【松竹】上原謙・佐分利信・佐野周二【三羽烏】
佐分利関連スレはあるけど、他の二人はないのでたててみた。
松竹時代はもちろん、それぞれ大活躍した戦後についても語りたい。 上原謙は市川「結婚行進曲」がかっこいい。戦後すぐの東宝時代は特にいいね。 >4
若いころの「戸田家の兄妹」、「家族会議」なんかもいいけど、
やっぱり中年スターになったころがいいかな? 晩年の上原謙は、加山雄三のオヤジで若いかみさんに逃げられた爺というイメージしかない。 もう一つのスレでも書いたけど若い頃の佐分利信
大好き。『暖流』『戸田家の兄弟』『暁の合唱』などなど。
上原謙は中年になってからの成瀬作品や吉村公三郎の
『夜の河』などがいいですね。
佐野周二も中年過ぎてからの川島雄三『花影』の落ちぶれた
老美術評論家が良かったです。 上原謙はちょっと頼りない、ちっとも稼いでこない、安サラリーマンが似合うと思う…それもこれも、美男子だからこそ許される役柄(ただの頼りない男ではダメ)
…「妻」(共演:高峰三枝子)、「夫婦」(共演:杉葉子)、「煙突の見える場所」(田中絹代)などなど。 ↑ 「めし」「山の音」も追加。成瀬は上原謙を良く見抜いていた。 「山の音」の原作からは原節子を菊子役に想像できなかったが、
やっぱり彼女はうまかった。
「めし」の上原謙→ちっとも稼いで来ないのに、親戚の子と大阪観光付き合ったりして、
原節子が家出するのも無理はない…
原節子のレスに書き込むべきだったかな? 「結婚行進曲」っていう市川崑の映画では、モーレツサラリーマンの役だったけど
なかなか面白いコメディでしたね。劇中に「めし」が登場するし。
「小津、成瀬ほか巨匠作品における三羽烏のセクハラの研究」なんていう論文を
自称フェミニズムの闘士が書いたら、かなりイッてしまったトンデモ文献になりそう 童貞のほどは保証しないが。ハハハハハハハハハハハハハハハ… 清水宏監督の「彼と彼女と少年達」の16mmフィルムを
上原謙が所有してたらしいが、行方はどうなったんでせう??
加山雄三は昔、家にあった16mmフィルムを何本か観たらしいが
その中に「彼と・・」があったかは不明。 >>17
「麦秋」。
>>18
なんだか上原謙は後生大切に保存してそうな気がするが...
音楽も好きでレコードなんかをたくさん所有していたというし、アンティーク
骨董なんかを収集してそうな…
「宗方姉妹」の欧州帰りの洒落た家具職人のイメージがあるからかな?
うまくいけば加山雄三がもってそうだが、こっちはなんかずぼらな
イメージも… >>20
俳優座出身、石崎二郎
映画は1962年の「東京湾」など、70年代前半までテレビ等に出演
>>19
加山雄三が処分してそう・・・
有るならフィルムセンターに寄贈してくれ
佐野周二が『花影』で演じた、老美術評論家のモデルは、
かの青山二郎なのだそうだ。原作の大岡昌平の描き方は正しくないそうだが。
この佐野周二の演技はとてもいい。 佐分利信の息子も役者だったのか。
ともあれ役者としては、三羽烏も親世代のほうが上だったようで…
婚約三羽烏なんてすっごく面白かったね。
あれ見ると、お嬢さん乾杯!なんかがひどく単純に思えてくる。 >>6
晩年の上原謙は自分を犠牲にして、メタルダーに命の大切さを教えた古賀博士です! 佐野周二て軍隊ではものすごい鬼軍曹だったらしいね。 >28
お嬢さん乾杯!で、佐野周二のデートの誘いを散々断っておいて、
そのあと立ち寄ったバレエ教室で「はぁっ、お腹が空いたわ…」とため息する原節子に爆笑。
コメディですか?
お腹が空いてたなら佐野さんの誘いにのってあげなよ! 戦後の佐野周二の代表作って何?やっぱり「お嬢さん乾杯」?
「悲愁物語」に出ているのを見た時は驚いたけど。
上原謙はどこが美形なのかさっぱりわかりません。
戦後は嫌な奴の役が多くて、美形の上原謙だからいいんだよ、
みたいな意見が多いけど、かえって不快感を増していたような… 小津安二郎では佐分利を除くと上原、佐野はちょっとかわった作品の主役
ばかりだね。「風の中の牝鳥」は重要な作品だけど、佐野の代表作といえるのかどうか。
あと成瀬巳喜男に有名な「驟雨」というのもあったっけ。それから「お嬢さん
乾杯」。
佐分利は後々まで活躍したし、上原謙の50年代の活躍も目覚しいけど、代表作は
なんだろう、出演作は多いんだけど。「花影」というのもいい映画だったけど。 戦後の小津は男は爺以外にまともな役を授けないでしょ。
ただ佐野の場合『父ありき』って素晴らしい役があるよね。
この前フィルムセンターで見た『花籠の歌』もよかった。 小津と上原は戦前からしたしかったらしいけど、
作品出演はあんまり無いですね。「淑女」のちょい役が有名だが。