昭和46年にキネ旬の特集号「任侠映画」(雑誌)の製作にあたり
山中貞男さんが、初めてマキノ監督にインタビューしたときの話ですかね。

あれやこれや喋ってくれて、全然まとまらなかった、とか

「粋」と「いなせ」の違い。
「粋」はバクチ打ちで、勝ったときは高価なものを買い、負けたときそれを質に入れる。
「いなせ」は庶民で、配られた手ぬぐいで作った着物を着こなす、とか。

「敷居地」の演出。
脚本家が書いたシナリオは、ある部屋でのシーンとか、外でのシーンとか
だが、その境目でのシナリオがない。
例としては、
部屋の戸を明けて出るときの場面でのシーンを「付け加えて演出する」とか。
「日本侠客伝」の南田洋子で
「殺陣師段平」の山田五十鈴で、話していましたね。

別の「観点」あるいは裏話が聞けて、良かったですよ。