英雄脚本/三船敏郎主演 ■「狂った今の世で狂うなら、気は確かだ」 「道に迷ったの」 「人はいつも道に迷ってる」 ――『乱』黒澤明監督/黒澤明 小国英雄 井出雅人脚本/仲代達矢主演 ■「君だけが孤独なんじゃない。自由はいつだって孤独なんだ」 ――『他人の顔』勅使河原宏監督/安部公房脚本/仲代達矢主演 ■「あなたは一人で複雑がってますけどねぇ、大きい神様の目から見ると、どっちだって同じなんですよ」 ――『お茶漬の味』小津安二郎監督/小津安二郎 野田高梧脚本/佐分利信主演 ■「人間は幸せを前にすると急に臆病になる」「幸せを勝ち取ることは、不幸に耐えることより勇気がいる」 ――『下妻物語』中島哲也監督 脚本/深田恭子主演 ■「誰にでも優しいということは、誰にも優しくないということなんです」 ――『黒い十人の女』市川崑監督/和田夏十脚本/船越英二主演 ■「お願い。信じて」「信じるってことは人に強制されてできるものではない」 ――『タイム・リープ』大林宣彦監督/藤長野火子脚本/佐藤藍子主演 ■「心というものは、たとえそれが自分のものでも、よくわかりません」 ――『SADA』大林宣彦監督/西澤裕子脚本/黒木瞳主演 【映画の中の名セリフ C】 ■「運命は作るものだ」 ――『アラビアのロレンス』デヴィッド・リーン監督/ロバート・ボルト脚本/ピーター・オトゥール主演 ■「人生の持ち時間はいつかゼロになる」 ――『ファイト・クラブ』デヴィッド・フィンチャー監督/ジム・ウールス脚本/エドワード・ノートン主演 ■「一人を殺せば犯罪者だが、百万人を殺せば英雄だ」 ――『殺人狂時代』チャールズ・チャップリン監督 脚本 主演 ■「人生に確かなことなんてない。それだけが確かなことなんだ」 「宇宙ってどうなってるの?」 「果てしなく続いているんだ」 「なぜ知ってるの? 見たこともないのに」 「みな、そう信じてるよ」 「じゃあ、愛と同じね。目には見えなくても、みなが信じてるなんて」 ――『ビューティフル・マインド』ロン・ハワード監督/アキヴァ・ゴールズマン脚本/ラッセル・クロウ主演 ■「憎しみは愛と同じように人の心を満たす」 ――『海底二万哩』リチャード・フライシャー監督/アール・フェルトン脚本/カーク・ダグラス主演 ■「人生はチョコレートの箱だ。開けてみるまで中味はわからない」 ――『フォレストガンプ』ロバート・ゼメキス監督/エリック・ロス脚本/トム・ハンクス主演 ■「人生の節目となる瞬間は、自分でそれとわからない」 ――『フィールド・オブ・ドリームス』フィル・アルデン・ロビンソン監督 脚本/ケビィン・コスナー主演 ■「自分にとって何が大切か考えること。それで人の生き方が決まる」 ――『再会の時』ローレンス・カスダン監督/バーバラ・ベネデック脚本/トム・ベレンジャー主演 ■「愛の想い出がない冬は寒い」 ――『めぐり逢い』レオ・マッケリー監督/レオ・マッケリー デルマー・ディヴィス脚本/ケーリー・グラント主演 【映画の中の名セリフ D】 ■「ねえ、キスしたいけど、どうすればいいの? 鼻が邪魔にならないかしら」 ――『誰が為に鐘は鳴る』サム・ウッド監督/ダドリー・ニコルズ脚本/ゲーリー・クーパー イングリッド・バーグマン主演 ■「体が重いと足跡も深くなる。恋心も強いと傷が深い」 ――『ニュー・シネマ・パラダイス』ジュゼッペ・トルナトーレ監督 脚本/フィリップ・ノワレ主演 ■「片想いでもいいの。二人分愛するから」 ――『荒野を歩け』エドワード・ドミトリク監督/ジョン・ファント脚本/ローレンス・ハーヴェイ主演 ■「誰でも人を愛することができるわ。でもそれは人を所有するということじゃないわ」 ――『予期せぬ出来事』アンソニー・アスキス監督/テレンス・ラティガン脚本/エリザベス・テイラー主演 ■「君は逢うたびに美しくなる」 「逢ったのはついさっきよ」 「その間に美しくなった」 ――『ジョルスン物語』アルフレッド・E・グリーン監督/スティーヴン・ロングストリート脚本/ラリー・バークス主演 ■「博打はするな。人に金を貸すな。女に関わるな。この三つを守れば大きな失敗はない」 ――『舞踏会の手帖』ジュリアン・ディヴィヴィエ監督 脚本/マリー・ベル主演 いやあ〜、疲れた。もうこれ以上思い出せない。思い出したらまた書き込む。 誰か他の人も書き込んで。 「日本映画専門チャンネル」放映で録画してあった『の・ようなもの』を観た。 森田芳光のデビュー作で評判が高かったもので、期待していたけど、それほどいい とは思わなかった。 下積み落語家やソープ嬢の日常を描いたもので、題材が珍しく、リアリティがあっ たが、踏み込み方、最後の終わり方が今一つ。伊藤克信、秋吉久美子は自然体の演 技で、好演。 歌舞伎には殺人を延々と演じるものが多い。『夏祭浪花鑑』『女殺油地獄』『盟三五大切』 『伊勢音頭恋寝刃』などがその代表で、殺人を描くための作品としか思えない。不謹慎だが、 殺人場面はおもしろい。おもしろいのだから、非難されても、おもしろいとしか言いようが ない。 映画『悪の教典』も殺しを描くための〈殺人映画〉である。ライフルで生徒たちを40人以上 次々と殺していく場面は迫力満点。現実の事件では日本の場合「津山三十人殺し」が、1人 の凶行では最多の被害者だそうだが、架空ではあるが、『悪の教典』はそれを上回る。そし て、今の時代では、全くの虚構と言い切ってしまえないところが怖い。ただこの映画は何を 言いたいのかわからないところが難点。 ●●●ケネディ大統領は何故、死なねばならなかったのか?●●● http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/3729/1226114724/53 ¥¥¥¥¥¥¥『万有サロン』書き込み大賞・総額100万円¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ この掲示板に優秀な書き込みをして、総額100万円の賞金をゲットしよう!(*^^)v 万有サロン http://jbbs.livedoor.jp/study/3729/ 書き込み大賞の詳細 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/3729/1069922074/78- 書き込み大賞の詳細(資料倉庫内) http://www2.tba.t-com.ne.jp/a-z/omake/banyu/taisho.htm また、あらゆる疑問に関する質問を、携帯電話やメールでも受け付けています。 電話番号 080-4437-4187 メール aaa-zzz@tba.t-com.ne.jp ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ ●●●ケネディ大統領は何故、死なねばならなかったのか?●●● http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/3729/1226114724/53 ¥¥¥¥¥¥¥『万有サロン』書き込み大賞・総額100万円¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ この掲示板に優秀な書き込みをして、総額100万円の賞金をゲットしよう!(*^^)v 万有サロン http://jbbs.livedoor.jp/study/3729/ 書き込み大賞の詳細 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/3729/1069922074/78- 書き込み大賞の詳細(資料倉庫内) http://www2.tba.t-com.ne.jp/a-z/omake/banyu/taisho.htm また、あらゆる疑問に関する質問を、携帯電話やメールでも受け付けています。 電話番号 080-4437-4187 メール aaa-zzz@tba.t-com.ne.jp ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 黒澤明の全盛期の作品は、だまし・だまされのストーリ展開があっ てどれもおもしろいが、『天国と地獄』は、アイデアの勝利! よ くいろんなことを考えつくなと感嘆。 【天国と地獄】 監督/黒澤明 出演/三船敏郎 山崎努 仲代達矢 香川京子 木村功 三橋達也 誘拐事件と会社乗っ取りとを絡め、苦悩する実業家と警察の執念を描 く。窓のあかない特急列車を利用した、原作にはない身代金の受け渡 しはアイデア抜群。 エド・マクベインの87分署シリーズ『キングの身代金』を一応原作 としているが、本のほうは誘拐された息子の身代金を払うため、父親 が車に乗り、公衆電話で次々と行き先を変えられ、犯人に翻弄される という凡作で、映画の内容とは程遠い。映画はほとんどがオリジナル と言ってよく、原作のクレジットを入れたのは理解に苦しむ。 この映画を見た小原保が、吉展ちゃん誘拐事件を引き起こしたことで も話題となった。 あまり注目されないが、脚本家の仕事は映画の心臓部である。脚本が良くなければ いい映画はできない。映画の質を左右するのは、監督もさることながら、脚本家の 存在である。中でも「橋本忍」は素晴らしい。彼がいなかったら、日本映画はきっ とうらさびしいことになったであろう。次に橋本忍の作品を挙げる。リストを見て その凄さに驚くだろう。 【橋本忍の脚本】 ■羅生門(1950年8月26日公開、黒澤明監督、大映) ■平手造酒(1951年11月2日公開、並木鏡太郎監督、新東宝) ■生きる(1952年10月9日公開、黒澤明監督、東宝) ■加賀騒動(1953年2月19日公開、佐伯清監督、東映) ■太平洋の鷲(1953年10月21日公開、本多猪四郎監督、東宝) ■さらばラバウル(1954年2月10日公開、本多猪四郎監督、東宝) ■花と竜 第1部 洞海湾の乱斗(1954年3月3日公開、佐伯清監督、東映) ■花と竜 第2部 愛憎流転(1954年3月24日公開、佐伯清監督、東映) ■勲章(1954年4月14日公開、渋谷実監督、松竹) ■七人の侍(1954年4月26日公開、黒澤明監督、東宝) ■次郎長三国志 第九部 荒神山(1954年7月14日公開、マキノ雅弘監督、東宝) ■大岡政談妖棋伝 白蝋の仮面(1954年8月10日公開、並木鏡太郎監督、新東宝) ■大岡政談妖棋伝 地獄谷の対決(1954年8月17日公開、並木鏡太郎監督、新東宝) ■初姿丑松格子(1954年11月30日公開、滝沢英輔監督、日活) ■生きとし生けるもの(1955年2月25日公開、西河克己監督、日活) ■生きものの記録(1955年11月22日公開、黒澤明監督、東宝) ■白扇 みだれ黒髪(1956年3月15日公開、河野寿一監督、東映) ■真昼の暗黒(1956年3月27日公開、今井正監督、現代ぷろだくしょん) ■蜘蛛巣城(1957年1月15日公開、黒澤明監督、東宝) ■伴淳・森繁の糞尿譚(1957年5月21日公開、野村芳太郎監督、松竹) ■憎いもの(1957年5月28日公開、丸山誠治監督、東宝) ■妻こそわが命(1957年6月11日公開、佐伯幸三監督、大映) - 原案 ■女殺し油地獄(1957年11月15日公開、堀川弘通監督、東宝) ■どたんば(1957年11月24日公開、内田吐夢監督、東映) ■張込み(1958年1月15日公開、野村芳太郎監督、松竹) ■夜の鼓(1958年4月15日公開、今井正監督、松竹) ■奴が殺人者だ(1958年7月29日公開、丸林久信監督、東宝) ■鰯雲(1958年9月2日公開、成瀬巳喜男監督、東宝) ■隠し砦の三悪人(1958年12月28日公開、黒澤明監督、東宝) ■コタンの口笛(1959年3月29日公開、成瀬巳喜男監督、東宝) ■七つの弾丸(1959年10月27日公開、村山新治監督、東映) ■空港の魔女(1959年11月22日公開、佐伯清監督、東映) ■黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年3月13日公開、堀川弘通監督、東宝) ■ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年4月26日公開、松林宗恵監督、東宝) ■いろはにほへと(1960年5月20日公開、中村登監督、松竹) ■地図のない町(1960年6月11日公開、中平康監督、日活) ■弾丸大将(1960年9月13日公開、家城巳代治監督、東映) ■悪い奴ほどよく眠る(1960年9月15日公開、黒澤明監督、東宝) ■最後の切札(1960年9月20日公開、野村芳太郎監督、松竹) ■ゼロの焦点(1961年3月19日公開、野村芳太郎監督、松竹) ■八百万石に挑む男(1961年9月13日公開、中川信夫監督、東映) ■切腹(1962年9月16日公開、小林正樹監督、松竹) ■白と黒(1963年4月10日公開、堀川弘通監督、東宝) ■悪の紋章(1964年7月11日公開、堀川弘通監督、東宝) - 原作 ■仇討(1964年11月1日公開、今井正監督、東映) ■暴行 - The Outrage(1964年12月26日日本公開、マーティン・リット監督) ■侍(1965年1月3日公開、岡本喜八監督、東宝) ■その口紅が憎い(1965年5月16日公開、長谷和夫監督、松竹) ■霧の旗(1965年5月28日公開、山田洋次監督、松竹) ■香港の白い薔薇(1965年8月25日公開、福田純監督、東宝)- 原案 ■大菩薩峠(1966年2月25日公開、岡本喜八監督、東宝) ■白い巨塔(1966年10月15日公開、山本薩夫監督、大映) ■上意討ち 拝領妻始末(1967年5月27日公開、小林正樹監督、東宝) ■日本のいちばん長い日(1967年8月3日公開、岡本喜八監督、東宝) ■首(1968年6月8日公開、森谷司郎監督、東宝) ■連合艦隊司令長官 山本五十六(1968年)※参考資料 ■太平洋の地獄(1968年) ■風林火山(1969年) ■人斬り(1969年) ■影の車(1970年) ■どですかでん(1970年) ■暁の挑戦(1971年) ■「されどわれらが日々-」より 別れの詩(1971年) ■人間革命(1973年) ■現代任侠史(1973年) ■日本沈没(1973年) ■砂の器(1974年) ■続人間革命(1976年) ■八甲田山(1977年) ■イエロー・ドッグ(1977年) ■八つ墓村(1977年) ■幻の湖(1982年) ■愛の陽炎(1986年) ■旅路 村でいちばんの首吊りの木(1986年) ■私は貝になりたい(2008年)) ■南の風と波(1961年) ■幻の湖(1982年) ■怪談蚊喰鳥(1961年7月5日公開、森一生監督、大映) ■いろはにほへと(1959年) ■正塚の婆さん(1963年) ■剣(1967年 - 1968年) ■お庭番(1968年) ■ナタを追え(1970年) ■非情のライセンス(1973年 - 1977年) >>155 エド・マクベインは警官小説の嚆矢だし、 公衆電話でたらい回しも、電話が一般に普及し始めたのをうまく利用した作品。 特急列車が広く利用されることに乗じた「天国と地獄」も同じ構図。 どちらも今となっては古い部分があるのは仕方ない。 >>100 が挙げていた、これを観ないと映画を語る資格がない、という中の1本、 『飢餓海峡』について、あらすじなどをまじえて述べる。名作だが、この映画は 『七人の侍』等のように有名ではなく、あまり観られていない気がする。 【飢餓海峡】 重厚な推理・サスペンスドラマ。台風で青函連絡船が沈没、時を同じくして北 海道で強盗殺人・放火事件が起こる。犯人の三人は、沈没事故にまぎれて本州 に向かう。だが二人は殺され、犬飼多吉(三國連太郎)だけが下北半島の仏ケ 浦に上陸する。果たして彼は二人を殺した犯人なのか、それは最後までわから ない。 話は一転、左幸子演じる下北の娼婦に移る。犬飼から多額のお金をもらった彼女 はそれを懐に上京する。だが結局は東京でも心ならずも娼婦になる。時が経って も彼女は犬飼のことが忘れられない。下北の宿で、切ってあげた犬飼の足の爪を 秘蔵し、事あるごとに爪に話しかける。この、水上勉の原作にはない、爪のエピ ソードは秀逸である。 売春防止法が成立し、仕事をつづけられなくなった彼女は、ふと目にした新聞の写真・ 記事から、いまは実業家となって成功している犬飼の存在を知り、訪ねてゆくが――。 主演の男よりもどちらかといえば、娼婦の女性の哀しさに重点をおいた作品。原作の 水上勉のモチーフが女の哀しさを描くところにあるからかも知れない。映画ファンな ら一度は観ておきたい作品。この映画をテレビで観て、「私は洋画しか観ない」とう そぶいていた友人が日本映画も観るようになった。私事ではあるが、参考に。 1位シベールの日曜日 2位がんばれ!ベアーズ 3位卒業 4位レザボア・ドッグス 5位E.T. 6位カリフォルニアドールズ 7位Back to the future 8位七人の侍 9位大人は判ってくれない 10位ロンゲストヤード >>167 『シベールの日曜日』が1位とは驚いた。でもうれしくなった。私もランクイン させたが、他の名作を押しのけて1位に挙げるのは「勇気」がいる。ちょっとカ ルト的な映画で、知ってる人は何度も観るが、知らない人のほうが多い。さしず めパトリシア・ゴッジの大ファンだな。>>91 〜>>93 であらすじなど書き込んだの で一読し、観ていない人は、ぜひ観てほしい。すばらしい映画である。 三池崇史監督の『一命』を観たが、これは小林正樹監督『切腹』のリメイク。 内容はほとんど同じだが、『切腹』には到底及ばない。『切腹』の脚本は橋本 忍。この人は物語展開やセリフの言い回しが非常にうまい。『切腹』は、その 頂点に立つ作品。あらすじを述べる。 【切 腹】 小林正樹監督 仲代達矢 三國連太郎 岩下志麻 石浜朗 丹波哲郎出演 生活に困窮し、生き恥をさらすより潔く切腹したい、ついては貴家の庭先を拝 借したいと井伊家を訪れる浪人。家老は対応に迷うが、以前同じような名目で 訪れた浪人の話をし、引き取らせようとする。 それは千々岩求女という若い浪人者で、切腹する気などなく、井伊家は迷惑回 避のため、なにがしかの金を出すだろうという思惑で訪れたのである。実は求 女には切迫した事情があった。息子が重病となったが医者に診せる金がなく、 困り果てた末の行為だった。 この時代、幕府の政策で由緒ある大名家が次々に取り潰しに遭い、江戸には浪 人者があふれ、みな生活に困窮していた。そこで思いついたのがこの「たかり」 の方法だった。まさか、いくらなんでも切腹などさせないだろうという甘い考 えが浪人者たちにはあった。 だが、武勇を誇る井伊家の対応は違っていた。悪習を撲滅するため、口上どお り本当に切腹させてしまおうとの意見が大勢を占める。のみならず、武士の魂 である自分の刀で切腹するのが本懐、と腰の刀が竹光であるのを知りながら、 千々岩を追い詰める。やむなく彼は竹光で腹を突くが当然死に切れず、舌をか む。 話し終えた家老は「どうだ。作り話ではない、本当にあったことだ。悪いこと は言わぬ。今のうちに引き取られたほうが賢明だ」と浪人者を諭す。 だが、津雲と名乗る今度の浪人者は違っていた。それでも本当に切腹すると言 うのである。ついては介錯人に希望があり、次々に三人の名を挙げ、ぜひその 方々にお願いしたい、と述べる。それはたやすいことと家老は請け負うが三人 とも病で出仕していないと告げられる。ここで裏に何かあると気づく。 実は津雲は千々岩の義父で、切腹を強硬に主張した三人との決闘はもう終わって おり、殺しはせず、髷だけちょうだいしたと告げる。三人の侍は病と偽り、髪が 伸びるまで家に引き籠っていて「これが井伊家の武士道か?」と津雲はあざ笑う。 いわば復讐劇で、原作は滝口康彦の短編『異聞浪人記』。脚本は橋本忍。体言止 めの台詞が多く、回想と現在が微妙に入り組み、緊張の連続で、観客を引きつけ て飽きさせない。 カンヌ国際映画祭「審査員特別賞」を受賞。 『切腹』はフランスでも人気で、ジャン・ベッケル監督『殺意の夏』(イザベル・ アジャーニ主演)の最後のあたりの復讐描写が『切腹』によく似ている。模倣では ないが、なんらかの影響を受けたのではないか? と思わせる。 「日本映画専門チャンネル」で、岡本喜八監督の『斬る』を観た。お家騒動の ゴタゴタで、どこか黒澤明監督の『椿三十郎』を思い浮かべた。少なくとも、 なんらかの影響を受けていると感じた。ちなみに『椿三十郎』1962年、『斬る』 1968年製作。『斬る』は話の筋が複雑すぎて、理解しがたいところも多い。枝葉 を切って、もっとすっきりとしたストーリーにしたほうがいいと思った。やはり 黒澤明には及ばない。 『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』は、2003年(平成15年)に新潮新書で 発刊された歴史学者磯田道史の著書。一般向けの教養書で、ドキュメンタリー的なノン フィクションであるが、2010年(平成22年)にこれを原作として映画『武士の家計簿』 が製作されている。 ――というわけで、題材としては目新しいが、映画化するのはちょっと無理がありそう。 全体が平板で、ヤマがなく、何を言いたいのかわからない。 『ヘッドライト』――想い出深い懐かしい映画である。恋に疲れ、ひとり地方 都市のビジネスホテルで観た。映画はその時々の自分の人生と二重写しになる。 「ああ、この映画はこんなときに観たなあー」という具合。現在では、もう作ら れない淡々とした、それでいて人生のなんたるかを教えてくれる映画。 『ヘッドライト』(仏) アンリ・ベルヌイユ監督 ジャン・ギャバン フランソワーズ・アルヌール主演 哀しいい映画である。妻子ある長距離ドライバーと宿場町の女とのいわば不倫の恋物語。 パリとボルドー間を走るトラックドライバー、初老の男・ジャン・ギャバンが人生の哀感、 せつなさを漂わせて素晴らしい。親子ほども年の違う女に恋をし、また女も男を受け入れ、 妊娠する。男は些細なことから失業し、ふたりの行く手には当然のように哀しい結末が待っ ていた――。 そして、月日は流れ、何事もなかったかのように平凡で退屈な日常がまた戻ってくる――。 【『暗殺』について 1】 篠田正浩監督 丹波哲郎 木村功 岩下志麻 佐田啓二出演 司馬遼太郎の『奇妙なり八郎』を原作に、幕末の風雲児・清河八郎の後半 生を描く。 清河八郎は幕府に働きかけ、将軍上洛の際の警護として浪士隊を結成する。 だが京都に着いたとたん、旗を翻して尊皇攘夷を主張。いま、勅許を申請 中で、決定に背くものは逆賊となると隊員に告げる。 寺の本堂で刀を抜き、宙にかざして勅許の届くのを待つ丹波哲郎の迫力と男 の美学を醸し出す演技は秀逸。 ちなみに、八郎の翻意に同意せず、あくまでも佐幕の立場を貫いたのが、 近藤勇、土方歳三、沖田総司などで、のちに新撰組となる。 【『暗殺』について 2】 自信に満ちた八郎であるが、その裏側には非常に弱い心を持っていたということ が、のちに明らかになる。 かつて試合で八郎に敗れた佐々木只三郎は、八郎の行状をいろいろ調べ、町人を 斬ったとき、動揺してしまい、うちに逃げ帰って妻に慰めを乞う脆弱な心を持っ ている彼の裏面を知り、今度は勝てると確信する。そして八郎の癖を徹底的に研 究、暗殺に成功するのだった。 篠田監督はフランスのヌーベル・バーグの手法を取り入れ、この作品で和製の ヌーベル・バーグをめざしたという。 彼のテーマである弱者と強者の確執というのが、最もよく表れた作品といえる。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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