【新東宝】東海道四谷怪談【天知茂の】
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新年早々難だが立ててみる。
最高峰の四谷怪談はこれだろ。 DVD観たけどなんか面白くなかった。
画質がいまいちというか昔の映画特有のおどろおどろしさがない。 >>4
おどろおどろしさというか
この映画の長点は幻想美ってやつじゃないかな。
中川信夫の映画って大体こんなもんだよ。 伊右衛門がお岩の菩提を弔うために籠もるお堂。
数珠が蛇に変わり、床が傾いてずぶずぶと血の池に沈んでいく。
あのどぎつい色彩!恐怖! ホームドラマチャンネルの「江戸の牙」観てて、天知茂が江見俊太郎を
たたッ斬るシーンでこの映画のことを思い出したw むかし(1970年代後半)友人にさそわれて京橋のフィルムセンターでみたなー。
あの当時でもクライマックスで観客の大半が笑ってたなー。 たまに古い映画で笑いが起こるけど
その主な原因って何。
そんなに笑わないほうなので。自分の感覚がおかしいのかな。
それとも、どんな古い映画でも笑える人なのかな。
そのへん、気にしないと、映画つくれなくなっちゃうよね。 東海道←あずまかいどうって読むとは知りませんでした。
東 海 道 四 谷 怪 談
ttp://office-yurika.web.infoseek.co.jp/toho/toho-14.htm
( ttp://office-yurika.web.infoseek.co.jp/toho/toho-top.htm )
この他の四谷怪談映画を御存知の方… いらっしゃいますか ? 10年前に初めて見たときはものすごい名作だと思った
最近見直したらそれほどでもないなと感じた
カメラの性能とフイルムの質が低いせいで
画面が汚くて暗いのが残念
もっともあんまり画面が綺麗になると
セットやメイクや特撮のセコさが目立ってしまうわけだけど 花火大会の夜、一晩に六人が死んでる
・お岩
・宅悦
・小沢宇三郎
・お梅
・お槇
・伊藤喜兵衛
横溝正史が小説にして市川崑が映画化したらどうなったろうw やっと念願の「地獄」を観る事ができた
内容はアレだけどすごいとしか言いようがない
ダリオ・アルジェントの「サスペリア」も
強烈な色彩を上手く使って高い評価を受けたけど
それより17年も前にこれだけの映画が作られていたことは驚異的
沼田曜一さんの怪演がスゴイ
三ツ矢歌子さんが可愛い キャスティングの勝利。
若杉、天知については皆絶賛しているけど、
現代劇風の直助を演じた江見も巧い。
あと、与茂七に中村竜三郎を配して
伝統的な時代劇俳優の味で演じさせたのも面白い。
相手に対する依存心が根深いわりには、絶対的忠誠心を守らずにすぐ背信するし。ある意味で人間として屑だったから成ってしまったのではなかろうかな? 僕は24歳だけど先月の新文芸座のオールナイトで見ました。
それ以来、天知茂ファンになりました 中村竜三郎は新東宝の時代劇で活躍したけど
歌舞伎の出身なの?違うよね たしかこの映画には若い頃の
池内淳子も出てたでしょ? >>37
確か、お梅さんでしたかね?あっさり殺されちゃう花嫁さん。
そうか、あのクライマックスで今時の人は笑うのか!
特撮がせこいとか目まぐるしいカット割やオーバーな音響効果に
慣らされた感覚では昔の映画はかったるいのかね?
戸板返しやズームバックする仏壇、真っ赤な蚊帳など斬新な
ギミックもあって結構面白かったという記憶があるんだけど・・・
この映画は去年都内の名画座でオールナイトでみたな。
結構面白かった。天知茂もかっこよかったし
若杉さんや北沢さんの生年月日知りたくて検索しましたが出てきませんでした
ご存知の方いますかね
『天知茂祭INDOOR LIVE2008』開催要項
【日時】
2008年6月29日(日)16:45開場 17:00開始
【場所】
プリズン東京(JR総武線・東中野駅下車徒歩30秒)
http://www.prison-tokyo.net/
【チケット】
1,500円(ドリンク別)
【出演】
1. 69ERS (バンド)
2. あまりか (ソロ)
3. 門松としお (コント)
4. ジョージ・アツーシ (ソロ)
5. 荼吉尼〜DAKINI〜 (バンド)
6. CRすぎのこ (バンド)
7. SHOW−KEN (ソロ)
8. ヨーヘイ・シャナロック14世 (ソロ)
9. かにクラブ (バンド)
天国の天知茂さんに向かってダンディーなパフォーマンスをする祭です。
興味がある天知茂ファンの皆様。気軽に遊びに来て下さいませませ。
四谷怪談は色彩がすばらしいと思った
夏の暑い深夜に見るべき映画だと思った
DVDでレンタルされてねえかなあ・・・ 8月の放送予定が掲載されてた
http://www.nhk.or.jp/bs/genre/movie_7later.html
衛星映画劇場 東海道四谷怪談 1959年・日本
8月7日(木) 午前0:40〜1:57(6日深夜)
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
この映画を実況できる日が来るなんて夢のようだ >>40
北沢典子は昭和13年3月15日生まれで、新東宝倒産後は東映に移籍、
東映在籍中に大洋ホエールズの近藤昭仁選手と結婚して芸能界から引退
した。
若杉嘉津子は昭和23年に大映の「夜のプラットホーム」で映画デビュー、
デビュー時の芸名は若杉須美子。生年月日は不明。新東宝倒産後はピンク
映画に出演していたようである。
>>44
見たい!!
だが親父が寝てる部屋にしかCATVがない!!
ムリだ!!
天知茂の地獄また見たい・・・
どこかで上映しないかな 今晩、BS2で放送するけど時間が遅すぎる、朝鮮ドラマなんか放送しなくていいから
その時間帯にやってほしい。 時間もあって中盤までは半分冥界に行きながら見てたけど、
お岩を殺してから突然面白くなった。幽霊が出るときの演出がよかった。
ところで、お岩はともかく蛇が出てきたのは、滝に落とした時に蛇を見たから
罪悪感と一緒に心に刻みつけられてたってことでいいんだよね?
というか他の人には見えないってことは日本幽霊は罪悪感なんだよね? >>50
>>というか他の人には見えないってことは日本幽霊は罪悪感なんだよね?
お袖と与茂七が再会するとこを見落としてるね。 ごめん てっきり一人で納得してた
でも蛇はそういうことでおk? >>52
そういうことでOKと思います。
蛇はお岩さんの怨念、および運命の象徴。分身でもある。
イコール伊右衛門の罪の意識を責め立て、煽り立てる小道具。
本作にも「わたしは巳年の生まれ」っていうお岩さんの台詞がありますよね。
(南北の原作や歌舞伎舞台ではお岩さんは子年生まれの設定で、蛇じゃなくてネズミが出てくる)
中川演出は、>>50さんの近代的解釈にも、原作の因果応報的世界観にも巧みにまたがっている。
怪談映画のビジュアルとしては、ネズミ→蛇に変更して正解ですよね。
子供時代に観た時は怖かったけど、大人になってから見直すと全然
怖くなかった。
テレビの『恐怖のミイラ』しかり、東宝映画『マタンゴ』またしかり。 怪談映画に登場する、蛇を象徴的に解釈するのは御勝手だが、
元々、大蔵貢は蛇が好きで大切にしていたみたいよ。以前に
蛇の夢を見て好いことがあったらしく、ヒット祈願らしいね。
撮影所裏の湿地帯から連れて来て、演技?が終わるとお神酒
を呑ませてやって放していたらしい。あの人の映画にはよく
蛇が出てくるよ。殺す事は絶対無かったと言われているね。
率直な感想:
お岩さんより、悪い意味で人間的過ぎる天知の方が怖い。
お岩を斬れぬとか言いながらしっかり一服持ってるし。中途半端な良心
というか妙に煮え切らぬ人間性があるから余計ムカつくw
それにしても無駄の無い、スピーディーな展開がいい。セットもセット
そのものなんだけど味が出てると思う。
あと腕を切られて間男にされちまった大友純カワイソス
天知茂、江見俊太郎、大友純
こういう感じの性格俳優メインの配役、今はできないよね 天知茂か長谷川一夫か、どちらの「四谷怪談」に軍配があがるだろう?
理由も教えてくれぬか。 >>61
どちらも最後に救いがあるね。
天知版は、岩が慈母観音になって昇天していく。
長谷川版は、息絶えた伊衛門にそっと羽織がかかる。
2つとも、岩のやさしさが分る名場面だと思う。
優劣を論じなくてすまぬが。 追記
上の両映画とも、岩を演じた女優は今だ健在だ。
若杉さんは時折、中川監督作品上映会などにゲスト登壇するし、
中田さんは、熱海でジャズ教室を主宰していると聞く。嬉しいね。 長谷川版の伊右衛門って
そんなに悪いヤツじゃなかったような記憶があるんだが。
天知版は岩を戸板に打ち付ける際の形相がトラウマになっているので
僕は天知版に1票。 長谷川一夫だから、悪者には仕立てられないね。
同時期の新東宝版では最初、伊衛門役は嵐寛の予定だったが、
その配役でやっていたらどうなっていたかな?
鞍馬天狗みたいに、ふんどし見せたのかもしれない。
そうだね昔のスターはヨゴレ役一切やらなかったらしいからね お岩が化けて出て来ても平然としている佐藤慶の伊右衛門には困ったものだ。
伊右衛門が怖がっていないのに、お客に怖がれというのは無理だよなぁ。 客はお岩じゃなく佐藤慶の伊右衛門が怖いよ。
DV夫の雰囲気だもん。 色悪の伊右衛門も佐藤慶がやると単なる悪になっちまうしなぁ 伊右衛門:内野聖陽、お岩:一路真輝、宅悦:六平直政、直助:本田博太郎
でリメイクしてくれ。
長谷川一夫の伊右衛門は完全なミスキャスト。 ごく初歩的な質問なのだが、なんで四谷なのに東海道なの? >>72
東海道五十三次の人気にあやかった。また、南北の時代には実在の地名や人名は使えない制約があった為、東海道には四谷が存在しない為、東海道と名付け、処罰をかわす狙いも有った。という話が手持ちの本に載ってあった。 原本の浅草観音も砂村隠亡堀も深川三角屋敷も、実在の地名ですがな。
雑司が谷四谷のみ、四谷左門町の田宮家をはばかって変えたみたいだけど
ついでに言うと、「直助権兵衛」も南北の時代から100年前に実在した主殺しの犯人。
名前だけ借りたんだね 四谷は甲州街道なのに東海道と付けたのは、
面妖さを出す為との説を聞いた事は有るが、
しかし何のことはない。
赤穂の浪人が江戸に出て、四谷で事件を起したからだよ。 忠臣蔵と四谷怪談を交互に上演するのは、忠義の志士と不埒な浪人の対比を見せる演出。そして、東海道は「あずまかいどう」と読むと聞いた。 長谷川版は高松英郎演じる直助が一番怖かった
とくに小平を手桶で叩き殺すところ
天知の東海道四谷怪談レンタルビデオ屋ででてないな・・・
買うしかないか・・・ >>78
宅配DVDレンタルなら DMM、ディスカス、ぽすれん どこもあるがな
オレは中川信夫のは6本ほど借りた 1月31日から東京・シネマート六本木などで開催される
「新東宝大全集〜60年60日60作品+α〜」で上映…
宇津井健の「スーパージャイアンツ」なんてのも上映するらしい
東京が羨ましいわ
ただ…なかには“デジタル上映”される作品も
“デジタル”ってことは、ビデオ(プロジェクター)上映ってことですかね?
だとしたら、別に見たくないけど
やっぱり、映画は“フィルム上映”じゃないと見る気はしない
中川版゛四谷怪談゛貧しい新東宝作品らしくセットの飾り変えで間に合わせている
シーンが多い。原作と同じに直助の切腹まで撮って近親相姦までやると凄いのにね。 最近になってやっと見た。
それで二、三、思ったこと。
伊右衛門は伊藤家のお梅や父親を
お岩や宅悦の亡霊と思い斬ってしまったその後、
のんきに釣りなどしていたが、嫁一家を斬ってしまって召し捕られることがなかったのはなぜ?
宅悦って按摩なのに目が見えてるのはなぜ?
座頭市みたいに按摩って目が見えない人の職だと思ってたよ。
あと、伊右衛門の髪形コロコロ変わりすぎ。
新東宝版東海道四谷怪談、今年の夏にでも地上波で放送すべきだ
こんど新文芸座のオールナイトで新東宝版東海道四谷怪談他3本
四谷怪談4本立てを上映するそうだよ >>82
江戸時代にも目の見えた按摩もいた。
が、宅悦は小平を下男として紹介したり、宿屋をとりしきったりと
いろいろと職業をもつ。
深川の埋立地・千田新田の東の外れが隠亡掘。
隠亡は火葬場があったからの俗称で、
それを生業とする人の身分は最下層。
あの辺はスラム、歓楽街なんかじゃないから。
江戸で食いつぶした人があつまるとこ。
ものがたり一応の理屈な。 >>87
宅悦に限って言えば豊田四郎版の方(三島雅夫だったっけ?)の方が、
バックグラウンドをちゃんとわかりやすいように作っていたね。
一種の口入屋っていうの?今で言えば個人経営のハロワみたいなもんかな? そうなんだよな今日NHKでやるの見たいんだけど、深夜零時30分なんて無理。
せめて夜8時からやってほしい。 25年ぐらい前にテレ東で土曜の夕方にやった事あったね
新文芸座オールナイト見てきた。2回目だったけど、画面に釘付けだった。
最高でした この映画って奇跡のように出来がいいよな。
同時期の中川の「女吸血鬼」とか同じ監督か?と思うくらいチープだ。
同年に金をかけて大映で作られた長谷川一夫版「四谷怪談」より
低予算のこの天知茂の新東宝版「東海道四谷怪談」のほうがよっぽど出来が良いから驚き。
中川のカメラワークや人物描写と、新東宝のおどろおどろしさが上手く調和した奇跡だねこりゃ。
天知茂なんかも伊右衛門はこの人しかいないとさえ思えてくる。
あと、女性がしっかりと時代劇の女性を演じれるのは今じゃもう無理なので
永遠に四谷怪談のベストワークはこの中川信夫の「東海道四谷怪談」なんだろうな、と思う。 夏の真夜中に扇風機の微風に当りながら観ると無茶苦茶雰囲気あるよねこれ。 家で見れるなんて良い環境ですね
レンタルDVDで出ていないかなあ・・・ 伊右衛門の役は、始めはアラカン、次に丹波哲郎だったわけだが、
丹波さんのを看てみたかった。後の役柄が替わっていたかも。 >>91-94
うわったった
俺はもう立派な情報弱者ですう。死んだ方がマシ。 丹波哲郎は「累が淵」のほうに出ていて、
もし中川監督作で丹波哲郎が伊右衛門を演じていたらなら、あんな感じだったんだろうな…というのが伺えますね。
まあ、丹波哲郎の伊右衛門もありだとは思いますけど、丹波さんは恰幅がよすぎて強いイメージがあるので、
病的な感じや人間的な弱さを表現するには天知茂が伊右衛門を演じて正解だったと思いますね。
あと、アラカンさんはセリフまわしがどうしても弱い印象があって・・・ あと佐藤浩市とか若山富三郎の伊右衛門ってのは何を考えてるんだろう。
若山の方は名作だったからまだ救いがあったけど、2人とも全然ピカレスクじゃないよ。
佐藤慶の伊右衛門はクールでいいんだけど、何か実はお金持ちみたいな、生活に困った感じがしなかったw 佐藤慶の伊右衛門には期待したし、オープニングの自然光を生かしたショットも素晴らしくてワクワクしたんだが、森一生があまり乗り気じゃなかったんだろうな。
脚本や芝居が妙に一本調子で、中川版にあった多面的な人間性が皆無の単なる悪者だったし、最後も適当だし。
どうも助監督あたりにお任せだったような気がする。 佐藤慶の伊右衛門は、お岩の亡霊を全く怖がっていないので困る。
豊田四郎版の仲代の伊右衛門は、あと10年早くやってたら傑作になっていたと思う。
岡田茉利子の健康優良お岩も含めて、何か満ち足りちゃった人の四谷怪談だった。
先代の勘三郎の直助はもう決定版だったし、池内淳子のお袖も良かったし、
ホラー描写もそれなりに良く出来ていたのに、主役の二人が残念賞だった。
あの頃の豊田四郎だったら、眉毛を剃った錦之介を使った方が良かったのに。
地獄変なんて完全に仲代を喰っていたし。 天知が生前に伊右衛門は是非演じたかった、と言っていた。TVドラマでも
伊右衛門を演じたのがあるね。 天知版しか観たことないんだけど
原作の「お岩、お熊を捕へ、喉へ食ひつき、食ひ殺す」
という場面を再現した映画ってありますかね? 一度、観てみたいんだけど。
お熊というのは伊右衛門の母親ね。 >>112
レスどうもです。
原作読むと、結構グロい場面が多いね。
伊藤喜兵衛は首をはねられるし、小平は指の骨を折られるし
小平の幽霊は赤ん坊を食っちゃうし。
秋山長兵衛が、天井から逆さに降りてきたお岩の幽霊に絞め殺される場面は、
呪怨2の劇場版を連想したわ。
戦前の映画版も観てみたいけど、フィルム残ってないんだろうなぁ。 原作だと、宅悦がお岩にセクハラすんの、
お岩が顔面崩壊した後なのよ。
映画だと崩壊の前だから、自然な感じがするんだけど
崩壊後というグロい演出も見てみたいね。 英語字幕で見たら伊右衛門がIemonになっててレモンみたいで違和感有りw 今年初めて歌舞伎の四谷怪談を見るんだけど、この映画では宅悦が戸板に打ち付けられていたんだな〜 カメラマンの西本さんてこの後香港に渡って
ブルース・リーに最も信頼された有名な人。
著作「香港への道」に詳しい。 このお梅さんって、言ってみれば
巻き添えで死んじゃったようなもので可哀想だった。
池内さんがこんな役って思ったけれど、
考えてみれば“吸血魔”もやったし、地帯(ライン)シリーズのどれか忘れたけど、
酷い役をやってた。
すごい会社だね、新東宝って。 池内淳子は新東宝でかなり大切に扱われてたけど、
結婚引退して離婚後復帰した後、大蔵に汚れ役をやらされた。 >このお梅さんって、言ってみれば
>巻き添えで死んじゃったようなもので可哀想だった。
そもそも、元の鶴屋南北が書いた歌舞伎だと
お梅とその一家が諸悪の根源なんですよ。
伊右衛門に横恋慕して、お岩が邪魔になり殺そうとしたのもお梅の一家だし
岩に毒を飲ませようと企む、お梅の祖父の伊藤喜兵衛が吉良上野介の家来でして
このあたりも、忠臣蔵外伝という因縁があるンですな。
そんなわけで原作だと、岩の祟りで、伊右衛門に殺されるのも無理ないわけだけども
この映画版だと、お梅たちは、たんなる被害者ですね。 >>126
歌舞伎の筋書きって、複雑だよね。二重三重の因縁話は当たり前。
『牡丹燈籠』も円朝の原作だと複雑な因縁話だけど、映画だと極めてシンプル。 通俗的といわれるかもしれないけど、
無慈悲な夫によって強い怨念を抱くまでに至ったが核だと思うな。
因縁があるならば、絡み合う運命によってひとつに人々が
収斂されていったさまはどう説明する。
塩家と高家の対立軸は演目の一番目が歴史物、
二番目が庶民ものという慣習の性質から来るもので
それほど重要とはあんまり思わない。 「毛皮のマリー」で、丸山君は、長いセリフをみごとに構成し、一句一句を情感でふるはせながら、しかも強い
ハガネの裏打ちを施し、セリフが最後の頂点にいたると、噴出する悲劇的感情で観客の心をわしづかみにするといふ、
一種壮麗な技法を示した。おどろいたのは私ばかりではなかつた。演出の松浦竹夫氏も驚嘆し、二人で相談して、
実現をはかることになつた。そこへ今度松竹の重役になつた永山雅啓氏が、折よく手をさしのべてくれたのである。
もう一人の問題は、相手役の明智小五郎だつた。このダンディ、この理智の人、この永遠の恋人を演ずるには、
風貌、年恰好、技術で、とてもチンピラ人気役者では追ひつかない。種々勘考の末、天知茂君を得たのは大きな
喜びである。映画「四谷怪談」の、近代味を漂はせたみごとな伊右衛門で、夙に私は君のファンになつて
ゐたのであつた。
三島由紀夫「『黒蜥蜴』」より
岩波文庫の『東海道四谷怪談』を読み、四谷怪談にはまりました。じょじょに映画やアニメなど四谷怪談ものをみていく予定。天知茂の伊右衛門もみたいのに、近所のレンタルビデオショップになくて無念。 BS2見れる環境だから、夏になったら新聞のテレビ欄まめにチェックするよ。教えてくれてありがと。
田宮神社&陽運寺にお参りにも行ってきたよ。 「渡辺宙明」って、、音が独特だよな。
「中川信夫」モノにはピッタリだw。 >>132
ガキのころ、
夏休みの深夜、民放でよく怪談の古〜い映画やっていた。
トラウマw。 もうこういう時代劇映画は出来ないだろうね。
時代劇をしっかりやれる役者も作り手も今はいないからね。
中川信夫はこれ以外にも「怪談累ヶ淵」も撮ってるが
それを中川信夫ファンの中田秀夫監督が累ヶ淵をリメイクしていたけど
中田秀夫は頑張って演出していて悪くはないんだけど、やっぱどっか物足りない。
黒木瞳、井上真央、麻生久美子らの女優陣が現代風すぎる。
木村多江は感じは出てるんだけど、ただただ薄幸そうに見えるだけ。
一方、若杉嘉津子や北沢典子なんて、ちょっとしたたたずまいから仕草に至るまで
まるで江戸時代の女性がそのまま出てきたようだ。
そういうのを演じられる役者ってもう出ないんだろうなと思う。
CGでどんな映像でも作れそうな時代になっても
50年代60年代に作られてきた映画の感じってもう絶対撮れないよね。
何だろうねえ、この違いは。 京都文化博物館で8月に上映決定
ttp://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html#film_12078 日本映画専門チャンネルで見てる
ちゃちくて笑っちゃうシーンもあるが面白い
八月もリピートやるみたい 昨夜ニコ生でやってたから初めて観たけど面白いね。
リスナーの評価も高くていつの時代も名作は名作なんだと実感した。 なんでお岩は化けて出れるの?
超能力者でもなんでもないただの女でしょ?
普通の人が化けて恨みを晴らせるなら、四十七士を切腹させなくとも
浅野内匠頭化けて出て吉良を憑り殺せば良かったのに・・・(´・ω・`) >>148
お岩さんは、伊右衛門に取りつきはしたが殺してはいませんよ。 直助が伊右衛門に、殺害を持ちかける場面がある。
真っ赤な空、ギョッギョッ、とさざめく鳥のこえ。
いいねえ。 真四谷怪談・東映 三池&海老蔵
かわぐちアクターみたいな構成なら
すなおにコレやりゃいいのに。 自販機でサントリーの日本茶 「伊右衛門」 を買うときに
いつもこの映画を思い出す 佐藤慶が伊右衛門やってるのを見たけど、佐藤慶らしく化けて出たお岩を全然怖がらず平然としている。
しかし主役が澄ましてると映画そのものが全然怖くなくなってしまうんだよなあ、困ったものだw 最近、天知茂の動画がつべでいろいろうPされてるね
若い頃はパッしない
やはり年を重ねてからのほうがニヒルな感じが出ていていい 新東宝は男優もいいけど女優などはお色気たっぷりでさらにいい
倒産のあとも他社にも出演したし、テレビなどでも活躍した 前田通子は日本の女優で初めて全裸を披露したお色気女優
あの忌まわしい五社協定なんていうルールさえなければもっと出演作品を残せたのに 三原葉子、万里昌代、小畑絹子、三ツ矢歌子、高倉みゆき
新東宝の女優は美人ぞろいだった 三条魔子とかね。
大映の『家庭の事情』ではいい役を貰っていて嬉しかった。
三条魔子の可愛らしさ炸裂。 五社協定で映画人生を台無しにされた前田通子、田宮二郎、山本富士子は気の毒だった >>166
私は久保菜穂子さんが好きでした。というか、今でも好き。
別スレでいいとこのお嬢さんであることを知りました。 給料遅配どころか無配が多かったのに五社協定で辞めるにも辞められずで、
新東宝はけっこう残酷物語だったみたいだね。スタッフ的には好きなものが撮れたみたいだけど 新東宝は他社とはまったく違ってエログロを売り物にした映画会社
とくに前田通子や万里昌代、三原葉子の豊満な胸を拝めたんでマニアに支持された
だからといって決して下品ではないんだよね 今観ると、TVの「○○サスペンス劇場」ってのは新東宝映画の焼き直しなんだなと気付かされる 沼田曜一は悪役、刑事役などをうまくこなしていた
テレビで「きんぴら先生」というドラマを毎週放送していたっけ >>156
思い出した。
私、女なんですが。数年まえに駅で電車を待っている時に、
自販機で伊右衛門を買ってベンチに座って、ボトルを眺めながら
思わず「いえもんさま〜」と口走ったら、となりの初老の男性が
飲んでいた缶コーヒーを盛大に吹かれたことがあります。 日本映画で最初のレズシーンを演じた高倉みゆきと大空真弓
それだけ新東宝は先を走っていたのに倒産してしまうとは残念だ 倒産しかけだったから他のやらない先を走りまくってた チョー強引すぎるけど、自分は
大藪春彦…積極的ニヒリズム
中川信夫…消極的ニヒリズム
の巨匠だと思ってるw >>179
「検事とその妹」とか少しだが善役もしている 宇津井健は新東宝の二枚目俳優
悪役は一度も演じなかった >>183
新東宝時代の文太は石井輝男作品以外は善役だよ >>179 丹波さん、当時の新東宝スタッフからなんかボロカスに言われてるんだよね 新東宝時代の文太は大根もいいとこ
東映に移籍して覚醒した >>187 おれ、文太さんって広島弁だと思ってたもん最初w 女優が主役の作品はなぜかエロ映画みたいなタイトルが多い
内容はまともなものなのに 大蔵貢社長は女優に片っ端から手を出していたんだってね >>191
大蔵貢は、女優を愛人にしたのではなくて、
愛人を女優にしていたのです。これなら、文句は出ない!w 当時の大スキャンダル
いまなら連日、民放で特集を組むよ 高倉みゆきって、大蔵貢に無理やり犯されて妾にされたんだよね? 実際はそうじゃなかったのよ。
高倉さんの場合は。
他は知らん。 >>190
『汚れた肉体 聖女』だと日活ロマンポルノ風。
『汚れた肉体聖女』だとこれぞ新東宝って感じ。 万里昌代は座頭市や雷蔵などとも共演してたんだよ
三原葉子は東映に移って、いろいろ脇役で出ていたし
前田通子だけ不遇の映画人生を送った 三原葉子、久保菜穂子、天知茂は大蔵貢登場以前に入社しているのね。 天知茂の強烈な個性がいい
文太などまだ少しも印象に残らない俳優だった 高島忠夫も新東宝出身で、坊ちゃんシリーズで人気を得た >>203
高島忠夫は、最初から東宝でデビューしていれば、
人気シリーズを持てたかもしれませんね。加山雄三みたいに。
ちょっと残念 新東宝映画がようつべにいろいろUPされててうれしい
これからもどんどんUPしてほしいよ 東宝争議で東宝を脱退した人たちが立ちあげたのが新東宝だっけ。
イロモノ的に見られるようになったのは大蔵社長就任以降の末期のころなんだよね 新東宝は創立当時はまともな作品を制作していた
大蔵貢が社長に就任してからエログロ路線に転換し、
数多くのナンセンス映画を世に送り出した >>209まともな映画で全然客が入らなかった。エログロ路線で延命できたけど倒産は世の流れだった 新東宝は映画会社の製作部門がいきなり独立したようなもんだから。
配給部門が弱すぎた。直営館とブロックブッキング全盛の時代だったから。 久保菜穂子さんだったか、撮影所の試写を見逃すとかkっている映画館が少なかったからほとんど見れなかった、と言っていた。 新東宝映画で大ヒットして採算がとれたのはアラカンの明治天皇映画だけ >>210
http://a-draw.com/src/a-draw.com_3146.jpg
いや〜、特撮だめだめだし、ストーリーをちょっとうまくないと思いますが。
あらかん天皇三部作(二作のみですが)では、右翼の扇動家の天知茂が
いい味だしてますね。 特撮はよく頑張ってるよ。構図が平坦すぎるきらいはあるけど、砲撃場面とかなかなかの迫力 戦艦大和は模型であることがはっきりしてる
もっとリアルに造れなかったのかと思う
当時の特撮技術ではあれが精一杯なのか? 天知茂はクールな役もうまいがコミカルな演技も上手にこなした 謎の戦艦陸奥の天知は小畠絹子にデレデレしてて似合わない役柄
まだ文太のほうが軍人らしくていい 天知茂が早死にしたことはほんとうに悔やまれる
まだまだ俳優として活躍できたのに
あのようなニヒルな味を出す俳優はいなかったし、今後も出てこない クモ膜下出血っていまでも不治の病なんだろ?
恐ろしいよ テレビドラマでは「悪の紋章」と「非情のライセンス」もよかったな 「非情のライセンス」ははみ出し刑事物の草分だった
その後、いろいろな安っぽい俳優が似たような刑事役を演じたが
天知茂には到底及ばなかった 後続のはみ出し刑事たちは、単に社会性と協調性が無いだけの連中だしなw 「非情のライセンス」は、天知始め、登場人物たちに戦争と戦後の貧困が陰にあってけっこう深いドラマだったな 昔の俳優はみんな大人だったよ
いまのチンピラどもなど俳優とはいえない >>218大映の犬シリーズが印象深いけど、新東宝でもコミカルのやってたのかな やっぱ、これだろ。
「昭和ブルース」……小学生の頃はわからなかったけど
オヤジになった今は沁みるよ。
http://youtu.be/f58KOcBcrdI 「女優・三原葉子を語る会」主催者のFBによると、三原葉子さんは2013年7月に逝去されたらしい。
盛岡タイムス紙の前回イベント紹介記事(2015/11/30)も投稿されていた。
facebook.com/events/9175529… pic.twitter.com/TZ3F5sIRfr 【恐怖の事実】生皮商子は最低でも1兆6653億年は地獄で過ごすことになる
猫を虐待したり大量のクリオネを殺したりそれらを反省どころか他人のせいにした生皮さん
既存のネットスラングを自分起源と言い張ったり父親(故人)の言動すら捏造する生皮さん
嘘をついてスクエニ他を欠陥商売認定したり虚言で他人を騙してカネを稼いだ生皮さん
女子大生を吊るしあげたりマネージャーさんの葬式ごっこしたりと弱い者いじめする生皮さん
プラセンタ使用歴を隠蔽して献血してからダンマリを続け不特定多数の人命を脅かす生皮さん
釈尊や悟りを侮辱し、煩悩を捨てる気も無いくせに軽々しく「成仏」すると放言した生皮さん
地獄について詳細に書いてある書物「正法念処経」によると生皮さんは地獄行き間違い無し
ttp://rocketnews24.com/2012/03/30/198136/ >>228
黄線地帯で天知扮する殺し屋が「オレとお前らじゃ生きてる世界が違うんだ!」って
息絶えるのが泣けた。 >>141
「ヨーイ一声、ハイ、オーケー」だからな新東宝は いろいろと役に立つ副業情報ドットコム
少しでも多くの方の役に立ちたいです
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
Z08KT >>179
日比野恵子や筑紫あけみが綺麗でしたね! 怪談累が淵はまだ江戸時代の因縁話を引きずってて、若杉嘉津子のお師匠さん
の執念に話が集中できてなくて良くなかったけど、これは因縁部分を綺麗に
切り落としてあるから話が現代にも通じていていい。
面白くない中川監督の作品だと、ニヒリズムがやや強烈過ぎてゲンナリする時
もあるけどね。これはそういう風にならない。 とても簡単な在宅ワーク儲かる方法
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
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