特撮おじさん、本多猪四郎監督 3
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「空の大怪獣ラドン」は、炭鉱の町のディティールが非常に細かい・・・。
白川由美が兄と二人で暮らす長屋とか。
そういうところに、唐突に出てくるメガヌロンが非常に恐ろしい。
現実の生活観そのままの場所に、突如、非日常の得体の知れないものが現れるという
唐突さが出色ですね。
警官隊が畳の上に土足で上がってるのが、あたりまえだけどすごくリアルに感じる
この時期の東宝の特撮映画の登場人物は、池田憲章も言ってたけど怪獣相手に先入観がないんだよね 警官隊が踏み込む場面で、白い作業服を着てピッケル?のようなものを持った人たちがいるが、
あの人たちは炭鉱作業員の自警団みたいな人たちなのかな・・・?
街全体が次第に騒然となっていくなかで、「どうしたの?どうしたの?」といった住人の声が聞こえるのも細かい。
「地球防衛軍」の富士市での警察署での演出もそうですね。
昭和30年代に、黒澤明がゴジラ映画を演出するという企画があったとかいう真偽不明の話を
聞いたことがある・・・。なんでも実物大のゴジラを製作しなければならないので、頓挫したとか・・・。
そんなことになったらどんな映画になっていたのだろうか。
橋本忍脚本のゴジラ映画も観てみたかったような気もするが、本多監督の演出した映画に比べて、
なんかちぐはぐした映画になりそう・・・。
黒澤は東宝が「連合艦隊」(だったかな?)を製作すると聞いて、
「1隻の戦艦も使えないのに彼らは何を撮るつもりなんだろう?」と言ったらしいからね。
「巨大な船が波を蹴立てて邁進するから映画になるんじゃないか」だそうだ。
この考え方だと実物大どころか本物のゴジラが使えないと撮らなかったんじゃないかねぇ。 >>151
本多監督とは特殊撮影に関する考え方がまるっきり違う感じですね・・・。
とはいっても、「夢」という映画で、「赤富士」というエピソードを撮影しているわけですが。
そのときは「富士山が大爆発して、溶岩が一気に流れ出してくるから映画になるんじゃないか」とは言わなかったのか。
ついでに、「蜘蛛巣城」撮影時、草木をつけて偽装した軍勢が、蜘蛛巣城に迫ってくるシーンで、
黒澤明が円谷英二を嫌っていたため、スタッフがこっそり特殊撮影を頼みに行ったという話を聞いたことがあるが、
ほんとなのhttp://gimpo.2ch.net/rmovie/かな・・・。
「東宝特撮映画全史」という書籍に、霧の中で木々が揺れているシーンを撮影している写真が掲載されているが、
もっと効果的な使い方があったように思うのだが。
>>146 亀レスになってしまったが、こういう地方での再上映は嬉しい。
DVDでもどうしても限界はあるからね。
「ゴラス」は4chステレオでの上映かな 山形新聞などで、山形ドキュメンタリー映画祭のプレイベントの記事が、何回か掲載されていた。
しかし、もっと早くこういったイベントが地元で行われなかったのは何故か。
生誕100周年という区切の時だからかもしれないが、世界に通用する映画監督として、
再評価されるべきだとおもうが・・・。 >>156 同意。
生誕100周年イベントは全国規模でやっても良いと思う。
数々の名作がDVD、CSなどでしか見られないのは間違っている。 全部東宝が悪い
ルーカスやスピルバーグにはヘコヘコするくせに 6月8日の山形新聞夕刊 「熱く面白く」に、『リアリズム追求本多監督 "人間ドラマ"が真骨頂』
との見出しで、本多監督の記事が。
内容は、「ゴジラ」製作時の『この作品をまじめに捉えることのできない人は、今すぐやめてください』との言葉から
円谷英二特技監督との緊密な映画制作といったおなじみのお話を経て、プレイベントでの上映作品「ガス人間第1号」
の紹介。
『現実離れしたファンタジーでも9、本多はリアリズムを追求した。』
『作品自体は、現場にかかわった人々の意気込みと叡智が結集されたのだろう、一班映画としても極上の出来栄えとなった。』
『意外な結末に思わず目がにじむ。本多監督のケレン味のない静謐な演出に唸らされることは請け合いである。』
との言葉も。
そして最後に、
『特撮映画だけではない、知られざる本多が山形で復活する。2011年には生誕100周年を迎える。
本多猪四郎再評価のうねりを故郷山形から起こしたい。』
との言葉で締めくくられています。
本多監督が他界されてから十数年、遅すぎた!とは敢えて言わないでおこう・・・。
今回のイベントが、本格的な本多監督再評価に繋がればいいな・・・。
AK100の記念イベントで何故か
XJAPANのHIDEの展覧会か何かやるらしいけど。
そんなことやるなら本多さんを取り上げればいいのに。 TVブロスだったか、かなり前に、ジャズだかの名盤を紹介するコラムに、
「美女と液体人間」のサントラが紹介されていた。
キャバレー ホムラで、警察がギャングの手入れをするシーンで、バンドの演奏と
警察がギャングを逮捕していくシーンがカットバックで描かれ、劇伴と併せて緊迫感のある
シーンになっていると評価されていた。
SF怪獣映画のなかの、一般映画的なシーンの演出とかはもっと評価されてほしい・・・。
この前テレビで本多監督が特集されてたけど見た人居る?
>>162
どこのチャンネルですか?
是非、観たかった・・・。 「いのしろう」ではなく「いしろう」だと知ってから久しい。
特撮好きという事もあって、自分に息子が出来たら
本多監督に肖るという意味もあって「威士郎」と命名したかった。
(「翔太」とか、そんなありふれた名前、今更付けられるか!) 本多監督の特撮映画については、関沢新一より、木村武の脚本の方が、本多監督の作風に
合っていたような気がするのだが・・・。
「空の大怪獣ラドン」で、迎撃に上がった空自の戦闘機隊のパイロットたちが、
飛行するラドンの姿を目で追うなど演技が細かくてよい・・・。
ミニチュアと実機、そして役者のカットバックで、自然に映像に集中できるというか、そんな感じがする。
90年代のゴジラ映画に欠けているもののひとつだな。
ところで、山形の本多監督のイベント行った人いるのかな? >>166 俺は行った。
井上ひさしが、「本多監督作品の怪獣は嫌らしくない」と言ったのが特に印象深かった。
しかしメガヌロンやマタンゴの効果音は劇場だと半端じゃないくらい怖い。 マタンゴの船室とか階段とか、カットの切り方がすごい怖いよね 公式サイトの更新遅いですね・・・。
>>168
本多監督の持ち味は、「マタンゴ」みたいな映画でこそ十分発揮されているようなきがする。
「出演俳優が浮つかないこと」という本多監督の演出方針を見習ってほしい特撮映画は多いよな・・・
平成期のはほとんどがそう・・・ 本日付の山形新聞に、山形国際ドキュメンタリー映画祭の記事が掲載され、
記事の一部に本多監督の記述が。
6月のプレイベントで講演した井上ひさしの言葉で、
「どうして当時の評論家たちに評価されなかったのか」
「日本人はいつも、自分たちの持っているものを正統に評価できずにいる」
と落胆をあらわにした、とのこと。
もともと、ドキュメンタリー志望の本多監督の出身地で、国際的なドキュメンタリー
映画祭が開催されているというのも、なにか因縁のようなものを感ぜずにはいられないという感じか。
BS11で、「ガメラ特集」ということで、ギャオス、バイラスが放送されていた。
ゴジラとガメラでは、方向性が違うかもしれないが、どうしても本編演出、特撮演出も
本多監督や、東宝特撮と比べてしまうな・・・。
もっともガメラシリーズは、それはそれで好きなんだが。 ガメラシリーズって、独力で特撮をやったってのが偉いとおも >>173
大映は、本編に対しての映像効果としての特撮はともかく、怪獣映画のような特撮主体の
映画だと、粗が出てくるような気がする。
ガメラシリーズの特撮に関しては、湯浅監督よりも築地米三郎監督の方がよかったのでは・・・?
本多監督が特撮にも部分的に関わったのは、「オール怪獣大進撃」でしたか。 松林宗恵監督が亡くなったそうですね。
ご冥福をお祈りします。
以前、何かで読んだが、円谷プロで撮影した「勝利者たち」という映画で、
東宝の松林組のスタッフに比べて、あまりに助監督をはじめとするスタッフが使えないので、
映画の撮影がイヤになってしまった、とか言っていた・・・。
スレ違いスマソ。 >>166
この人のすごいのは
特撮と役者の演技の融合を考えて演出ができること。
3丁目の夕日にゴジラがちょっと出てくるが
あれは何ですか?
「南海の大怪獣」は、なかなかの佳作だと思います。
当銀長太郎が襲われるシーンや、セルジオ島の集落をゲゾラが襲うシーンは、
本編と実物大のモデル、ミニチュア、合成をうまく編集して一つに融合させているので、
すんなり映像に入っていける感じがする。
特撮演出については、中野監督よりも、有川監督の方が、本多監督にはあっていたと思う。
まあ才能が、有川>>>>>>>>>>>>>>>>>中野だから。 助監督出身の中野さんと、撮影技師の有川さんとではいろいろ差が出るのかな 「サンダ対ガイラ」などで描かれる自衛隊の怪獣迎撃作戦・・・。
自衛隊からみたら、戦略や戦術などどうみえるんだろうか・・・。
ああいった描写は、本多監督が脚本の改稿の段階から手をいれていたのかな。
本多監督の戦争体験なんかもあるかもしれないね。 久しぶりに「大怪獣バラン」をDVDで観て、ふと気づいたんだが。
北上川上流で珍しい蝶が発見されたことがきっかけでこの物語は始まるが、
「ウルトラQ」の「変身」も、モルフォ蝶が出てくる・・・。
しかも、同じく出演しているのは野村浩三・・・。
園田あゆみと松尾文人も、「ウルトラQ」の3人に見えなくも無い。
ところで、映画制作時の東北の寒村なんて、あんなイメージだったのか? そうだ。嫁は飯食う時も座敷に上げてもらえず土間で食う。 キネマ旬報の9月下旬号(東宝特撮・ブルーレイ発売記念特集)で
石上三昇志と樋口真嗣の対談が載ってるんだけど、石上て未だに
初代ゴジラが大嫌いなんだな…。
「戦争の悲惨さと怪獣SFを無理に重ね合わせないでほしかった」とか、
「ゴジラの逆襲の方がずっと面白い」だとか。
「これからお父様のところに行くのよ、の場面は本多監督の持ち味じゃない」
って、いくらなんでも酷すぎないか? 石上って今70歳って、意外と若いんだな。ゴジラの昭和29年は15歳か。
爺になってもまだ中坊の感覚のまま評論してるってある意味すごいじゃん 嫌いなゴジラの権威者ぶって原稿料もらっちゃう図太い感覚はオトナ。 石上の、上から目線で偉そうな物言い(間違った知識も多い)は、唐沢俊一や
岡田斗司夫が受け継いでる感じだ。
>>184
樋口シンジは、それに対してどう答えていたのかなぁ・・・。
それにしても、「ゴジラ」という映画をどうみたら、そういう思考にいたるのか・・・。
双葉十三郎(だったかな)が、「ゴジラ」封切り時の映画評で、「空想を空想として楽しめず、
薄暗い嫌な後味がのこる」と評していたのと同じようなものか。
アメリカ占領軍の文化に比べて、彼らには日本の文化はすべて薄暗くて貧乏くさく見えるんでしょう。
水木しげるは封切りで観て大興奮し、ゴジラが貧乏を吹き飛ばしてくれそうに感じたと語ってるな。 当時の人には戦争の記憶がまだ色濃く残ってたから顔をしかめるのも無理からず
ってとこじゃないすかね
それだけ初代をリアルに感じたというのも、しかし凄いことだ 石上某が何を言おうが、「ゴジラ」が日本映画の傑作であることや本多監督が偉大だと言うことは
疑いようの無い事実であるとおもうが。
それに、本多監督としては、批評家が何を言おうが、劇場やビデオで本多作品を観た無名の批評家の意見のほうが
うれしいのではないだろうか・・・。
>>179
ところで、今さらながら、有川特技監督が、東宝を離れて国際放映に移籍したのはどういう理由があってなんだろうか。
特撮パニック映画はともかく、怪獣映画での中野監督の合成や特技演出はなんだか大雑把な感じがするのだが。
他の監督なら中野監督でも、本多監督には有川特技監督の方があっていた。
それなら、「メカゴジラの逆襲」ももっとよくなっていたはず、という気がする。 特技課が解散し、オヤジも亡くなって、東宝にいても仕方がないって気持ちになったっておっしゃってる。
国際放映に行ったのは、東宝から「今度レインボーマンってのをやるんで、
ひとつ国際放映のTVの現場で働いてくれないか」って請われてのことだそうだ。
レインボーマンのDVDで語っておられます >>190
樋口はおべんちゃらに終始してる。
「これからは何かあったら石上さんに相談すればいいことが判りました」とか。 >>194
師匠である、円谷英二が死んだことが、一つの転機となったという感じですかね。
他の監督はともかく、本多監督の映画には、特技監督として参加していて欲しかったな・・・。
御教授どうもありがとうございました。
>>195
何故、そこで石上某を論破せんか〜、樋口!という感じだなぁ・・・。
>「これからは何かあったら石上さんに相談すればいいことが判りました」
これはへつらってるように見せかけながら明らかにバカにしてるだろw 何故だか、ふと何度も「宇宙大戦争」を観てしまう・・・。
地球圏に接近してくるナタールに対して、軌道上で事前に哨戒部隊が警戒しているのがなんだかかこよい。
特撮に対しては、雲霞のごとく侵攻してくるナタールみたいな映像が観たかったが。
それに対して、技術的には劣勢な地球軍が戦うわけだが、ナタール戦役の軌道上会戦においてエースパイロットが出たんだろうな・・・
などと考えるのも楽しい。
ピクトリアルスケッチにあるような、なにかヘンな植物があると思ったら、実は異星人だったという映像も観たかった。
本多監督の演出で、小松左京の「見知らぬ明日」も観てみたかった。 >>184
「ゴジラの逆襲」だって、第一作と同じ第二次大戦トラウマ映画なんだけど、
石上は、一作目については、その(主人公が自らの)トラウマと無理心中してしまうところが気に入らなかったのかな。
>>190が書いている「双葉十三郎の批判」、>>191が書いている「水木しげるの賞賛」と、
石上の批判は、実は根っこがまったく同じような気がする。
水木しげるは評論家のことを漫画でボロカスに描いてるな >>199
水木は鬱戦争漫画の第一人者で、戦争のトラウマにこだわり続けてる作家だよ。
石上のような脳天気と一緒にしては失礼。
「鬼太郎のベトナム戦記」とか読んでみると、石上とは真逆であることが判るはず。 >>201
本多監督自身も、8年以上も軍人として戦地に行き、水木しげるも一兵卒として
軍隊、戦争というものを体験(しかも負傷)したわけで、軍隊、戦争の理不尽さを
ストレートに表現できたということか。
前に、木村功主演の「真空地帯」を観たことがあったが、本多監督も、ああいったものを
体験してきたのだろうか。 水木先生は南方の玉砕部隊の生き残りだからな。本多先生は中国戦線出征兵だし あらら、被っちゃった。石上は戦場へ行ってない人間、
本多先生や水木先生は戦場で実際に殺し合いをしてきた体験者、
スタンスが違うのは当たり前かもね 細菌兵器の部隊にいたのでは、と疑われている某巨匠監督もいますな。 >>202
大戦中の本多監督は、立場としては、「真空地帯」の木村功じゃなくて、
「拝啓天皇陛下様」における長門裕之のようなものだったんじゃないかな。 そういえば、合計8年以上も軍隊にいたので、終いにはいっぱしの下士官になっていた、とある書籍のなかで言われていた。
初年兵なんかへの教育でも、上官から理不尽に殴られたりしないように、軍隊の要領を教えていたとか。
「宇宙大戦争」なんか、アンノ某とか、ヒグチ某とかがリメイクしたら、
やたらマニアックな映画になりそうだが・・・。
オリジナルは、「地球防衛軍」」の姉妹編みたいだが、映画の完成度からいえば、
「地球防衛軍」のほうが上だね。
でも、「ゴジラ画報」でも指摘されていたが、なぜ、月のナタール基地への攻撃隊が、
全員科学者なんだろ?てか普通は軍人が行くべきなんじゃないかな・・・。
科学者達が帰還したあと、世界の人たちが、地球防衛のため演説しているシーンで、
いつもほのぼのしてしまう。(ビラ撒いてる人もいる) ところで、怪獣大戦争で宇宙局を攻撃した後、統制官が「ン?」って首を傾げるけど、
あれってどういう演出なのかな。未だにちょっと違和感がある。
テレビで観た時、あのあとのシーンが絶対カットされたんだと思った。 前後のシーンは忘れたが、確かにそんなシーンあったな。
確か、コンピューター(電子計算機か?)が、計画通りと答えたのに対してだったと思うが・・・。
なにか直感で、統制官自身が、コンピューターの予測に対して違和感を感じたということではないかな。
確かそのとき、地球軍は「神に祈りましょう」って言ってたから。
そういうことなんだろうけど、その後のフォローが無いので変な感じなんだよね >>211
波川女史による裏切りが完璧な計画に齟齬を生じさせ、それがコンピューターでさえ予測不可能な、
まだ見ぬ未来への脱出につながるという伏線となっているのではないかな。
それにしても、映画の最後で、X星を徹底的に調査する、みたいなことを言っているが、
X星人への対抗手段を手に入れた地球人は、どんなふうにX星を調査するのかなぁ・・・。
水野久美そっくりの顔を持つX星人の女を捕まえて・・・。
もし言うことを聞かなければ、レデェガードの音波で・・・、ゲフゲフッ!!
ところで、今日の山形新聞に、山形ドキュメンタリー映画祭に関連して、本多監督の記事がでていたが、
そこに、息子の本多隆司氏の写真が・・・。
結構なお年なんだね。 ttp://www.tohostage.com/gas/
ガス人間舞台化記念あげ ttp://www.laputa-jp.com/laputa/program/yukimuraizumi/
10月25日(日)〜31日(土)
「こだまは呼んでいる」上映
ラピュタ阿佐ヶ谷 >>214
水野久美さんが出てる!
でもどうせハッピーエンディングになっちまうのさ。そうさ。きっとそうさ。
公式サイト、久しぶりに更新されてますね。
「空の大怪獣ラドン」のページの、襖の向こうにのぞく巨大なはさみの絵コンテが
なんだか妙に怖いのは何故だろう・・・。
「ガス人間第1号」の演出の後藤ひろひとって、本多監督と同じ山形県出身なのですね。
そういえば、山形国際ドキュメンタリー映画祭において、本多隆司氏と、飛び入り参加の
金子修介監督がトークショーをやっていたが、2011年の生誕100周年になにか特別企画を
やりたいということだった。
どんなことするんだろ? >>216
お前きっとラストに肝潰すよ。座布団三枚上げても良いラストだったよ。
もち映画と違うんだが。 シネマヴェーラ渋谷「東宝青春映画の輝き」
ttp://www.cinemavera.com/programs.html
10/29(thu)
『お嫁においで』監督:本多猪四郎
12:40 /15:55/19:10 「お嫁においで」って、前に衛星劇場で放送していたのを見逃したことあったな〜。
もう解約してしまったが、いまでもたまに放送されたりしているんだろうか。
この映画は「サンダ対ガイラ」の頃だったかな。
本多監督には、もっとこういった感じの映画も撮ってもらいたかったな。 >222
「お嫁においで」はVHSが発売されてて、
でかいレンタル屋に行くとたまに見かけますね。
「鉄腕投手稲尾物語」もキネマ倶楽部からVHSが出てたけど、
こちらはレンタル禁止だったこともあって滅多にお目にかかれないです。
そういえば金子修介監督のブログで、山形で上映された
「夜間中学」のストーリーが紹介されてました。
これは本多監督の一般映画の中でもかなり評価が高い作品のようですが、
観る機会が少ないのが残念です。 久々にDVDでモスラ観たけど、いい作品だな。
小泉さんのオーディオコメンタリー聞きながらだったんだが、
幻のラストシーンがあったって話。
俺は知らなかったんだが、マニアの間では有名なのかな?
そっちのほうを観たかった様な気がする。
ニューカークシティのセットはやけくそで作った感じがある。
コロンビア映画との約束とは言えどなぁ・・・ >>223
「鉄腕投手稲尾物語」って、「本多猪四郎全仕事」っていう本でスチール見たことある。
実際の野球試合の映像と、本編撮影した映像を編集してあるそうで、"本多監督の編集テクニックに注目"
みたいなキャプションがついていた。
「夜間中学」は、日大の芸術学部の学生がスタッフとして参加して、
大映が安く買い上げて公開したので、本多監督としては、ほとんど無報酬だったとか、
本で読んだことある。
>>224
ほんとは阿蘇山?だったかでネルソン一味がモスラにやっつけられて終わりだったみたいだね。
東宝出版の特撮SFシリーズにスチールが載ってたよ。
ニューカークシティのエキストラは、横田基地だかの軍人さんが出演したとか聞いたことがある。
あと警官役で、「ドゴラ」のダン・ユマがいるよね?
>>225
wikiによると
「小美人を連れて南九州、高千穂峰まで逃げていたネルソン一行が
モスラの追撃に遭い、そこでネルソンが死んで大団円となる」とあった。
実際鹿児島でロケが行われている。調査隊を船で見送るシーンでは桜島が
出てきている。 「こだまは呼んでいる」観てきた。
・特撮映画だった。
バスが山の中を走るだけでものすごいスペクタクルな画になるのは流石。
・本多作品の池部良はいつもツンデレだと思った。むしろクーデレなのか。
・とにかく脇を固める大部屋役者のかけあいが絶妙。
後年の関沢脚本の作品群を濃縮したような芝居。
・年代を調べてみたら丁度「美女と液体人間」と「ガス人間」、
「バラン」と「モスラ」の間の年に作られている。
本多さんのコメディセンスが爆発し始めたのはこのあたりじゃないか、と勘ぐってみる。
・詳細はネタバレになるので伏せるが、ドラマの根底にある問題意識に、
「お嫁においで」と通じるものが見受けられた。
・金持ちの家で人形のように座らされている貧乏娘が、
つい動き回って仕事をしてしまう、という様子を見て、
奥さんが語っていた本多さんの様子にそっくりだと思った。
「年中働いている人で、じっとしていられない人だった。
落ち着かないから座っていてくれ、って言っても、「俺は立ってるほうが楽なんだ」」
・自然との闘いがあり、ギャグのつるべうちがあり、ストイックな三角関係があり、
竜神様の踊るお祭りがあり、饒舌で男勝りのヒロインがあり、特撮があり、
人命救助を最優先するプロフェッショナルの姿があり、
本当に本多作品らしい本多作品だった。
それにしても「夜間中学」はやたら評判がいいなあ。
そもそも観る機会の少ない作品だから感想を目にする機会というものがさらに少ないのだけれど、
たまに感想を見かけると軒並み絶賛だし、監督本人の愛着も強い作品だし。
山形に行きたかった… すまん。
個人用にメモっといたものだったんだが、
鑑賞の機会が少ない作品だからなんかの参考になればと
全文コピってしまった。 「サンダ対ガイラ」のDVDを久しぶりに観てしまった・・・。
迎撃作戦を展開する自衛隊の描写なんかで、小銃を構えて周辺警戒している隊員とか、
画面の端っこに映っている隊員までしっかりと職務を遂行している様子がわかって
とてもかっこいい。
メーサーが展開するシーンでも、ブルーバックで隊員を合成したりして、
ミニチュアであっても、実際に人間が操縦していることが自然に認識できたりする。
サンダが現れるところなんかも、山の上から隊員が転がってきたりして、演出が緻密ですね。
平成時代の「VSモスラ」や「VSメカゴジラ」だと、ミニチュアだけで、兵器のなかで操縦している
パイロットや兵士の描写がないので、なんだか緊迫感がない感じがする。
特に「VSモスラ」のメーサー攻撃機が出てくるとこなんか、あまりにも薄っぺらいんじゃないだろうか。
画コンテには、パイロットの描写もあったみたいだが。
そういうところがハリウッド映画を意識した割には?はずした感じがこっ恥ずかしい平成VSシリーズを好きになれない理由の一つ。
>>230
群集シーンをやらせたら本多監督の右に出る者はいない。 >>230
その手のシーンで一番好きなのが、「ガス人間」の
新聞社に水野が自首してくるシーンですね。
さっき確認したら、あのシーン、かなり細かくカットを割ってるんですが、
芝居の進行にあわせて、モブキャラ全員、別々の芝居をしてました。
特に「僕ですよ」の次のカットで将棋版を囲んでる新聞記者が、
あまりの事態に全員違う方向を向いて違う表情をするのが、何回観ても素晴らしいです。 http://news.nifty.com/cs/entame/moviedetail/cnmtoday-N0020825/1.htm
「ガンダム」が好き過ぎる!落合博満監督と長男、優勝を逃したらガンダム禁止!の親子愛
三冠王三回の大打者もガンダムファンだ。
偉大な選手はさすが日本の特撮みたいな幼稚なものには目もくれないらしいなwww。
仕事帰りに本屋に行ったら人が殺せそうな分厚い本が出てて、
>ttp://www.amazon.co.jp/大系-黒澤明-第1巻-黒澤-明/dp/4062155753
>大系 黒澤明 第1巻 (単行本)
>黒澤 明 (著), 浜野 保樹 (編集)
1951年の座談会「映画の名人藝」が収録されてました。
(出席者:吉村公三郎、黒澤明、南部圭之助、森岩雄、本多猪四郎) SF作家の小松左京の小説に、第2次大戦で本土決戦に突入した日本と、ゲリラとなって戦う少年兵を描いた小説で
「地には平和を」というのがあります。
自身の戦争体験を踏まえて書かれたものですが、自身が体験した戦争というものを文学で表現しようとすると、
あまりにもテーマが大きすぎて表現が難しくなるが、SFならばエンターティメントとして読ませることが出来る、
戦争が無かったらSF作家にはなっていなかっただろう、とかいうことを自伝で書いていた。
本多監督自身、演出したSF映画のなかで、未知の巨大生物の襲来や、異星人との攻防に、自身の戦争体験を反映させた
とかはなかったのだろうか? 「サンダ対ガイラ」で、ガイラ接近に際して、勇み足で発砲してしまう自衛隊員。
(その後の、幕僚役の桐野洋雄の「どこの命令で発砲してるんだ!!」との台詞もイイ)
「モスラ対ゴジラ」での司令部移動の際、撤収作業の間、小銃を構えて警備する自衛隊員。
「怪獣大戦争」で、竜神湖から円盤が出現した時の、「撃ちますか、撃ちますか?」と指揮官に確認する副官。
このような、細かい描写が、リアリティを高めるんだろうね・・・。
本多監督のゴジラ映画(「怪獣総進撃」くらいまでか)とか、「フランケンシュタイン対地底怪獣」と「サンダ対ガイラ」、
「地球防衛軍」と「宇宙大戦争」など、微妙に前作とのつながりを示唆する台詞や描写があるが、確実に前作と共通の世界観とはしていない。
観た人の考えによって、いろんな解釈が出来るようにしているのだろうか。
また、厳密な続き物とすると、作劇上の制約とかも出てくるからかもしれないが。
90年代のVSシリーズが、連続した世界観にこだわった理由がいまいちよくわからん。
23世紀から未来の人間がやって来るわ、地球の先住民が出てくるわ、宇宙怪獣は来るわ、
巨大ロボットで、火星軌道まで行っちゃうわ・・・。
しかも、未来人の提案で1954年のゴジラ東京襲撃が無くなったことになっているはず(?)なのに、
山根恵美子には芹沢博士の記憶がしっかりあったり・・・。
1954年、1984年からの時系列で見ると、すさまじいことになっているな。 土屋嘉男ももっと出てほしかったのになあ。連続ドラマにしたせいで、
一回限りの出演になったのかと勘ぐっちまうな。 >>239
土屋嘉男は、もっとゴジラ映画に出演して欲しかった。
佐原健二と共演なんかしたらよかったのにね。
以前、フィギュア王のゴジラ特集で、水野久美と一緒に対談していたが、元気そうだったので、
また出演して欲しい。
もし、本多監督の生涯で、戦前の助監督時代、戦時中の軍隊時代、戦後のゴジラ映画の演出から、
晩年の黒澤監督の補佐までを映画化(あるいはドラマ化?)したら、晩年の本多監督は、佐原健二が
演じればいい。そして黒澤監督役は土屋嘉男が演じるのはどうか。 そうそう、最初と最後にしか出ないんだが子供思いのいいお父さんって感じがにじみ出ててさ、あの佐原さんはいいんだよね。
オール怪獣自体 本多監督のリリシズム全開みたいで心和むんだ。 とにかくリアリズムに徹した反応を指導されたってね。
いきなり怪獣を見てビックリするんじゃなくて、最初は「ハァ?」ってなるもんだ、と。
対する佐原健二も記憶喪失の「上の空」の演技を自ら提案して演じたり、
役者のアイディアは喜んでとり入れる監督だったらしいね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています