川島雄三 2
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ただ川島さんは音楽に関しては最初からあまり期待していないように見えました。打ち合わせしても、音楽を具体的にどうしましょうという話にはならなくて、こっちもこういう楽器が使いたいとか提案することは一切なかったです。こっちの一存でやるしかないんですね。
私は映画に対しては音楽なしで画が持ちこたえるのだったら、入れないのが一番いいくらいにいつも思っていたのですけれど、川島さんはまさにそれでした。本来、音楽は要らない監督です。
しかし付けないわけにもいかないので、音楽がでしゃばらないようにと心がけました。在り来たりなデパートの包み紙みたいな、あんまり観客を驚かさないで、聞こえるような聞こえないようなことをやっていればいいかと。 『箱根山』について
好感をおぼえた映画でした。爽やかな作品だったんですね。監督が本当に上手で、出てくる人間それぞれが面白くて、可笑しい時には本当に可笑しいんですよ。
実は、前にやった映画を見直すのは、私にはたいてい楽しいことではありません。やっぱり映画音楽の仕事に納得していなかった部分があるんですね。社会派のドラマに暗い音楽ばかり入れさせられたりして。
音楽は音楽でしかなく音楽以外の何ものをも表現しない筈なのに、ドラマの説明を音でやるかのような映画音楽ばかりしていて、いったい自分は何をやっているんだという気持ちが絶えずありました。
そんなつもりで居たものですから、懐かしく良い思い出のある映画というのは珍しいのです。「夜の蝶」と、この「箱根山」くらいかもしれません。
特に箱根というと、車で両親や家内と通りましたしね。今でこそ高速道路がありますが、当時は西に行こうとすれば、国道で箱根を越えなくてはいけない。
すると芦ノ湖で休憩したり、箱根のどこかでお昼を食べたりしましてね。懐かしい若い頃を思い出します。 「箱根山」は駄作だな
いいところも多少あるけど・・・
豪華キャストを活かしきれてない
「わが町」は監督も言ってたと思うけどちょっと尺が短いな
でも、悪くないですよ みんなハードルが高いね。
「赤坂の姉妹より 夜の肌」も「箱根山」も普通に面白いと思うけどね。
「赤坂の姉妹」は劇中に赤坂のTV局(当時のTBS)が出てきて本格的なTV時代の到来が語られたり、
「箱根山」も背景に当時の小田急(東急)VS西武の箱根観光戦争が扱われていたり、
もの凄くジャーナリスティックなセンスを持った監督だけどな。 34ですが
川島監督の東宝作品はほとんど見てないんで書くのはなんですが
「箱根山」はダメです
東宝プログラムピクチャーのファンなんで
あのキャストなら
岡本喜八とか杉江敏男の方がいいです
東宝なら「貸間あり」は川島色が強くていいと思います >>31
音楽の面から見た川島雄三作品の話、おもしろいですね。
そのインタビューはどこに掲載されていたものでしょうか?
>>37
「池野成の映画音楽」というCDのブックレットです。
吉村公三郎監督や山本薩夫監督の作品についての他、川島作品では「しとやかな獣」と「イチかバチか」に触れていました >ただ川島さんは音楽に関しては最初からあまり期待していないように見えました
役者にも芝居に関してあまりうるさく言わなかったみたいだし
音楽に期待していなかったというより、全般的にそういう人だったのかな〜と思う。想像でしかないけど。
>>33
読んでたら箱根山見たくなってきた・・神保町で今やってるけど都合が合わず行けなかったんだよねえ ラピュタ阿佐ヶ谷、7月中盤からのはたらく女性映画特集で「お嬢さん社長」「特急にっぽん」を上映予定。
「特急にっぽん」はタイトルが線路に乗って現れるという面白い出し方をしてましたね >>38
ありがとうございました。CDはもう売り切れなんですね…残念。
「しとやかな獣」「女は二度生まれる」「青べか物語」などなど印象に残る音楽が多いですね。 「わが町」の孫役南田洋子、胸元無防備でドッキドキですよ 川島作品の常連では山茶花究が好き
黒澤の「用心棒」とかで気にはなってたけど、「青べか物語」と「とんかつ一代」でファンになった 山茶花九は溝口映画でも常連です
近松物語は見ましたか?
小早川家の秋もいいですが、
ぜひ社長シリーズを見てほしいな 大映三部作の皆勤賞は若尾文子とこの人だけなのかな?
何かのインタビューで「山茶花究さんはカットがかかった後も演技を止めなかった」と若尾文子が言ってたっけ 44ですが、山茶花究は溝口出てなかったね
適当にかいて申し訳ありません
小早川家や社長は本当ですよ 川島後期だけかと思ったらニコニコ大会にも出てるんだね >>47
短編だし、滅多に観る機会のない作品だからどういう役なのか気になるね。
TVでも名画座でもいいからどこかでやってくれないかなー >>43
とんかつ一代のラストでテーマソングのリレーに加わる支那 「あいあい〜〜♪」←コレ可愛い
幕末太陽傳見てて思った・・・
衛星劇場、9月の松竹メロドラマ特集で、
助監督として参加した「美しき隣人」を放送予定 神保町シアター、9月からの宝塚出身女優特集で「東京マダムと大阪夫人」「しとやかな獣」を上映予定
チャンネルNECO、9月に「幕末太陽傳 デジタル修復版」を放送予定 「しとやかな獣」で宝塚出身って誰???
と思ったら山岡久乃なんだ。知らなかった。 >>53
神保町シアターで今「悪の報酬」っていうのをやってるけど、雄之助・久乃夫婦と息子娘一人づつという家族構成に後の「しとやかな獣」を見たよ ラピュタ阿佐ヶ谷、今月半ばからの新珠三千代特集で「あした来る人」を上映予定
チャンネルNECO、10月に「洲崎パラダイス 赤信号」を放送予定 青べか物語
悪くないけど主人公がただの傍観者だと弱いな 森繁は主役だとやり過ぎる時があるから、あの位が丁度いいと思うけどね 「真実一路」
何で運動会で一人わざと負ける必要があったの? 真実一路のラストわかりにくいな
ヨシオが囮に見えない
ttp://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r94281893
ちょっとほしい。「とんかつ一代」好きなんだよね。 「風船」見たよ。なんかちょっとダラダラ長いなと思ってしまったり(; ̄ー ̄A
でも三橋達也かっこいいねえ。
芦川いづみはもうそのまま蕎麦屋で働けそうなくらい可憐だねえ。 花影観たわよ。最初と最後のナレーションがダサいわね。
でも花柳情緒と言うか水商売の女の悲哀が滲み出ててよかったわ
吉村公三郎よりよっぽど
あのヒト、女を綺麗に取るのは上手のようだけど
なかなか心境までは撮れないからねぇ
うふん >>62
それは「洲崎パラダイス赤信号」じゃないのか?
風船の三橋はあまりにダメ男すぎるし、いづみはとても蕎麦屋で働けそうなキャラじゃないと思うが >>64
いやいや、さっき見た映画なのに間違えるはずないでしょ〜(; ̄ー ̄A
左幸子んちの2階(今でいうロフトみたいなとこ?)においらも住みたい・・・ 風船のいづみは、そば屋とかじゃなく、床の間に置いて毎日愛玩したいかわいらしさだな。
風船では「いづみをかわいく撮る」というのもテーマだったらしいし。 TSUTAYAで大映作品3つとも借りてきた
今夜はオールナイト 川島雄三って海外じゃあまり知られてないよね?大映での三作は特に世界中のいろんな人に見てほしいね
個人的には女は二度生まれるがこの監督のベストであり、今まで見た全ての映画の中でもベストワンだ。 「しとやかな獣」の意味ありげに階段を下りるシーンはおもしろい 「人も歩けば」の邯鄲の夢から覚めるシーンは白眉ですね
そのあとでテレビに手を振るシーンもいい
それに比べると幕末太陽伝はオチが弱い気が…
やはり監督がやろうとした現代に出てきて終わるシーンを撮っても良かったのでは? 幕末太陽傳BDで20年ぶり位に観返して、細部はすっかり忘れてたが
ラストの異様さだけは昔の印象のままだった。
万事調子よくこなしていた佐平次が、ズーズー弁の親爺には脅迫的な
圧迫感を受けてすっかり萎縮してしまう、その唐突な転調。
あれは何か監督自身の反映なのか? 佐平次が相模屋から出て行くときの不気味な静けさが好き
それまでの喧騒から一気に冷える
女は二度生まれるのラストにも似たものを感じる 花影が観たい。日活のグラマー女優、筑波久子が出た唯一の川島作品。 神保町シアター、11月後半からの山田五十鈴追悼特集で「暖簾」「夜の流れ」を上映予定
衛星劇場、12月の淡島千景追悼特集で「真実一路」を放送予定 大映廉価版DVD出るね。なぜか「女は二度生まれる」が無いけど・・・。
ソフト化としては松竹はビデオが少し出てるし、日活もそこそこ出てる。
あとは東京映画とか東宝系が出てくれればなあ・・・
とうとう藤本義一も逝ってしまった
小沢昭一もヤバいらしいし、川島について語れる人がどんどんいなくなる…… シネマヴェーラ渋谷、11月24日から川島雄三特集。
夢を召しませ
適齢三人娘
とんかつ大将
こんな私じゃなかったに
明日は月給日
花吹く風
東京マダムと大阪夫人
お嬢さん社長
風船
飢える魂
続 飢える魂
幕末太陽傳 デジタル修復版
女であること
グラマ島の誘惑
貸間あり
女は二度生れる
雁の寺
イチかバチか
以上18本を上映予定 >>79
情報ありがとう
あと11/23〜
角川シネマ有楽町の大映70周年記念上映で
「しとやかな獣」やるね 来年はいよいよ没後50年なんだね
そろそろどこかの劇場かチャンネルで全作一挙上映(放送)とかやらないかな 『相惚れトコトン同志』はネガがないんじゃなかったか。 >>78
そして、橋本文雄さんも逝ってしまわれた…。
生涯現役を貫いたこと、最後に「幕末太陽傳」修復の
監修をして下さったことに敬礼! ありがとうございました。 衛星劇場、来年1月の清水金一主演作特集で『シミキンのスポーツ王』を放送予定。 有楽町の「しとやかな獣」
フィルム状態悪かったな・・・ (´Д⊂ヽ
偶然だろうが、フィルムセンターとラピュタで「競輪上人」をやるんだな。
水曜日と金曜日にはヴェーラで『幕末太陽伝』をやる。 「競輪上人」て一部のマニアがすごい評価してるけど
今村が喜劇として書いたであろう脚本を
淡々とニュートラルに演出したおかげで
妙な味わい深さがある以外は大したこと無かった あと10年くらいは長生きして、映画撮っておいてほしかった 衛星劇場、6月・7月の2ヶ月にわたって川島雄三没後50年特集を予定中。
森繁生誕100年とも被ってるわけだけど、日本映画専門チャンネルでもなにかやるかな? http://www.eiganokuni.com/kimata/08.html
>とくに今回の松竹時代の作品は、『還って来た男』を除き、無残な出来のものばかりときている。
わかっちゃいるけどボロクソだw 衛星劇場6月の川島雄三没後50年特集で放送する作品、5月に先行放送あり
「お笑い週間 笑ふ宝船」
「深夜の市長」
「追跡者」
「女優と名探偵」
「こんな私じゃなかったに」
「純潔革命」
「お嬢さん社長」
面白い面白くないは別として、初期作品とか短編はこんな特集でもないと観る機会はないだろうね 日本映画専門チャンネルで12月に『洲崎パラダイス 赤信号』と『グラマ島の誘惑』を放送予定 >>97
集合住宅歴史館行きたくなった。ありがとう。 幕末太陽傳始めて見た
最後の静まる感じがいいね
で、時計が割と出てきた理由が分かんなかったんだけど
誰か教えてくれ… 騒動が終わって、しんとした相模屋を出て行くシーン?
あそこいいよね〜 自分の死を身近に感じながらも、それを認めたくない気持ちが上回っている、そんな複雑な感情がラストシーンから伺えた。 洲崎パラダイス 赤信号
借りて見た。
女中という言葉の使い方が現在と違う。
女店員募集
じゃなくて
映画では
女中さん
入用
だった。
件の飲食店。 花影
なかなか良かったけど、最後の心境を説明したナレーションが余計だな
女優の演技だけで見せてくれよ >>105
>最後の心境を説明したナレーション
あれは確か原作の地の文と同じだよ。原作の地の文を入れて文芸映画的な
格調を出すための演出。 格調はむしろ損ねるだろ
文芸映画で要所でナレーションを入れるのなんて
他には「愛の渇き」ぐらいだわ
ああいうのは文芸映画に慣れてない監督がやる蛇足 >>108
それ川島雄三と菊島隆三に言えば? もう死んでるけどw
あれはたぶんラストをどう〆ていいか分からなくて(自殺する女の描写など
どうしていいか分からず)、そこで客観的な神=語り手の視点として原作の
地の文を使っただけと思います。 >>109
演出できないからナレーションに逃げる
それが見え見えだからダサいんだよね
菊島隆三で同じバーのマダムを描いた
「女が階段を上る時」と比べればラストのダサさがよくわかる
女の心情すら表現できないような人には文芸映画は無理だわ 「女が階段を上る時」にもナレーション入ってると思うがw 花影って結構批判されてる小説なんだね
確かに映画見ても、この程度で自殺するのか?って薄っぺらさがあった >>115 DVD出てないやつでおすすめはどれですか? tsutayaに置いてくれないと
視聴不可能です。 DVD化されていないのにどうやって置くの?
いまどきVHSですか? 東京映画で撮った映画をソフト化してほしい…
ビデオで出たっけ? グラマ島の誘惑は三橋達也のあの扮装思い出すとどうしても笑ってしまうw 洲崎パラダイスは
解説書付きのデジタルリマスターと新しいHDリマスターで画質に差はありますか 画質はよくわからんですけど
HDリマスターの表に書いてある英字タイトル表示が「SUZAKI」になってるのが気になる…
「SUSAKI」だよね?
それとも「SUZAKI」でも正しいの?
それと、あのデザインは三橋達也が不憫すぎる。 「とうからし」も英字で「TOGARASHI」としてるのは発音のしやすさを考慮してるため ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています