遺作が「メカゴジラの逆襲」なんだが、実質的な昭和のゴジラシリーズの終焉を、
本多監督が演出したというのも、縁(えにし)というものか...。
「メカゴジラの逆襲」の劇中で、チタノザウルスの横須賀襲撃の際、横須賀市役所の
広報車が避難を呼び掛けていたり、武装した自衛隊員が警戒していたり、機動隊員が、
避難誘導していたりと、宇宙人が出て来る荒唐無稽なお話のようでも、細かい演出を
しているのが印象的だった。
ただ、惜しむらくは、中野特技監督の特技演出が浮いていたことかな...。
有川特技監督であれば、もっと違った印象だったかも...。
ところで、1984年のゴジラ復活まで、いろんな検討稿が出ていたようだが、
本多監督へのオファーは無かったのだろうか?