監督 内田吐夢
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田坂具隆と一緒になってたスレがおちちゃったが、
単独で語るに値すると思うのでたてておく。 長男 一作(故人・日活で助監督経験後、東映にて「仮面ライダー」を始めとする
多くの子供番組を演出、子供番組だからと言って妥協する事無く
真摯な態度で作品を手掛けた)
次男 有作(「仮面ライダー」等の撮影を行った東映生田撮影所の所長を務めた
所長と言うと聞えがいいが実際は物置小屋のような小さなスタジオ
であった・・・がここで多くの傑作子供番組が作られたのも事実)
三男 琢磨(愛人との間に出来た子、兄達とは親子程年齢離れてる。Vシネなどで
監督活動を行う、性格はヲタクである。) そういえば並木座で見た最後の映画が「飢餓海峡」だった >>7
数年間、共産中国に抑留されてた。
先日亡くなった鈴木尚之の『私説 内田吐夢』(岩波現代文庫)
に詳しいです。
その間、共産主義に染まった結果が怪作『逆襲獄門砦』かな?
木村荘十二も同じように中国に抑留されてから帰還したが、
こちらは戦後は凡作しか作れずカムバック失敗してフェードアウト。 >>6
内田有作氏は、昔、某所(内田吐夢関連の上映会)でお見掛けしたことあり。
本当に普通のおじさんにしか見えない人。その時はまさか生田スタジオの元所長だとは知
らなかった。所長だったその頃(70年代)でおいくつぐらいだったんだろ?
生田スタジオは大泉が労使紛争などで使いにくくなったので、急遽作ったスタジオ
なんだよね。ほとんどプレハブだったというから凄い。
内田琢磨って、「琢磨一生」名義で「炎のごとく」に出ていた人でしょ? 新世界東映で内田吐夢特集があった時、
映画館の壁に監督の足跡を書いた紙が
貼ってあった。
監督の没後公開された『真剣勝負』は
「伊藤大輔監督によって完成」と書い
てあった。『真剣勝負』の脚本を担当
したのは伊藤氏。 辰巳柳太郎さんは『血槍富士』(1955)に感激して
吐夢映画への出演を熱望。
二人の強力コラボがようやく実現したのが、
『人生劇場 飛車角と吉良常』(1968)。
渋い演出、重厚な名演でした。
晩年は小田原で一人暮らししてたみたいだね。どうも愛人との子の件で
奥さんや長男、次男と気まずくなったみたいで。「飢餓海峡」助監督の
太田浩児(「宇宙快速船」の監督)が語ってたの、昔立ち読みした本に
出てた。 >>17『私設 内田吐夢』の終盤に、そのエピソードが
書かれているね。 「戦時中の国策映画や満洲映画について語るスレ」に書いたが、
戦後中国に残った映画人のドミュメンタリーをやるらしい。
3月6日(月) 後8:00〜9:30
ハイビジョン特集 はるか故郷を離れて 中国映画を育てた日本人たち
http://www.nhk.or.jp/bs/navi/movie_fw.html 『天国その日帰り』(短縮版)を京都文化博物館で見ました。
粋なセンスに拍手したくなった。素晴らしい。 この人の戦前版の『人生劇場』は残っているんでしょうかねぇ?
短縮版はあるとかないとかいう噂を聞いたことがあるんですが……。 年1作の「宮本武蔵」をやりながら「飢餓海峡」をやった実力はすごい。 『一乗寺の決斗』と『巌流島の決斗』の間に『飢餓海峡」』を
演出する内田監督のパワー 5月16日
『宮本武蔵 巌流島の決斗』で柳生宗矩を重厚に演じた
田村高廣氏死去。
合掌 今夜22時、ETVで戦争中、中国に渡った日本の映画人に
ついての番組があるらしい。
内田先生の話題も紹介されるかな?
6月29日・7月1日の2日のみ、京都文化博物館で
『宮本武蔵 一乗寺の決斗』上映。
上映開始時間は各日とも13時30分・17時。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html NHK BSで26日に怪作(ある意味快作)「逆襲獄門砦」やるでよ。
国会中継などでつぶれなければ良いけど。 >>37
例の弓矢のエピソードがそのまま出てくるウィリアム・テルの翻案ですが、千恵蔵
の全編、世間を深く知るがゆえに慎重に争いを避けて生きている猟師というキャラクターが興味深い。
労働者の熱狂こそが革命を行い、インテリには革命はできない、ということなんでしょうか?
東映京都では一揆はお金が掛かる+体制転覆的なので嫌われたそうですが、それでも
巨匠の威光でああいう話を通してしまうのが吐夢マジックか。封建社会を批判した
人間賛歌及び武士道否定として「血槍富士」を撮ってしまう人だしなあ。
魔性の化身のような机龍之助といい、こうした役ができる千恵蔵は本当に底知れないなあ。 『浪花の恋の物語』の千恵蔵御大の近松役も重厚で渋かった。 知ってる人にとっては有名な話なんだろうけど
今週売りの週刊新潮の連載ドキュメント「甘粕正彦」に
突然、内田吐夢の名が出てきて驚いた。
青酸カリ飲んで自殺しようとした甘粕に毒を吐かせようと
したのが内田吐夢だったそうで。
さんざん既出だったらすんません。 外出でかまわないじゃない。
>>9の本に載ってるよ。おもしろいよ。 しみじみと心にしみる名作、『たそがれ酒場』。
丹波哲郎・宇津井健が若いヤクザの役で出ている この人は戦時下に右傾してるの?
何故満映に行ったんだろう? 「血槍富士」観ました。前半とラストのギャップが激しくて、
戸惑いました。でも人間関係が豊かなのは良かった。 >>49
左傾していた人だから、右傾ぐらいはするかもな。
もっとも、満映は左翼の多い会社だったそうだ。
吐夢さんが満州へ行ったのは、敗戦も間近の頃だけど
“何の意味も無く”行っちゃったのだそうだ。
本当に何の意味も無かったのなら、志ん生と同類だけど
実際は、会社が潰れたとか何とか色々あったらしい。 映画撮りに行ったんだよ。
企画がなかなか実現できなくて、満映なら実現できそうな気がしたから。
>>49
当時満州は左翼的傾向の強い人も、行ってるよ。
社会主義的な強い政府の新しい国を求めて。
社会主義は国家の強い主導で改革を実現する傾向が極めて強いから、
国家主義者とも意見が合うことが多い。
そもそも戦前のドイツや日本を国家社会主義的と称する人もいるくらい。
吐夢はそういうことより映画そのものに興味がある人だけど。
デビュー間もない頃に溝口に「古い」って絡んだことがあるらしいから、
やっぱり満州での新しい展開に期待したんではないか? 「妖刀物語 花の吉原百人斬り」
出来は良いが、観たあといたたまれなくなった。 『たそがれ酒場』で若いヤクザを演じておられた
丹波哲郎氏が、24日死去されました。
合掌 日本には名監督いなくなったね。
内田、木下、黒澤等々・・・・・・・・・・。
今の監督は下らない映画ばかり作りやがって。見たことを後悔する映画だってあるよ。 夏に「不壊の白珠」観ました。京橋のフィルムセンター。
この時代のサイレントは、字幕が読みづらいですね。僕の勉強不足か・・・ 失礼。。「不壊・・・」は内田じゃないですね。続けて「警察官」これもフィルムセンターで観ました。
【広島市映像文化ライブラリー名作映画鑑賞会】
4/8(日) 真剣勝負
1971(昭和46)年 東宝 カラー 76分
監督/内田吐夢 出演/中村錦之助、三國連太郎、沖山秀子、田中 浩
内田吐夢監督の遺作。中村錦之助主演の「宮本武蔵」五部作の番外篇ともいえる作品。
武蔵と鎖鎌の名手・宍戸梅軒(三國連太郎)との対決に焦点を絞り、全篇闘いの連続といった展開で、
一昼夜にわたる2人の死闘を終始緊迫したタッチで描く。
開映 @10:30〜 A14:00〜 鑑賞料/大人500円・こども250円
ttp://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/4calendar.html この監督、重要なのに、いまだに国際的評価を得てない。
漏れが知っているのは全部、戦後の作品だ。
「飢餓海峡」が、代表作だとは思うけど、時代劇での活躍はすごかった。
東映でしか、つくっていないが。
「血槍富士」「宮本武蔵5部作」「花の吉原百人斬り」など、耽美的な作品が
多い。小津のように戦前の作品でとんでもない傑作があったらしいが、
「大いなる前進」とか、ほとんどフィルムがのこっていないそうだ。
この人に比べると、小津は作品の保存が段違いにいいそうだけど。 「限りなき前進」は滅茶苦茶に編集されたのを字幕で復元したやつを、
「土」はなぜかドイツ語字幕つきのが部分的に残ってるのを観たっけなあ
まあ観られるだけでもマシなのかもしれないが・・・ >>66
「小津映画は戦前は余りヒットしなかったので、プリントが消耗せずに残された」
などという冗談があったが、真面目に考えると保存がいいのは小津は戦前から何とな
く尊敬されていた証拠ではないだろうか?
内田吐夢は日活入社以前に群小の映画会社で撮っていた時代もあるし、
サイレント〜トーキー初期の日活映画自体が戦災などもありほとんど残っていないようだ。 「戸田家の兄妹」以前はあんまりヒットしなかったけど、
芸術的な評価は圧倒的だったからね。
キネ旬のランクみてもわかるように。 日活製作部門が映画新体制で大映に吸収されちゃったから。> フィルム残らず
飢餓海峡、もうちょっと削った方が良かったんじゃないかな。
とりあえずいたこの話と八重の東京生活は全くいらなかった。 >>71
もともと最初の公開時は削られた短縮バージョンだった。
1975年のリバイバルで長尺の完全版が復活。 内田吐夢の「大菩薩峠」はいつDVD化されるんだろう。
「飢餓海峡」はでている?
ぼくの最も尊敬する監督のひとりだ。 >>73
両方ともすでにでてるよ
東映のHP見にいけばわかる 「森と湖のまつり」なんてのもある。
どうというわけではないが。 宮本武蔵、さすがに5年もかけて撮ると若い入江若葉や丘さとみは老けるな。
浪花千栄子は変わらんけどw 「宮本武蔵」で高倉=小次郎が初めて登場する船上のシーンで
背景の海上に飛んでいるカモメがあからさまなアニメ。
この前BS2で放送した橋蔵主演の「恋や恋なすな恋」にもアニメのキツネが登場していた。
他の同時代の巨匠といわれる監督はアニメなど絶対使わない
だろうから、吐夢監督のこのこだわりの無さはなんだろう?
ひょっとしてアバンギャルド精神w 加藤泰も、満映で撮った『虱はこわい』で、
実写とアニメを、ミックスして使っていたよ。 >>77
初期に影絵アニメを演出してるわけだが・・・ モスクワから帰ってきた直後は
洗脳されて?、とんでも共産主義者になってたらしいね
立ち直って、映画を再び撮るまでに
しばらく時間がかかったみたい
北朝鮮拉致被害者の帰国直後の様子を見ていると
頷ける >81
あまりにな内容で思わず笑っちまったw
あの世で内田監督に詫びてこい 詫びてこいって言われてもな〜。
本当にがっかりしたんだよ、あのアニメのカモメにはw
せっかく重厚な作品なのに、あのカモメのシーンで台無し。 それと、内田吐夢の経歴に関する知識がデタラメなのと、何の関係があるのか。
稲垣=三船版「宮本武蔵」の第2部でもアニメのカラスが飛んで
いるよ。それを見た沢庵和尚の「カラスが飛んでいく。」の
セリフまである。
だから別に何の問題もない。 今年4月、ブルックリン音楽アカデミーで回顧展やったらしいけど(Wikipedia英語版より。)
上映作品は何だったんだろう?
東映チャンネルでどたんばを観た。
やられた。泣けた。 >>88
BAMの特集は、まだ途中ですよ。
28日は、『花の吉原百人斬り』
29日は、『警察官』 『蟹満寺縁起』
30日は、『酒と女と槍』
ttp://www.bam.org/film/series.aspx?id=180 ちょっと前MXテレビで談志が、「飢餓海峡は良かったけど内田吐夢は役者をいじめるから駄目だ」と言っていた。
「こういうことはちゃんと言わないと」と念を押してたからいつもの放言ではないと思う。 そういうのってどの監督でも言われてるんじゃない?
小津だって田中絹代を自殺寸前まで追い詰めたし、黒澤も酷いエピソードが
いっぱいある。 >>91
>「飢餓海峡は良かったけど内田吐夢は役者をいじめるから駄目だ」
刑事役で出た、伴淳三郎にも凄かったみたいね
伴さん、撮影後しばらくはマジに恨んでたとか・・・・w
去年出た瀬川昌治の「乾杯!ごきげん映画人生」の
第3章「伴淳三郎の思い出」の中で函館の長期ロケ中
内田吐夢監督と同室だった伴淳が監督の寝言に
悩まされたという笑えるエピソードがある。
ちなみに続く第4章のタイトルは「巨匠、内田吐夢のオーラ」。 でもバンジュンは、あのあとショボクレ刑事が当たり役みたいになった。
いい財産になったんじゃないの。 いろんな人が書いてるがバンジュンもかなり人間的に問題のある人だったと たそがれ酒場はとんでもなくいいシャシンだねえ
あれを今まで知らずにいた自分がハズいよ >100
とんでもなくいい、というところは、賛同できない。
ぼくは、相当しらけた気分になった。
そのあと、大菩薩峠の3部作がひかえていたから、むりやり見たというか、
見せられたが、もう1度見ることは断じてありえないよ。 >>100
文化的な意義は置いといて、誰も言わないけどこの人が小杉勇を主役に使った映画は全部駄目。俺には。
「解ってやれよ。こいつを」的な嫌らしさを醸し出してる。
「たそがれ酒場」は造形としてこの人的には普通でしょ。もっと喜劇として弾けても良いと思う。
ピアノの先生の演出がヒドい。津島恵子のシーンだけが良い。 低級な作品批判を連発で聞かされたんで一瞬ポニョスレかと思った。 浪花の恋の物語こないだBSで見たよ
千恵蔵の近松がいい感じだった
あと、うちの母親が見ながら千恵蔵の娘が出てるって言ってたな
昔の人は色々よく知ってるわ >>91は伴淳のことじゃないだろ?
鈴木尚之「私説内田吐夢伝」読めば、
伴淳は結局感謝していたことが分かる。
自分の店に寄った吐夢に「先生!」だもんな。
やり方が悪いって事かも知れないが、
談志主役の映画なんて観客が拷問だぜ。
それに比べればまし。観客からみれば。 「血槍富士」ラストに流れる゛海ゆかば゛佐野眞一・著の「甘粕正彦・乱心の荒野」
を読んですこし謎が解けた。内田吐夢の満州・甘粕への・・・ >107
自分の店に来たら「先生」くらいは言うだろw >>104
90年ごろに「おあずけ」という駄作を監督してるがそれ以降のことは知らない。
桜井幸子がパンツ見せてもプリントで萎える。 吐夢の命日は1940年〔昭和45年〕8月7日、90年にはあの世でした。
誰と間違っているのですか・・・。 吐夢の命日は1940年〔昭和45年〕8月7日、90年にはあの世でした。
誰と間違っているのですか・・・。 >>113〜114
>>112は>>104の“息子さんって結局映画監督になったの?”へのアンカーだろが。
内田琢磨のことだ。なにも間違っちゃいない。よく読めタコ! 琢磨って吐夢の息子・・・! 長男一作・次男有作と外で出来た昭和33年生まれの
男の子これが吐夢の子供たちです。よく調べて真実を教えてください。115さん。 >>54水商売の女に騙され、ひどい裏切りにあった経験のある俺にとって、
あの映画のラストは涙が出る位強烈なインパクトがあったよ。
大傑作だと思うな。 「血槍富士」のエンデングに「海行かば」を流した真意とはなんぞや?
諸先輩のご意見を賜りたい 次世代の映画作法について薄々勘づきつつあった人ではないかなと思っている
いち早く大家になっちゃったからか、どっちかといえば凡人だったからか、それをまとめきるところまでは行ってないけど 宮本武蔵の一乗寺の決斗でいきなりモノクロになったもんだから初めは面食らったんだけど、これが凄まじい殺気でびっくりした!
なんちゅー殺陣だ・・・ 「人生劇場 飛車角と吉良常」で同じことやっちゃったんだよね。 この監督はキャスティングで全部失敗している。例えば「飢餓海峡」。
原作では長身の男とあるが、だからといって何で三国連太郎なの?
三国がえんじると「したたかさ」が目について題名の「飢餓」ゆえに起きた犯罪が浮び上がってこないんだよ。
やはり「飢餓海峡」の左幸子も失敗。彼女が娼婦役やると天性の娼婦にしか見えない。
娼婦に身を落としながら一途に恩人に思いを寄せる女が出せない。
このキャスティングミスでまるでSM映画みたいだ。
伴じゅんはいいのだから、高倉健・佐久間良子でやれば後世に残った名作になっただろう。
鈴木尚之という脚本家にめぐまれたけど、キャスティングで一流になれなかったB級監督。 当時の伴淳は喜劇俳優のイメージが強かったので、この暗い映画が彼のキャラクターによって救われたのは確か。
主演クラスの俳優で東北訛りの俳優は伴淳しかいなかった事は事実。
彼はやくざ映画(題名は忘れたが梅宮辰夫主演、成沢昌治監督)でもシリアスな演技でいい味を出している。 上の投稿で映画名「花札渡世」監督名誤「成沢昌茂」です。 上の投稿で映画名「花札渡世」監督名誤「成沢昌茂」です。 内田吐夢のキャスティングミスは数え上げたらきりがないか、今も非常に残念なのは宮本武蔵・一乗寺の決闘の「吉野太夫」役だろう。
この第4部の主役の1人を平幹・東野・千田・東山等と一緒に俳優座からもってきてしまった。岩崎加根子である。この女優は決して下手な女優ではないがあくまでも脇の女優である。 ↑↑上からの続き→→4部の主役の1人でもある大役をは俳優座の5人のセットで持ってきてしまうとは!
考えられない大雑把さである。
岩崎は下手な女優ではないが華のない女優で到底宮本武蔵の相手役という主役の柄ではない。
本人もわかっていてか、演技も固く計算が見え見えでこの映画を台無しにしてしまった。
この役は当初1961年度版のオールスター映画「赤穂浪士」で評判の高かったヨウ泉院役の大川恵子を推す声が
かなりあったが、この映画の企画がスター中村錦之助の物であり、ただでさえ高倉健の佐々木小次郎に
喰われてしまっているのだから、この上、ドンピシャの大川恵子を持ってきて
マタマタ喰われては元もこうも無いという意見で大川恵子の線は流れたとか。
こうして年に一回製作の超大作「宮本武蔵」は大事な所で内田吐夢の東映外女優好みの嗜好のせいで、名作になりえなかったのです。 >138
当時、娼婦役で佐久間良子の右に出る女優はいませんでした。成沢昌茂監督「妾21人、ど助平一代」
(三木のり平主演)の娼婦役は秀逸でした。東宝からも加山雄三と共演で「暁の脱走」をとの
他社出演の話がありましたが佐久間が乗り気でなかったため実現しませんでした。
後に東映社長の岡田茂の自叙伝で、「飢餓海峡」の娼婦役を佐久間にしなかった事を悔やんでいました。
さすが元大プロジューサーの岡田茂です。 劇映画という前提はあるけど、佐久間はリアリスティックな娼婦像とはかけ離れすぎてるよ 東映の岡田茂として悔やむのはわかるが、
今の映画愛好家としては左幸子でよかった。
吉野太夫も東映としては自前の大川恵子で行きたかったかもしれんが、
これまた岩崎加根子でよかった。
大川恵子では琵琶を鉈で割れん。 では左幸子の娼婦はリアリスティックでしょうか。とても当時の娼婦としては元気が良すぎます。
又、三国、左の一見リアルに見せて「うまいでしょう」の説明的演技には辟易します。
リアルに聞こえる「セリフ術」に惑わされてはいけません。今活躍の西田敏行にも言えますが、リアルに聞こえる「セリフ術」だけでまるで登場人物の造形が
ありません。三国も左も西田も何を演じても同じです。泥臭いことがリアリスティクとカン違いなさっているのでは? 今の映画愛好者という事で納得いたしました。
失礼いたしました。 岩崎さんは裕次郎の「花と竜」とか「太陽への脱出」で
ヒロインを演じているから、この頃人気だったんじゃないですか。
虚無的で婀娜な雰囲気を出せる人だと思います。 >>143
> とても当時の娼婦としては元気が良すぎます。
はあ? 佐久間良子は美形で上品すぎるでしょう、田舎の安娼婦にしては。
>>148
あれは、昔は勢いでやっちゃったものの、
裕福になった今は何の魅力も感じない、
邪魔で殺したい娼婦の役。 左幸子は「女中っ子」が最高!「飢餓海峡」の前年に「にっぽん昆虫記」(今村昌平)で
おっぱい出して大ヒット飛ばし、農村大好きの映画評論家がこぞって左幸子に女優賞を上げたもんだから
内田吐夢も左を使って濡れ場を演じさせればヒット間違いないと思ったのだろう。左も濡れ場は自分の独壇場だと思っているし体当たりの熱演を期待したけど、
監督の内田の方がひびって思ったより上品に仕上げてしまった・・・
女の色気は もっと陰影があってほっそりやつれて 後れ毛を細い指でそっと整える という感じ・・
左は 広げて はいどうぞって感じで、「天性からの娼婦」の役ならいいけど! 「女中ッ子」もいいけど「思春の泉」がいいね。
「にっぽん昆虫記」と「飢餓海峡」の間の「五辧の椿」の役も凄い。 この「飢餓海峡」と同じ時期に封切った「ニッポン泥棒物語」(山本薩夫監督、三国連太郎主演)の2本の興行の
失敗によって、東映の文芸大作路線が終止符を打つ事になった。それは三国連太郎主演物の終焉でもあった。
三国の泥臭くて、したたかで下卑た持ち味が当時の左翼系監督に重宝に使われ、東映の文芸物のほとんどに使われたため、
同時に東映文芸路線の品格まで落としていった事に気がつかなかった。 とくに三國のファンじゃないし、役のために歯を抜いたりすることに対しても
無条件で賞賛する気もないが、やっぱり得がたい俳優だと思う。 名前が一郎とか清だったらこんなスレもたたなかったけど
なにしろ吐夢だからね
それだけで大物と勘違いする厨がいるんだよな
内田清と思っとけ いい加減にしろと諌める人もいなくなった。
呆れ果ててみんな消えた。映画板は風前の灯だ。 東映も風見章子を使い続ける事を諦めていたし内田吐夢もキャスティングなんて
監督の力でとうでもなると思っていたのかも知れない。もっとも映画は監督の物だという考え方もあるのだが。
内田吐夢が最後まで撮りたがっていた映画が「忠臣蔵」。
これはやはり映画ファンとしては実現させてやりたかったし、是非観たかった!!
内田吐夢だったらどんな配役をしたのだろう。
実現しなかった「映画ファン夢の企画」の一つだろう。 >130-131
「飢餓海峡」を日本映画の傑作の一本と思っている。
三國も左もミスキャストと感じたことはない。
犬飼はしたたかであったゆえに、絶望から成り上がったし
左は「天性の娼婦」だからこそ、いつまでも犬飼に恩義を感じ慕った。
二人とも決して理知的に生きた訳ではなく
「飢餓の時代」を必死に生きのび、そして死んだのだと思う。 ・中村玉緒、高橋幸治、宇野重吉/NHK/1968/2時間
脚本が石堂淑朗。
・若山富三郎、藤真利子、山崎努/CX/1978/1時間×8
監督が浦山桐郎(1)(2)(5)(6)(8)、恩地日出夫(3)(4)(7)、(助監督 小栗康平、山下稔)
・仲代達矢、若村麻由美、萩原健一/CX/1988/2時間半
と三本あるね。 浦山版ドラマはまだガキだった頃に見たけど、始まって直ぐに「あーっ、これじゃダメだ」とガキながら思ったな。
(映画版は、それ以前に見ていた)
藤真利子は、線が細くて、しょっぱなからヘナヘナしていた。
浦山の演出も、「飢餓海峡」にそぐわない。丹精で、狂気が感じられない。
浦山監督&藤主演で火曜サスペンス劇場の枠で不倫殺人ドラマが制作されたのは、これのちょっと後だったか。
あれもヒドかった。晩年の浦山は駄作の連続だった。 仲代主演版も、誰か名のある監督が手掛けたモノだったと思うけど、誰だったかな。
こっちは、もう、第一回の最初だけで見るのを止めた。
「飢餓海峡」は内田版に限る。
それに、白黒じゃないとダメだ。
カラーだと、青森の自然が美しく撮影されてしまって、画面が健康的になってしまう。 内田吐夢の傑作は「大菩薩峠」だと思う。ただ残念なのは机龍之介が千恵蔵ではなく
雷蔵だったらと思う。 >>104
内田一作監督作品
「映画版変身忍者嵐」
「映画版仮面ライダーアマゾン」
「映画版ザ・カゲスター」 最近「どたんば」という映画が内田吐夢監督の作品だと知りました。
この映画は素晴らしかった。 「飢餓海峡」は本当に名作だね。
キャスト全員がハマリ役。大根気味の藤田進さえもいい味を出している。
ラストの余韻も忘れ難い。 >>163
知恵蔵好きなんだけど、あの役をやるには爺様&太りすぎだよなぁと 元祖和製パニック(ディザスター)ムービーの「どたんば」を再評価しよう 左幸子は体育教師の資格が有るから、どうしても娼婦には見えない。元気過ぎます。
新珠三千代、久保菜穂子はみたいな儚さを出す、出せる女優が飢餓海峡の娼婦にぴったりだと思う。佐久間良子も左幸子と同じで娼婦には似合わない。 田舎出の気のいい純朴な娼婦としてピッタリだと思うが。
都会の娼婦とは違うんだよ。 「ゴールド」(ロジャームーア主演)に先駆けた傑作「どたんば」 「飢餓海峡」のロケに当時学生だったがアルバイト同行しました
随分昔の話だったが懐かしい
函館から下北半島に小型の貨物船をチャーターしての旅でした
監督、三国さん、伴ジュンさんがご一緒でした
左さんはいませんでしたから多分陸路から合流したと思います
ロケ現場の海岸で撮った写真をうpできないのが残念です 「かぐや姫の物語」…スケッチ風表現、高畑勲監督に聞く
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news2/20131121-OYT8T00474.htm
>「竹取物語」は、平安時代に書かれた日本最古の物語文学。高畑監督がその脚色を試みようとしたのは約55年前という。
>当時勤務していた東映動画(現・東映アニメーション)で、内田吐夢監督による「竹取物語」のアニメーション映画化の話が持ち上がり、社員が企画を提案することになった。 >>187,190
返事が遅くなり申し訳がありません。
昭和39年(東京オリンピック開催年)夏時分(服装で判断)の撮影だったと思います。
私は地元の水産学部の学生で当時20才でした。
エピソードとか面白い話はないのですが4〜5日撮影の雑用係としてお手伝いさせていただきました。
何日目かの夜に大畑の旅館で飲み会のような席に隅っこでお呼ばれされたのが今では懐かしい思い出になりました。
そのようなご縁で封切りは映画館でその後はテレビ版で繰り返し視ております。
駄文失礼しました。 片岡千恵蔵、
大菩薩峠、血槍富士、内田吐夢を語る
ttp://youtu.be/pf2uu-fZp8A 遺作の真剣勝負は母乳がほとばしるシーンしか記憶にない。
AV母乳マニア向けだな。 もう10年以上も昔の話だけど、新聞に
「満映が中国に残していったフィルムの調査が行われる。
ひょっとしたら吐夢の『歴史』や溝口の『浪花女』が見つかるかも」
というような内容の記事が載ったことがあって滅茶苦茶期待しちゃったことがあったわ・・・ 机龍之介
雷蔵は偉大な役者だけどあのへっぴり腰の立ち回りじゃ無理 かといって、片岡千恵蔵でもないんだよな。机龍之介は。 錦チャンにやってもらいたかった
立回りは文句なし
凝り性だから結構いけるかもね 最近文庫化された「小津安二郎日記を読む」という本を読んでたら
50年代前半の吐夢復員以前の頃の日記に小津が
「最近の黒澤くんを見てると内田吐夢と同じ轍を踏みそうで心配だ」と書いているとあったけど
吐夢と同じ轍ってどういう意味なんだろう? 東映の宮本武蔵は全部持ってるけど
鎖鎌の真剣勝負はない(泣) 「それからの武蔵」も揃えて下され 一気に老ける萬屋武蔵、しかも死ぬまで童貞w >>202
仲代もやってたが、あのガラスの目玉でギロリと睨むパラノイアな龍之介も
やっぱり違うんだよな。東宝版は1作止まりでシリーズ化されなかったが、
続編では龍之介は失明してしまうので、あの目玉の芝居を封印した仲代も
見て見たかった気はするが。 ヤフオクに『限りなき前進』の全長版らしき16ミリフィルムが出品されている。どうなんだろう。かなり修復が必要そうだし、しかるべき機関が入手されることを望みます。 落札された「限りなき前進」のフィルムのその後が気になる。 おい、日産よ!
いつまで無視出来るかなww
日産自動車栃木工場上三川寮
管理人は合鍵を使い従業員の部屋に無断で侵入。
抜き打ちで従業員の私物を全て調べるブラックの中のブラック企業。
残業賃金一部未払いの最低のクズ会社 飢餓海峡では、喜劇俳優の伴淳三郎を徹底的にイジメシゴいた吐夢ちゃん。
三國連太郎や左幸子、高倉健もシゴいた? いろいろと役に立つ副業情報ドットコム
少しでも多くの方の役に立ちたいです
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
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