でもさあ、今の世の中、出口の見えない大不況で、若者も就職難で、3.11なんかもあって、
この映画が公開された1996年もすでに不況だったけど、
その頃とでも比べ物にならないほど、
生きにくい時代になってる
どん底に落とされてる人はいくらでもいるよね
そういう今の視点でこの映画を観たら
このふたりは絶望なんてものから程遠いよって思う人が多いんじゃないかな
だってこのふたり、健康で(マーちゃんはもしかしたら左腕に障碍があるかもしれないが)、
まだ若くてさ、何を絶望するほどのことがある?
一つの夢が終わっただけだよ
一つの挫折を経験しただけだよ
わたしは癌だしもう若くないし、挫折もしっかりしたし、3.11で家族の一人を失ったけど、
もう終わっちゃってるなんて思ってないよ
まだ生きてるからね
な〜んて、独りよがりなことを書いて、自分語りをしちゃってごめんなさい
でもこの映画を観て、わたしはまた頑張ろうって気持ちになったんだよね
この先いい方向に向かうなんてことは全然ないかもしれないし、
いいことなんて特にないかもしれないけど、でもまだ生きてるから、
ちゃんと生きようって
なんか、見終わった後にストレッチとか始めちゃったりなんかして。この単純さどうしよう