黒澤明 どん底
長屋で展開される人間模様の悲喜劇、
ユーモラスに転調するかと思えばまた絶望へ。
この映画にはあらゆることが詰まっている。
三井弘次や千秋実といった名脇役というイメージの役者が、
一世一代ともいえる演技をみせてくれるのも魅力。 乱、影武者、こんなのと一緒にくくられてしまうような映画じゃない はぁ?
何度も繰り返し観て、それでも面白い「どん底」なのに 自演でなくて他の人が「どん底」が駄作だと言い出したら号泣しそうだな。
今後も見る気はさらさらないくせに。
実際「どん底」はそんなに面白い映画じゃないよ。 「どですかでん」が面白くないって言われると、軽く流せるが、
「どん底」が面白くないって言われるのは、なんつーか、ガッカリ
するな。こいつとは映画の話出来ねえ…、って思う。 映画の70パーセントぐらいは退屈な内容のような気がしなくもないが
よく観てしまう これはすごい映画だと思います。自分のなかで、黒澤さん再評価。 シャンテで見た。
三井弘次と藤原釜足すごすぎ。
馬鹿囃子が頭から離れない。 なんとなく昨日レンタルで見た。卜全じいさんが普通に台詞しゃべってたw
ボケじじいの印象が強かったがこういうのもちゃんとできるんだな。
黒澤というかこの頃の名作映画の特徴なのか、とにかく役者がすばらしいな。
汚い顔やおもしろい顔のオッサンばかりなのに皆いい顔でいい演技してる。
イケメンなんていらんかったんや。この頃はイケメンなんて言葉もなかったと思うがな。
まあ、今の時代には作れない映画だな。 長屋って、てっきり小さくてぼろいけど一件一件壁で仕切られているものだと
思い込んでいたから、
冒頭でいきなり仕切りなしぶち抜きの様子が画面に映ってちょっと意表をつかれた。
プライベートねえのかよ!って。
淡々と描写されてるから、どん底っていうくらいだから
そういうもんなのかと納得したが、
あのシチュエーション尋常じゃないよな。 山田五十鈴が捨吉に毒づいてるとき、
「伝染るんです」のかわうそみたいな顔しててイイ!
あのデブは誰なんだよ。『用心棒』の背の高いやつと同様、素人以下じゃねえか。 ,.--'" ``¬ー--、
/ _,.- ''_二ゝヽ
j _,-'_´-''_ニ -一ーヽ、_
r''´ /_,r',.-''" _,. 一'ヾ'"ヽ
! /// _,-'" ヾミミ、ノ
/;; ,-' /// ,.r';ミシ''" _,,,!..._
|V / l// _,-ミシ" __..... -、ニ7 ''" 'l, 'l, まあ、あれだ。僕ぁ、素人や子役使うの、上手いんだ。
ヽ |_V___,.='_,,,,===イ ''"'" d ヽー ' V
ヽr'i-ヽ`: : : |  ̄ ノ ヾー"l _
',ヾ:: , i `ー‐'ヘ-ヽ..-ヽ. | __,..--一''" ̄`''ノ
--、_ハヽ__ヽ / __ _. | __,..ィ" - '_,, -'" ̄
ヽ、 Y `\ l '"  ̄ノ / _.... -‐''" `-、
\ ヽ `'、 ヽ,,  ̄ ̄ ノ`ヽ,,,,_,.. -''"/ _ ヽ.
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シ_ _ ヽ___ \____r-、  ̄_,vノ'"/ :| l `ー、_ノ ̄
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三船と千秋と清川以外顔知らんから誰がどの役かわからん
昔の映画はエンドロールに役名と役者名が出ないから黒沢映画一杯見ても誰がどの役か未だにわからん。
使ってる役者も同じだから、尚更わからん。
>>328
まだまだだな。
だいたい今の映画だって全部が全部エンドロールで役名と役者名が出る訳じゃねーじゃんかよ。 用心棒に出ていた背が高いやくざは
ジャイアント馬場ですか? 山田五十鈴は杉村春子と同じで因業女将やらせるとうまいね 根岸明美は夜鷹の役なんだけど…肌は見せないよね?
グラマー女優、肉体女優って呼ばれるのが本人は本当に嫌なんだね? この作とどですかでんとか黒澤天皇様は、評論家泣かせのNO.1監督で御座った ゴーリキーの原作読んでみたけど、話の流れとかセリフとかほとんど
そのまんまだな。 そうだよね。最後の台詞の唐突さとかが落語的だとか言う評あるけど、
なんせ原作そのままなんだから当たってないような…
原作有り系の中でも一番忠実なんじゃないか 三船が脇役?
助監督の野長瀬三摩地ってウルトラマンとかで監督してる人だよね 横から突然でわるいが、
みんな長屋長屋というけど、あそこって「木賃宿」では。
最初の方で五十鈴姐さんが宿賃取りに来てるし。
(昔々、山谷にあったような「カイコ棚」の共同部屋)
「どん底」の演技・演出は最強の部類だと思ってます。 山田五十鈴さん凄すぎるくらいの神演技でしたな!
くもの巣城より鬼気迫るものを感じた ボケてない卜全が見れる映画で俺が知ってるのはこれだけ >>320
イケメンなんて言葉が出てきたのはここ10年だ
ちなみに元はホモ用語 この映画は群像劇だから誰が主役ってわけでもないと思う
物語のきっかけとなる爺、それに触発されて動き出す人々
捨て吉&おかよが1番大きく動こうとしてたな
場面を借りてるんだと思うよ。古典の下敷きがあるから作品が生きるわけで。
ストーリ自体はどう転んでも、それは作者のアイデンティティだから。
よく言う…の影響がみられるというやつ。
仁…テルマエ…いまでもタイムトラベルものなんて飽きるほどあるでしょう。 確かに2ちゃんのノリに近いな
世間に掃き溜め扱いされ、住人は嫌な奴ばっかりで罵り合いながらもそれなりに楽しく過ごし、人が死んだり逮捕されたり 掃き溜め扱いというか実際掃き溜めそのものだよ
お前が自覚してるかは知らないが お前ら、「どん底」ってタイトルの意味分かるか?
『希望』をなくしたら、どん底だよ。そういう映画だろ、これ。
どーよ? アル中の治療施設に行くんだーって「希望」があったから、生きていた。
それをなくしたから、どん底。 未だに2ちゃんねらーに対する的外れの洞察してる馬鹿が居るとは、やや驚き。 山田五十鈴追悼に蜘蛛の城借りようとしたら貸し出し中だったのでコレにした。
死ぬほど退屈だった。途中二度ほど寝た。 この頃の黒澤映画ってわめくようなセリフ回しが多いけど、
これほど絶叫の連発だとさすがに不快だ。
卜全さんのやさしい語り口が生きてくるんだろうけど、
それにしても耳障りなわめきが多いな。
久しぶりに七人を観た直ぐその後にこれを観た時は、左さんも名優やなあと思ったもんよ。 なあぁ、>>365さん
お前さんも相当な映画通のようだが、上には上があるってもんだよ?
早い話がさ、お前さんの観てない映画だってたぁんとあるのさ
けなすばかりが能じゃないよ
どおしてこの映画の評価が高いのか
そこんところをよぉーく考えてみるんだねぇ・・・
どれ、それじゃあ掃除はワシがしようかね この映画めちゃくちゃ面白いな
山田五十鈴ってついこないだまで生きてたんだな、Wikipediaで知った、95歳か >>371
燃え落ちた秋月城で
おまらはモグラだ!
みたいな台詞言っている人。 なあ、皆の衆
書き込んでごらん?
このスレにさ
書きゃあ気持ちも晴れるってものさ
ね?
お書きよ
たぁんとお書き
読んであげるよ
この名無しがさ 奇妙頂礼!奇妙頂礼!とくらぁ
夫れ酒は養寿の奇品と雖も多く喫する時はとくらぁ
巧言令色少なし仁とくらぁな! 鍋の食い物は何なんだろうな
芋かな?
あれ、中身は埃まみれだろうな
冒頭、お滝が出かける前に椀の食い残しを鍋に戻してるんだよな 三船敏郎 - 捨吉(泥棒) - オレオレ詐欺の出し子
山田五十鈴 - お杉(大家の女房) - ●●パレスのオーナーの妻女
香川京子 - かよ - レ●パレスのオーナーの妻女の妹
中村鴈治郎 - 六兵衛(大家) - ●オパレスのオーナー兼オレオレ詐欺の首謀者
千秋実 - 殿様(御前) - 自称元皇族
藤原釜足 - 役者 - 覚せい剤の後遺症で廃人手前の元芸能人
根岸明美 - 夜鷹のおせん - デートクラブの売春嬢
清川虹子 - お滝(飴売り) - パートのおばちゃん
三井弘次 - 喜三郎(遊び人) - ホームレスのおっさん
東野英治郎 - 留吉(鋳掛屋) - 家電修理屋
田中春男 - 辰(桶屋) - 家具修理屋
三好栄子 - あさ(鋳掛屋の女房)- 家電修理屋の妻女
左卜全 - 嘉平(巡礼) - あの宗教の熱心な信者
渡辺篤 - 熊(駕籠かき) - 代行運転手
上田吉二郎 - 島造(下っ引き) - 不真面目な民生委員
藤木悠 - 卯之吉(下駄の歯入れ)- 靴修理屋
藤田山 - 津軽(駕籠かき) - 代行運転手 お前さん、いいかい
この映画はさ、観る人間を選ぶんだよ
早い話がさ、感情移入した方が面白いってことさ
ま、黙ってお読み
社会の底辺で生きている人間を描いた映画だ
前途洋々たる若者や、立身出世した成功者
いや順風満帆じゃないにしろ普通に家庭を築いて生活している者も含めてさ
そんな人間がこの映画を観たってつまらないだろうよ
つまりこの映画はリストラされた中高年、夢破れたフリーター、肩身の狭い失業者、
ニートや引きこもりといった連中が観た評価でもって語られるべき映画なのさ
ま、静かにお読みよ
この儂にしたって、随分と前に初めて観た時にゃあ、あの馬鹿囃子のわざとらしさに
閉口して早送りしたものさ
それが今こうして改めて観てみると、毎日再生したって飽きないほどさ
パンフォーカスの映像だから、特定の人物だけを注目して観るのもお勧めできるよ
お前さんも黒澤映画が好きで、この映画を心底楽しみたいんだったら
すぐにでも学校なり会社をやめなきゃあいけないよ
ま、よく考えてごらん
それじゃ儂は逝くよ まあ待ちなよ、爺さん
こんな話があらぁ
漫画描きの赤塚不二夫ってぇ野郎がいたんだが…、こいつがよく使ったセリフで
「これでいいのだ」ってのがある
これがどうやらオイラたちの映画で津軽の言う「夜は寝るだ!」ってセリフから
産まれたことになってやがる…
ところがよ…、おかしかぁねぇかぃ?
オイラ、何遍観たって「夜は寝るだ!」を「これでいいのだ」たぁ聞こえねぇぜ
でぇえち、殿様とおせんの言い合いの後で爺さん、おめぇがちゃぁんとそんな
セリフを言ってらぁ
殿様が「なんだと、この八文夜鷹め!」と言った後に、おせんが「その夜鷹から三文、
五文とせびるのは一体誰だい!」と返すのさ
そこで、おめぇはこう言ってるぜ
「ああ、いやいや、浮世は波の浮き沈みさ。お互いに持ちつ持たれつ。
そ れ で い い の だ 。」ってな
どうでぇ、こっちの方がよっぽど似てらぁな
つまりよ、いろんなブログなんぞで「夜は寝るだ!」ってセリフが元だとか何とか
ほざいてるやつぁ…、あのお杉よりも性質が悪いってこった
この太夫の方が、よっぽどセリフってぇものにちゃぁんとしてらぁな! そ、それぁそうら!お、おいらぁ、ただ、ご、ごろおろっぷをしゅろくにおかされてるらけらからな! 黒澤明の映画に出てる時の根岸明美は凄い上品な演技をしてるが、他の作品では下品な感じが強い。 左の人生において適役とはこれのことだ
彼にしかできない 単独スレあったんだな
喜三郎のセリフで終わったときの衝撃はすごかった
そして用心棒とか椿三十郎より好きになってた おい、誰かオイラに五文くんな!
じゃなくて、
ラスト近くにおせんが「死んでやる!」ってわめいて、雨の中を飛び出て行った後に
役者がボソッと何かを言うんだけど、あれ、何て言ってるのか
オイラに教えてくんな >>387
そなの?
単なる貧乏の極みかと思って居たが。 >>388
(役者)あばよ
BD買って字幕付きは有難かった
ぼそぼそとか喚き散らしが多いから聞き取り辛いんだよなあ 俺も黒澤映画は字幕が頼り
ないとセリフ半分ぐらいしかわからんわ >>390
ありがてえや!あのセリフ、雨の音にかぶって聞き取れねえのさ
それにしてもこの一言ぁ、でぇじなセリフだと思うぜ
つまり役者は、喜三郎が爺さんの話しぶりを真似て話し終えてから
ずっと同じ格好で身じろぎもせずに考えこんでやがるのさ
多分、鋳掛屋のおかみさんは死んじまった後で楽になれたのかとか
そんなこったろうなぁ
そこにきておせんが「死んでやる!」ときやがった
寂しげに、でもなぁ、少し微笑みながら「あばよ…」って、声を掛けてやしねえか?
おっつけオイラも…ってな感じでよ、それで逝っちまいやがったんだなぁ…
それにしても、「金棒引き」だの、「すっとこどっこい」だの、「きこしめしてる」だの、
今どきのわけぇやつにはわかんねぇだろうなぁ…
ま、助かったぜ! 聞き取りにくい第一位は蜘蛛巣城の物の怪(浪花千栄子) 死んだ人間は何もしないよ。 怖いのは生きてる奴さ。 ネットでどん底のあらすじを見てたんだが、『殿様とうそぶく』って書いてあったけど、夜鷹が『嘘だ!』って言ったり、『お里が知れるよ!』って言ったり
殿様って本当の殿様じゃないのかね?
俺は落ちぶれた本当の殿様だって思って、今日来たんだが
どんな解釈かな >>395
原作では男爵(殿様)はさらっと戯曲の名前出したり端々にインテリじみた発言がある
名家だったという過去話はけっこう仔細だし嘘じゃない気はする
むしろ巡礼者ルカ(嘉平)の正体が気になる
ペーペル(捨吉)との会話読むと神様っぽいんだけど >>19
>この映画をアメリカ黒人が観てラップの起源となったのは有名w
嘘つけゴミムシ 「どん底」なんか駄作もいい所だ。
何が面白いねん。
お先真っ暗の下衆同然の映画にすぎん。 まあ嘗てはそれも面白いと思ったことがある。
「ちぇっ折角の踊りぶち壊しちまいあがった、馬鹿」
カン!
と云う終わり方は大好きだ。
でももう一度見ようとは思わないなあ。 「どん底」はまさに傑作
芸達者な役者たちのアンサンブルが見事だし
特にラストシーンなんて日本映画史上1、2位を争うほど素晴らしいと思う そういえば、どん底のクライテリオン版Blu-ray出ないね >>402
ワンカットが長い長いw 千秋実演ずる殿様が、草履の鼻緒を他の俳優が演じている時に、何気なくすげかえる:
というのは、彼のアドリブらしいですが、見ているほうが緊張する長回しですね。