黒澤明 どん底
長屋で展開される人間模様の悲喜劇、
ユーモラスに転調するかと思えばまた絶望へ。
この映画にはあらゆることが詰まっている。
三井弘次や千秋実といった名脇役というイメージの役者が、
一世一代ともいえる演技をみせてくれるのも魅力。 思い返すと良い映画だったが、観ている間はえらく眠かった記憶がある。 先日初めて見ました。最後に自殺したのって誰なんですか? >7 カマちゃん じゃわからないだろ。
役者だよ。 >>8
ありがとうございます。もしかして「ごろうろっぷ」の人ですか。
今度見るときはDVDで字幕ありにします・・・。 黒澤の映画は録音がよくなくて聞き取れないものだしばしば。
だから字幕はありがたい。
海外ではそこらへんの問題点は完全にすっとばして評価されてるのだろうな 「役者が首吊った」という台詞は普通に聞き取れると思うけど・・・・ 初代黄門様が、病気の女房をのこして外に駆け出して行って、朝ご飯の代わりに、
せしめた棒飴を、ポッキンとかじる寒々とした空気感が、イイ。 この頃撮った時代劇みんないいね
「蜘蛛の巣城」も「隠し砦の三悪人」もいいな
俺は評価の高い「生きる」や「七人の侍」や「天国と地獄」よりずっと好きだ
臭みが少なくて単純に楽しめる
「どですかでん」とテーマは似てるけどこっちのほうが一般受けするだろうしな
この映画をアメリカ黒人が観てラップの起源となったのは有名w
密かにこれが黒澤のベストじゃないかと思っている
まぁ、いろんな見かたがあるだろうから押し付けたくはないけど
黒澤映画のベスト5にこれを入れてないランキングはどうも信用できん
詩より散文が散文より映画がというふうにファクターが多くなればなるほど
突っ込みどころが増えるのは当然でどんな傑作映画でもあれこれ突っ込みどころは有るものなんだけど
この映画では見つからない
もっと評価されてもいい映画だと思うよ ナカーマ発見w
黒澤といえば七人の侍と用心棒がすぐでてくるけど、この2作品にはさまれた
5本が個性的で面白い。アート志向でいった「蜘蛛の巣城」から徹底した娯楽路線で
いった「隠し砦」「悪い奴」、コメディー路線(と勝手に解釈してる)の「生きもの」、そして
最高傑作の「どん底」。黒澤映画常連の脇役たちがスター4人(三船、山田、香川、中村)
以上に輝いていて、何度見ても楽しめる。あんな楽しそうな長屋なら自分も暮らしたいと
思うくらいだ。三井の捨て台詞で終わるラストも秀逸。古典落語に範をとったといわれる
緊密な構成。
こんな傑作がしばしば無視されてるのは残念だ。 >>16
この映画の原作というのはどのような作品なのでしょうか。
ご教授いただければ幸いです。 >>22
冗談で聞いているんだと思うけど、あえて言えば、ロシアの作家ゴーリキーの
「どん底」という作品です。 千秋が台詞の最中草履の鼻緒切れて直すのアドリブなんだってね。
ハプニングで切れたのに芝居に取り込んじゃった。 こんなスレがあったとは…。嬉しくて涙が出そうになる。
俺も黒澤ベスト5には必ず入れる。今まで何度見直したか知れない。
特に好きなシーンは、
・お遍路さんの左卜全が長屋を出て行こうと荷物をまとめているときに、
喜三郎(三井弘次)が卜全に自分の過去を話すシーン
・ラストの馬鹿囃子のシーン たのもしいじゃねえかい。おれよりイカサマの上手がいるとはなあ。 若い時分、黒澤見始めた頃は「大活劇」期待してたから最初観た時はなんか
地味で貧乏くさいの見せられてもなぁ、といい印象はなかった。
あれからさんざん昔の邦画観まくった10年後、改めて観たらよくできてるねぇ。
見方によっちゃ、説明しすぎかもしれんが、左卜全の台詞が禅僧みたくて奥が深い。
少なくともgooの40点はありえない。まぁ昔のオレの評価もそんなもんだったが・・
これ誰が主役なの? 左卜全かと思って見てたけど終盤居なくなるし。 >35
「長家」自体を主眼に置き、俯瞰に見てると思う。
すべての住人と大家との関係性、住人各自と住人同士の関係性、
未来ある住人と未来を望む大家の嫁、妹との関係性、
大家の嫁と妹の関係性、大家内での関係性。
これに外部の人間という意素材を入れることによって生まれる関係性。
ある種の舞台劇だけど、意素材をキーパーソンにしつつも、なんらかの
影響を与えた後は住人の意志に委ねて去る。つまりトリックスターなわけだ。 つまり、皆は「どん底」を嫌っているものの、仕方なく留まっている。
そこにトリックスターが皆に自らの意志で改善できる選択肢=将来を提示した後、
役目を終えて去るわけだ。これは『生きる』におけるメフィストだ。
始めは皆この異素材を珍しがるが、この作用によって信じる者、疑う者、
ニヒルに変化を諦めきっている者とに分かれてくる。
将来に対して希望を持つ者と、なんだかんだで現状を維持したい者だ。
しかし希望ある未来を得るにはここの住人にはハードルがある。
「どん底」という環境が他者を疑うような環境であり、そうしなければ
ここでは生きていけないからだ。ここで染み付いた疑心が希望を邪魔し、
希望ある未来すら変えてしまう。だから「どん底」なのだ。
熱くなったんで降りますm(__)m
あー コーンコーン コンチキショウ!
あー コンコンチキショウ コンチキショウ! ∧ ∧ ┌────────
( ´ー`) < シラネーヨ キイタコトモネーヨ
\ < └───/|────
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∪∪ ̄∪∪ 臭いはしねえよ。生きてるうちから干物になってらあー この映画をアメリカ黒人が観てラップの起源となったのは有名w
>>ママ・まじすか! みんなに言いふらします! 煮て喰おうと、焼いて喰おうと勝手にしやがれ!
やけのやんぱちだー!!! >>45
>この映画をアメリカ黒人が観てラップの起源となったのは有名w
有名というわりには、細かく検索しても
情報ソースが拾えない。ガセ?
ガセでした(-_-)
誕生の場は「1960〜70年代、アメリカ合衆国ニューヨークで
みられたブロック・パーティー」だそうです。誰か特定の人物が
はじめた音楽では無いみたいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97
ちなみに
日本のラップの起源は吉幾三の「おら東京さいくだ」 何を間抜けめぇ
地獄にいる奴がよ、どうして地獄に落ちるんでぇ おきやがれぃ!
そうやってイジイジたらミットモイイのか。
フンッ、往生際の悪いヤローだよ、全く。 おきやがれぃ!
そうやってイジイジしてたらミットモイイのか。
フンッ、往生際の悪いヤローだよ、全く。
訂正格好悪いな 今日新宿でどん底観てきました。やっぱりスクリーンっていいですね。
人気作品ではないのであんまり客来ないだろうと思ってたんですが、結構埋まってました。 へーこれが結構入ってたんだ
やっぱり映画館で観るのって体験だもんな 誰が何と言ったって、この映画の主役は三井弘次さんなんですから! 黒澤映画に感じることの多い臭みが全く無い映画だった
どうしてこの映画だけこんなに洗練されてるんだろう? 山田五十鈴さんが美しすぎる
あまりにお美しすぎて恐ろしい 誰が何てったって、この映画の主役は藤原釜足さんです。
本当は三船さんたちも、それを感じている。だから…
そりゃ君、言い過ぎだよ。
黒澤さんが言われた通り、藤原さんはただ…
…とにかく、藤原さんのあの熱意が通じないんだったら、世の中闇ですよ。
第一、藤原さんのあの姿を見たら、まるで演技だけで体を支えてる。
そんな風だったじゃないですか?僕は時々ゾッとしたくらいですよ。 「どですかでん」のほうが引き込まれたな
ただあっちは放置というかあんな日常があるって感じで終わる印象がある やっと原型がわかるくらいに雁次郎がメイクで作り込まれてる。
黒澤映画の時代劇ものは他監督作品と比べてメイクが濃いと思う。 今年の7月23日は、「どん底」撮影終了50周年記念日です。
10月1日は公開記念日です。