原作にあった金田一と和尚のお互いをリスペクトしながらの静かな対決なんかまるで無くて、佐分利信がお得意の黒幕演技で唸ってただけで後は司葉子と心中って何だよ
その場面はNHKでやったドラマが一番マシだった
もっとも原作と違って長谷川金田一と奥田瑛二の和尚の壮絶なディスり合いの末に和尚憤死なんだけど
このスレで繰り返し誰かが言ってるみたいに「そんなバカみたいな動機で島の名士が揃いに揃ってあんな変に凝った殺人やっておいて得意げに探偵にヒント出して、でも確認怠ったために全部ぶち壊しでご苦労様でしたぁ!」って真正面からかまされりゃ、そりゃ和尚も死ぬわって場面だからあれはあれでいいだろ
あのドラマのダメなのは決定的にテーマ曲
あれだけ激しい舌戦でチマタさんの無念晴らす長谷川金田一だけにテーマ曲は市川版のあの夏の瀬戸内を渡る涼やかな風を思わせる旋律じゃなければいけない

上にあるレスだが、確かにこの事件の根底にあるのは戦争で運命を変えられてしまった人々の恨み哀しみなんだが、さらにその底には伊予水軍の昔からの海賊と流人の子孫はやっぱヤベーって部分があるんだからそれをお忘れなく
だからこそ金田一は早苗さんを島の外に出したかったんだよ