>>27
>東宝に限らずどこの会社も社員監督の立場ってそんなもんだったののでは。
まあ、確かにそうだよね。邦画斜陽の中で各社とも合理化を推進した中で、
東宝も監督や技術者の専属契約を解除した。ヒットメーカーであり、キャリアから
いっても相当高額なギャラに達していただろうから、真っ先に本多との専属が見直されたのも無理はない。
ただ、すでに黒澤は東宝から独立させられていたし、この時期、鈴木英夫や千葉泰樹のように、
映画の専属を解除されて東宝テレビ部に移籍させられて人もいる。
その後、監督や技術者、俳優たちも続々と契約解除になった。それが60年代後半から70年代はじめという時代。
「一方的に解除」「仕打ち」とか、あたかも本多だけが悲劇の被害者であるかのような見方はヘンだとは思う。