【新東宝】東海道四谷怪談【天知茂の】
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新年早々難だが立ててみる。
最高峰の四谷怪談はこれだろ。 天知版しか観たことないんだけど
原作の「お岩、お熊を捕へ、喉へ食ひつき、食ひ殺す」
という場面を再現した映画ってありますかね? 一度、観てみたいんだけど。
お熊というのは伊右衛門の母親ね。 >>112
レスどうもです。
原作読むと、結構グロい場面が多いね。
伊藤喜兵衛は首をはねられるし、小平は指の骨を折られるし
小平の幽霊は赤ん坊を食っちゃうし。
秋山長兵衛が、天井から逆さに降りてきたお岩の幽霊に絞め殺される場面は、
呪怨2の劇場版を連想したわ。
戦前の映画版も観てみたいけど、フィルム残ってないんだろうなぁ。 原作だと、宅悦がお岩にセクハラすんの、
お岩が顔面崩壊した後なのよ。
映画だと崩壊の前だから、自然な感じがするんだけど
崩壊後というグロい演出も見てみたいね。 英語字幕で見たら伊右衛門がIemonになっててレモンみたいで違和感有りw 今年初めて歌舞伎の四谷怪談を見るんだけど、この映画では宅悦が戸板に打ち付けられていたんだな〜 カメラマンの西本さんてこの後香港に渡って
ブルース・リーに最も信頼された有名な人。
著作「香港への道」に詳しい。 このお梅さんって、言ってみれば
巻き添えで死んじゃったようなもので可哀想だった。
池内さんがこんな役って思ったけれど、
考えてみれば“吸血魔”もやったし、地帯(ライン)シリーズのどれか忘れたけど、
酷い役をやってた。
すごい会社だね、新東宝って。 池内淳子は新東宝でかなり大切に扱われてたけど、
結婚引退して離婚後復帰した後、大蔵に汚れ役をやらされた。 >このお梅さんって、言ってみれば
>巻き添えで死んじゃったようなもので可哀想だった。
そもそも、元の鶴屋南北が書いた歌舞伎だと
お梅とその一家が諸悪の根源なんですよ。
伊右衛門に横恋慕して、お岩が邪魔になり殺そうとしたのもお梅の一家だし
岩に毒を飲ませようと企む、お梅の祖父の伊藤喜兵衛が吉良上野介の家来でして
このあたりも、忠臣蔵外伝という因縁があるンですな。
そんなわけで原作だと、岩の祟りで、伊右衛門に殺されるのも無理ないわけだけども
この映画版だと、お梅たちは、たんなる被害者ですね。 >>126
歌舞伎の筋書きって、複雑だよね。二重三重の因縁話は当たり前。
『牡丹燈籠』も円朝の原作だと複雑な因縁話だけど、映画だと極めてシンプル。 通俗的といわれるかもしれないけど、
無慈悲な夫によって強い怨念を抱くまでに至ったが核だと思うな。
因縁があるならば、絡み合う運命によってひとつに人々が
収斂されていったさまはどう説明する。
塩家と高家の対立軸は演目の一番目が歴史物、
二番目が庶民ものという慣習の性質から来るもので
それほど重要とはあんまり思わない。 「毛皮のマリー」で、丸山君は、長いセリフをみごとに構成し、一句一句を情感でふるはせながら、しかも強い
ハガネの裏打ちを施し、セリフが最後の頂点にいたると、噴出する悲劇的感情で観客の心をわしづかみにするといふ、
一種壮麗な技法を示した。おどろいたのは私ばかりではなかつた。演出の松浦竹夫氏も驚嘆し、二人で相談して、
実現をはかることになつた。そこへ今度松竹の重役になつた永山雅啓氏が、折よく手をさしのべてくれたのである。
もう一人の問題は、相手役の明智小五郎だつた。このダンディ、この理智の人、この永遠の恋人を演ずるには、
風貌、年恰好、技術で、とてもチンピラ人気役者では追ひつかない。種々勘考の末、天知茂君を得たのは大きな
喜びである。映画「四谷怪談」の、近代味を漂はせたみごとな伊右衛門で、夙に私は君のファンになつて
ゐたのであつた。
三島由紀夫「『黒蜥蜴』」より
岩波文庫の『東海道四谷怪談』を読み、四谷怪談にはまりました。じょじょに映画やアニメなど四谷怪談ものをみていく予定。天知茂の伊右衛門もみたいのに、近所のレンタルビデオショップになくて無念。 BS2見れる環境だから、夏になったら新聞のテレビ欄まめにチェックするよ。教えてくれてありがと。
田宮神社&陽運寺にお参りにも行ってきたよ。 「渡辺宙明」って、、音が独特だよな。
「中川信夫」モノにはピッタリだw。 >>132
ガキのころ、
夏休みの深夜、民放でよく怪談の古〜い映画やっていた。
トラウマw。 もうこういう時代劇映画は出来ないだろうね。
時代劇をしっかりやれる役者も作り手も今はいないからね。
中川信夫はこれ以外にも「怪談累ヶ淵」も撮ってるが
それを中川信夫ファンの中田秀夫監督が累ヶ淵をリメイクしていたけど
中田秀夫は頑張って演出していて悪くはないんだけど、やっぱどっか物足りない。
黒木瞳、井上真央、麻生久美子らの女優陣が現代風すぎる。
木村多江は感じは出てるんだけど、ただただ薄幸そうに見えるだけ。
一方、若杉嘉津子や北沢典子なんて、ちょっとしたたたずまいから仕草に至るまで
まるで江戸時代の女性がそのまま出てきたようだ。
そういうのを演じられる役者ってもう出ないんだろうなと思う。
CGでどんな映像でも作れそうな時代になっても
50年代60年代に作られてきた映画の感じってもう絶対撮れないよね。
何だろうねえ、この違いは。 京都文化博物館で8月に上映決定
ttp://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html#film_12078 日本映画専門チャンネルで見てる
ちゃちくて笑っちゃうシーンもあるが面白い
八月もリピートやるみたい 昨夜ニコ生でやってたから初めて観たけど面白いね。
リスナーの評価も高くていつの時代も名作は名作なんだと実感した。 なんでお岩は化けて出れるの?
超能力者でもなんでもないただの女でしょ?
普通の人が化けて恨みを晴らせるなら、四十七士を切腹させなくとも
浅野内匠頭化けて出て吉良を憑り殺せば良かったのに・・・(´・ω・`) >>148
お岩さんは、伊右衛門に取りつきはしたが殺してはいませんよ。 直助が伊右衛門に、殺害を持ちかける場面がある。
真っ赤な空、ギョッギョッ、とさざめく鳥のこえ。
いいねえ。 真四谷怪談・東映 三池&海老蔵
かわぐちアクターみたいな構成なら
すなおにコレやりゃいいのに。 自販機でサントリーの日本茶 「伊右衛門」 を買うときに
いつもこの映画を思い出す 佐藤慶が伊右衛門やってるのを見たけど、佐藤慶らしく化けて出たお岩を全然怖がらず平然としている。
しかし主役が澄ましてると映画そのものが全然怖くなくなってしまうんだよなあ、困ったものだw 最近、天知茂の動画がつべでいろいろうPされてるね
若い頃はパッしない
やはり年を重ねてからのほうがニヒルな感じが出ていていい 新東宝は男優もいいけど女優などはお色気たっぷりでさらにいい
倒産のあとも他社にも出演したし、テレビなどでも活躍した 前田通子は日本の女優で初めて全裸を披露したお色気女優
あの忌まわしい五社協定なんていうルールさえなければもっと出演作品を残せたのに 三原葉子、万里昌代、小畑絹子、三ツ矢歌子、高倉みゆき
新東宝の女優は美人ぞろいだった 三条魔子とかね。
大映の『家庭の事情』ではいい役を貰っていて嬉しかった。
三条魔子の可愛らしさ炸裂。 五社協定で映画人生を台無しにされた前田通子、田宮二郎、山本富士子は気の毒だった >>166
私は久保菜穂子さんが好きでした。というか、今でも好き。
別スレでいいとこのお嬢さんであることを知りました。 給料遅配どころか無配が多かったのに五社協定で辞めるにも辞められずで、
新東宝はけっこう残酷物語だったみたいだね。スタッフ的には好きなものが撮れたみたいだけど 新東宝は他社とはまったく違ってエログロを売り物にした映画会社
とくに前田通子や万里昌代、三原葉子の豊満な胸を拝めたんでマニアに支持された
だからといって決して下品ではないんだよね 今観ると、TVの「○○サスペンス劇場」ってのは新東宝映画の焼き直しなんだなと気付かされる 沼田曜一は悪役、刑事役などをうまくこなしていた
テレビで「きんぴら先生」というドラマを毎週放送していたっけ >>156
思い出した。
私、女なんですが。数年まえに駅で電車を待っている時に、
自販機で伊右衛門を買ってベンチに座って、ボトルを眺めながら
思わず「いえもんさま〜」と口走ったら、となりの初老の男性が
飲んでいた缶コーヒーを盛大に吹かれたことがあります。 日本映画で最初のレズシーンを演じた高倉みゆきと大空真弓
それだけ新東宝は先を走っていたのに倒産してしまうとは残念だ 倒産しかけだったから他のやらない先を走りまくってた チョー強引すぎるけど、自分は
大藪春彦…積極的ニヒリズム
中川信夫…消極的ニヒリズム
の巨匠だと思ってるw >>179
「検事とその妹」とか少しだが善役もしている 宇津井健は新東宝の二枚目俳優
悪役は一度も演じなかった >>183
新東宝時代の文太は石井輝男作品以外は善役だよ >>179 丹波さん、当時の新東宝スタッフからなんかボロカスに言われてるんだよね 新東宝時代の文太は大根もいいとこ
東映に移籍して覚醒した >>187 おれ、文太さんって広島弁だと思ってたもん最初w 女優が主役の作品はなぜかエロ映画みたいなタイトルが多い
内容はまともなものなのに 大蔵貢社長は女優に片っ端から手を出していたんだってね >>191
大蔵貢は、女優を愛人にしたのではなくて、
愛人を女優にしていたのです。これなら、文句は出ない!w 当時の大スキャンダル
いまなら連日、民放で特集を組むよ 高倉みゆきって、大蔵貢に無理やり犯されて妾にされたんだよね? 実際はそうじゃなかったのよ。
高倉さんの場合は。
他は知らん。 >>190
『汚れた肉体 聖女』だと日活ロマンポルノ風。
『汚れた肉体聖女』だとこれぞ新東宝って感じ。 万里昌代は座頭市や雷蔵などとも共演してたんだよ
三原葉子は東映に移って、いろいろ脇役で出ていたし
前田通子だけ不遇の映画人生を送った 三原葉子、久保菜穂子、天知茂は大蔵貢登場以前に入社しているのね。 天知茂の強烈な個性がいい
文太などまだ少しも印象に残らない俳優だった 高島忠夫も新東宝出身で、坊ちゃんシリーズで人気を得た >>203
高島忠夫は、最初から東宝でデビューしていれば、
人気シリーズを持てたかもしれませんね。加山雄三みたいに。
ちょっと残念 新東宝映画がようつべにいろいろUPされててうれしい
これからもどんどんUPしてほしいよ 東宝争議で東宝を脱退した人たちが立ちあげたのが新東宝だっけ。
イロモノ的に見られるようになったのは大蔵社長就任以降の末期のころなんだよね 新東宝は創立当時はまともな作品を制作していた
大蔵貢が社長に就任してからエログロ路線に転換し、
数多くのナンセンス映画を世に送り出した ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています