【役所広司】CURE【主演】
公開年 1997年
ジャンル ホラー
監督・脚本 黒沢清
出演 役所広司(高部刑事)
萩原聖人(間宮邦彦)
うじきつよし(精神科医佐久間)
中川安奈(高部の妻)
洞口依子(女医)
大杉蓮(藤原本部長)
でんでん(大井田)
奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。それぞれの事件の犯人につながりはないが
犠牲者の首から胸にかけてが×字に切り裂かれていること、いずれの加害者も事件直後に犯行現場
付近で逮捕されること、犯行の直前まで犯人に明確な殺意がなかったことが共通していた。
一向に進展しない捜査に加え、妻が精神を病んでいることも重なりいらだつ高部刑事。
やがて一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮が浮かび上がる。
間宮の事件への関与を確信した高部は彼を拘留し、尋問を続ける。しかし間宮は独特の話術を弄し
周囲のすべてを不安と苛立ちへと追い込んでいく。
マインドコントロ
役所が催眠術を会得して、
最後は面倒になった奥さんをとうとう殺しちまった。 凄い映画だと思うんだけど、なんで最期に役所がああなったかわからん
萩原と口論したときは反対の位置に居たのに
ホラーだから仕方ないけど、人間の内的暴力性を極端に強調しすぎかな、とは思った >>115
1990年代のすごい映画ランキング(SIGHT 2000年 VOL.5)
1.CURE(黒沢清) 2.ソナチネ(北野武) 3.トカレフ(阪本順治)
4.Helpless(青山真治) 5.3-4×10月(北野武) 6.棒の哀しみ(神代
辰巳) 7.新世紀エヴァンゲリオンAir/まごころを、君に(庵野秀明)
8.DEAD OR ALIVE犯罪者(三池崇史) 9.百年の絶唱(井上紀州)
9.無能の人(竹中直人) …全然「凄く」ないと思われる映画が何本も入ってるなぁ
今ほど邦画に人気無かったからかな >>114
選者は、映画評論家のほかに映画監督・作家・俳優・脚本家・ミュージシャン
・イラストレーター・漫画家など21人。1位に10人・2位に8人が投票していて、
3位以下とは大きな差が有る。3位から6位までは5人、7位から9位までは3人が
投票。その他の主な作品は、「もののけ姫」15位・「HANA-BI」16位・「月は
どっちに出ている」24位など。 訳が分からない。
DVDの内容とみんなの書き込み内容が違い過ぎている。
何かがおかしい…。
車椅子のシーンも無かったし、DVDではカット? いやそうじゃないんだ…
ガチで公開版とDVDで違いがあるのか?
誰か助けて下さい。 構築度と、それを台無しにしかねない細部の充実。
ストーリーを知ってしまうと価値が半減してしまうタイプの作品という意味では反・黒沢的とも言える。 復讐2作〜本作〜蛇の道 蜘蛛の瞳 と矢継ぎ早に公開されてた。これ観た直後にもう蛇の道が待機してたわけだから。
作品の驚異的な出来映えにも増して異様な出来事だ。 中野武蔵野ホールで開催された黒沢清レトロスペクティブが懐かしい。
「新作」としてこの作品が待機(公開は新宿だったが)してた時期だった。
同時代の日本映画にここまで刺激されたことは後にも先にもこの時期の黒沢作品だけだった。 初めて見た時と2回目以降は違った見え方する。
リピートすると冷静に構築度の高さなどを確認できるが
最初は緊張感と怖さでそれどころじゃなかった。
回路でも叫でもそういう体験は出来なかった。 萩原はマークスの山観てキャスティングしたというのは本当だろうか?
うじきは誰かが選んだのだろうけど(後にフルメタル極道にも出た。うじきが映画進出を図ってた時期なんだろう。本人の意志ではなく事務所が提案した路線かもしれないが)。 この映画の真の恐ろしさが解かるには、歳を取らないとダメだと思う。
と言うのも、映像的なトリックや催眠術等のオカルト的要素は、実は
それ程映画の中では怖くない。もっと怖い映画はその後に沢山出た。
しかし私が見て怖いと思ったのは、家に帰ると何時も洗濯機が回ってる
場面や、買い物に行って迷子に成る妻、クリーニング店で独り言を言う
客と、服を預けても居ないのにクリーニング店に受け取りに行く主人公。
これってさ、皆のこれからの人生可也の確率で遭遇するから。
俺は既に体験済みだよ。俺が今まで遭遇した中で最強だった奴は、山手線
内で背広を着たサラリーマン風の男性が、突然バイブを鞄から取り出して
JKとの3Pを自慢しだした事だな。何処まで正気なのかが解からない。
間宮を筆頭にこの映画で狂っていると思われる人物達は、実は非情にリア
ルに描かれている。 WOWOWでさっき初めてみてみた、やっぱスレあったんだw
途中から役所が最後に奥さん殺して後味の悪い欝エンドはいやだなあと見てたけど
そんな薄っぺらい終わり方じゃなかった
>>132
オレも役所の奥さんみたいな女にいっぱい出会ってきたからよくわかる
普段は普通だからわからないんだよな 当時のドラマにしろ映画にしろサイコスリラー要素を導入した作品は多かったが
作り手のアホさ加減や役者の自己陶酔などにイライラさせられる物ばかりだった。
この作品だけは別格。
「こんな人々が存在し、こんな事が起こるのは、こんな時代だから」という認識に立たなかったのが正解。
「人物がリアルだ」という賞賛は
黒沢清としては目論見通りであった反面このままこういう路線を歩んだらマズいと思わせた。
妻を殺した後、穏やかな顔で食事する役所を見て心底同情した
母が、痴呆の祖母の介護でノイローゼになっていったのを側で見てたからかな 妻は看護婦さんに殺させたんじゃないかと思ったんだけどどう思いますか?
ウェイトレスと同じように操ることはできそうだけど…。 ナースが歩いてきた後に嫁の顔だったからね
しかもナースの表情がアレだった 実は相当ムチャクチャなことをしてるのだが
なんとなく見ているぶんにはわからない。 中川安奈はもっと活躍してほしい女優だった。
黒沢清作品にも合っていた。
誰かが「なんとなく大映女優の雰囲気がある」と評していた。 ×印の画面上の位置は幼児が動物を描いたときの頭の位置の反対であり、キャプテン翼でキーパーが取りにくいとされる位置でもあるのか? 嫁を殺したのはナースか…なるほど
自分で手を下してたら伝道師になる意味半減だもんね
それであのスッキリ顔…こわい
可哀想だな嫁 時間のあるときに是非観てみて下さい。 → http://www.youtube.com/watch?v=zWPAktCuzK4
ネットの中では、「マスコミが真実を伝えない」ということは周知の事実で、
「9.11」「パールハーバー」「南京大虐殺」「3.11」・・の捏造はかなり知られて来ました。
知っているという人も断片しか知らない人がほとんどだと思います。
このシリーズは、それらの「本筋」を非常に分かり易く表しています。
一切の先入観を持たずに観ることをお勧めします。 初見時の衝撃はないし
何度も観ているが
良くできてる作品だ。
しかし黒沢清の代表作という見方はしたくない。 コテコテのアクション大作モノばかり観ていた時期に観たからなぁ
でんでんが同僚を殺すシーンは本当にゾッとした 久々にwowowで。なにげなく入ってくるノイズの音楽がやばいね。いつのまにか引き込まれる。 チェックした
WOWOWなら
6月27日 水曜
深夜 3時30分
だって 冒頭、ホテトル嬢殺害とエンド前の 包丁もってタッタッタッが唐突で頭にコビリついてて…怖!
臨床心理士にこれ観せたら、面白い感想聞けた
ただ書けないけど; huluで初めて観たんだけど面白すぎワロタ
こういう催眠とか幻覚とか扱った映画って大抵は破綻してて、
視聴者置いてきぼりなの多いけど、この映画はしっかりまとまってるな。
監督さんすごい。
高部が間宮に「思い出したか?」といった後、殺しますよね
あれはどういう意味ですか?
間宮に取り憑いていた「伝道師」なる存在が高部を新しい宿主として選び乗移ったのを確認するための問だったのでしょうか?
それで古い宿主を証拠隠滅のために殺したのでしょうか?
ラノベが発売されているようですがそのことに説明はありますか? ラノベ(ではなくノベルティ)は小説というより映画の解説としてかろうじて読める。
つくづく「文学」に興味がないのだろう(批評だけでなくサンダンス滞在記も面白かったので文才はある)。
>>172
そのノベルティは間宮を殺すシーンをどう解説していましたか?
人間全てが伝道師の資質を持っているのならば間宮を殺す必要はないですよね
二人いたほうがより効率がいい
間宮を殺したということは伝道師は唯一の存在で二人に同時に憑依することはできないということですよね 黒沢清、三池、園、個人的にさっぱり面白くない。貶したいわけじゃなく単に自分にはあわない。
90年代〜現代の邦画を代表する映画監督たちなのに、困ったもんだ。 見れば見るほど奇妙な映画だ。見たところまともじゃないと言うか癒される
べきなのは間宮であって、その癒されるべき人物がまったく癒される必要の
無い人間相手に癒すようなことをやって逆に癒されるべき人間に変えてしまう 最後、ウェイトレスさんにいつ暗示らしきことをかけたのかわからんかった。レス見ると
もともとその描写は無かったみたいね。主人公が一瞬で暗示をかけられる、間宮以上の
伝道師になりましたという解釈でいいのかな。 >>178
そう 間宮は高部以上に伝道師としての素質があった
そのため間宮みたいにわかりやすい催眠の手間を取らなくても
人を癒せる(CUREできる) この映画で「癒されている」のは具体的に誰なのだろう?
殺された人?殺した人?術者?みんな? >>181
この程度で変な映画認定とかw
世界は広いぞ 昔、なんかの映画雑誌orムックで、役所が妻を直接殺してる写真を見たことがあるんだけど。。
何だったかな? オープニングで机がガタガタゆれてるんだけど、あれなんだ? 中川安奈さんの御冥福をお祈りいたします。
エキゾチックな雰囲気の綺麗な方でした。 かつてない構築度と、それを台無しにしかねない要素を含んだ細部の充実。
「このお話はこの後どうなるの?」と思わせる展開は黒沢清としては例外的かもしれないし
初見のインパクトが最も強烈だったことは確かだが
いずれにしても本作が黒沢の「代表作」になってしまうことだけは阻止したい。 o-o、
('A`) メガネメガネ
ノ ノ)_ 中川さんがもういらっしゃらないってのが信じられない 雑誌でクランクアップが報告された時点で期待はしていたし
黒沢清レトロスペクティブで観た復讐2部作の傑作ぶりで間違いなく素晴らしい出来なのだろうと確信はしていたが
公開時劇場で観たときには驚愕させられた。
この直後に蛇の道と蜘蛛の瞳が待機しているのだから、リアルタイムで観た邦画に最も興奮させられた貴重な経験だった。
今でも黒沢清ファンだが、この時期の異様な興奮を再び味わえるかどうかはわからない。 今更見たけど不安になってくる映画だなw
特に間宮のアパート以降 蓮實重彥bot‏
黒沢清には、「説明責任」という概念がこれっぽっちも存在していない。彼が若くして映画作家という身分を選び、いまもなおそうあり続け、世界的にもそうと認知されているのは、
被写体にキャメラを向ければそれが映ってしまうという映画が、「説明責任」なしに成立する数少ない表現ジャンルだからである 映画で足りない部分は小説で補完してあるらしいというから小説を買った。
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JT78I >>209
ねえ お巡りさんこれ見て
俺 あんたの話が聞きたい アマゾンプライムで最近みた。他の人と解釈違うだろうけど
自分なりにアレコレ考えた解釈。レビューでも書いたんだけど、
せっかくだからこっちにも書いてみる。
青ヒゲの内容を忘れてしまうように
記憶を失っていく奥さんと間宮の描写はと同じ訳で。
海に思いをはせる奥さん(1:27)と
浜辺に現れる間宮(00:08)とかも、
あきらかに対照的に描かれてる印象。
高部が、よくクリーニング店を利用してたのは
奥さんが洗濯してくれないからだろう。
高部は普段から同じようなコートを着てるので
クリーニング店に出して帰ってこなかった衣類も
おそらく、コート(1:27)。
1:38で間宮を逃がした時にも、高部はこの手のコートを着ている。
帰り際にも着てるんで、逃がした際に間宮に貸した訳でも無い。
1:27で、そのコートが帰ってこなかった理由(伝票も無い)を考えるに、
やはり1:01で外出した奥さんが回収してしまったからではないかと。
そして、そのコートこそが最後に間宮が着てたコートではないかと(1:43)。
ただし、このカッコウ自体は最初に間宮が登場した時点で着てたのと同じ。
(思うに、そこはコートに注目させないためのミスリードだと思う。
1:02で間宮の衣服は強制的に押収したんで同じ服を着てるのは本来、不自然)
そもそも、間宮が登場時から着てた少し大きめのコート自体、
本来は高部のモノだったのかも知れない。
(高部自身はコートを着てる間宮を最期のシーン以外で見てない)
高部家の洗濯機は新しいものに見える。あるいは
半年ほど前に買い替えたとしたら、奥さんが
古い洗濯機を廃品回収センターのバイトの青年を呼んで
渡したかも知れない。そして、その青年こそが間宮だったと推測。
(間宮がメスマーの研究者だったのは偶然だったのか、
あるいはなんらかの方法で探し出し狙って呼び出したか)
間宮が火と水を使って暗示を書けるように
奥さんの場合、あの洗濯機の振動音が
暗示方法だったんじゃないかと。
間宮自身が独房の温水暖房を破壊しようとしてたのも、
本人も催眠に苦しんでるからではないかと。
(直前の描写の大げさな振動音も、
間宮が暴れているというより間宮自身が感じとっていた
洗濯機の振動音を表した暗喩かも)
1:07で間宮について語ってた高部は
1:08で籠の中のサルと妻の姿を思い出す。
(自分自身が妻に使われるサルの連想が起こった)
00:26分で冒頭の事件の凶器となったパイプ跡を
じっと見つめる高部とフランス語っぽいものを
メモしてる奥さんの描写。
(該当のフランス語は何を言ってるかはわからないけど
「パリのメスマー(1:05)」から、フランスはメスマーと関係ある)
https://www.yomitaya.co.jp/newHomepage/wp-content/uploads/2018/04/122955.jpg
高部が・・・・・・と言うより警察は凶器が
ここのパイプからだったと知ってるんだろうか?
知ってたならパイプの水は、すでに塞がれてるはず。
つまり、高部は警察も知らない凶器の由来を確認に着てる。 間宮が殺意をバラまき、夫の高部がそれらの事件を担当し
個々の犯人と接触し記憶を持ち帰る事で、
奥さんに結果報告が行く。まさにサル回し。
家に帰ればカラの洗濯機はいつも回っていて、
高部は自身も気付かないまま妻の暗示にかかってる。
(間宮を逃がしたのも本人の意思でない)
ビデオの村川すずは1898年に自分の息子を殺害して逮捕(1:30)。
邪教と言う本に出てくる伯楽陶二郎の没年も1898年(1:33)。
ここから村川すずの息子が、陶二郎だったのを臭わせている。
伯楽陶二郎によく似た写真は1:42にも出てくるので、
写真の人物はこの事件の重要人物なのがうかがえる。
息子は死に、母親は逮捕された。しかし二郎という
名前から見ても、一郎と言う名の兄がいて
その系譜は現代に残ったとも推測できる。
あるいは、その子孫が奥さんだったのかも。
最後に精神病院で同様な事件が起こったのは
間宮でなく、高部の妻こそが元凶だった事を示唆し。
(病院での被害者が高部の妻とは限らない)
ステーキ屋でも、新たな殺人が起こった事は
この事件がまだ終わっていない事が示されてる。