【サンマーメンと】加東大介【軍艦マーチ】
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成瀬巳喜男の映画で、いい人そうに見えて実は・・・というのがあったなぁ。
しかしいろいろ見た後で「用心棒」に戻ると、改めてのけぞるね。 「黒の超特急」では人殺しまでやっちゃったけど、検事の取り調べでの
なんとも言えない雰囲気がいい。田宮二郎や船越英二なんかの深刻な感
じを食っちゃってるよ。 17 様
私が読んだのは文庫本です。
以前、神田の古本街で単行本(初版本?)を見つけたのですが、
かなりいい値段で売られていました。
でも装丁などとても雰囲気が良かった記憶があります。 成瀬映画、ほんとワン・シーンでいいから、出てきてくれると安心するんだな、
この人。中北千枝子とおんなじだ。 しかも、成瀬は使うのうまいね。
他の監督は大ちゃんのキャラに寄りかかっているときがあるけども。 >>14
『河内山』はかなり前に観たので出演していたのか忘れてしまったのですが、
最近観た木村荘十二監督の『新選組』(昭和12年)にも出演していて、
確かに印象が後年と全く同じでした。 この人が山本周五郎の、
例えば「殿様と泥棒」の泥棒役とかだったら
すごいよさそうだなあ
まあこの人ならどんな役でも安心できる
山田洋次の喜劇でラストに発狂してよだれたらしてたのは
驚いた 「早春」でよっぱらってた姿もよかったねえ。戦友の池部良も軍隊生活が
あったから、リアリティがある。 >>29
発狂ってのもすごいねぇ。
「喜劇とんかつ大将」ではプンプン怒ってばかりの役で異色だった。
「鬼平犯科帳」では岸井左馬之助だったそうだけど、見たいな。 「ここに泉あり」では、ねじり鉢巻きランニング姿で
バスドラムを叩いている姿がヨカッタ! 「血槍富士」もかっこいい。ずいぶんたくさんでてるなあ。あらためて。 川島雄三の「人も歩けば」
映画自体わけ分らんけど、さらにわけ分らん役。
ルパシカ姿でサモワール持ってる親爺、飼い犬の名がナターシャ。 あまりといえばあまりだけど、社長シリーズの実直な部長役も忘れ難い名演。
でも「社長三代記」のスケベ心に目覚める森繁の後釜社長役もケッ作 7〜8年前の文芸座で『妻の心』を観てたら、
チャーハンかなにかの作り方を高峰秀子に伝授する場面で、
フライパンさばきのあまりのうまさに思わず客席が笑いどよめいた。
本人はいたって真面目なのがなおさらおかしい。 「女の歴史」でも闇市で中華料理屋やってなかったかな… この俳優って下膨れの顔で「イケメン」という言葉からかなり遠い印象があるけど
よーく見てみると、かなり色っぽい目をしてるね、ウホッ。
七人の侍の七郎次と用心棒の頭の弱いヤクザが同一人物が演じてるとは
思えない。演技うまい。 元歌舞伎役者。
2代目市川左団次の門弟、市川莚司(高島屋)。
後に前進座に在籍。 「河内山宗俊」観た。市川莚司出てたよ。1936年だから25歳のときか。
でも戦後とおんなじ。この人はちっとも歳をとらなかったかのようだな。 大介が出てくるだけで、胸がほっこり暖かくなります。
逝くの早杉・・・ 「連合艦隊司令長官 山本五十六」
(加東)「ソロモン方面、我が海軍部隊は・・優勢なる敵機動部隊を捕捉、
・・・敵空母大型一隻大破、戦艦ペンシルヴァニア型中破・・・同方面よりゲキジョウ(変換不能w)せり」
(記者団)「おお〜ッ!」
しかしそんな戦果報道とは裏腹に、ガ島一万の将兵は(ry
悪名高い海軍報道部の平出中佐がモデルと思うが、加東独特の口調が懐かしいっす。 やっぱり「秋刀魚の味」が忘れられないです。
岸田今日子のトリスバーで飲んでいると、岸田今日子が銭湯(多分)から
帰ってくる。手には風呂桶なんかを持って、頭にはネットを被ってなかった??
ほんで店の女の子に「いつものかけて」と言うと軍艦マーチがかかる。
加東大介がおもむろに立って敬礼をすると、笠智衆はそれを見てニコニコ笑う
岸田今日子も真似して敬礼してました。
色々な映画に見ましたが、「社長シリーズ」ではどんな役でしたかね?
確か堅物の重役でしたか?秘書か部下の小林桂樹と淡路恵子のバーで
鉢合わせするような映画の記憶があるんですが・・・ スレ違いで申し訳ないんですが、「懐かし洋画」と言うのは
ないんですか? >>48
そう、堅物重役。森繁やのり平と対照的なキャラだった。
「荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻」の加東大介いいよ。
敵討ちを前に緊張してビビってる演技がすごくリアル。
父親が左ト全というのはヘンだったが。 >48 「秋刀魚の味」のそこのシーンだけで、
戦後の独特の雰囲気が表現されてて、すばらしい。
陸軍式と海軍式の敬礼の違いとか、駆逐艦機関兵曹の
加東が、「ポンコツ屋」と称してる修理工場を経営してるとか。
当時の阿佐ヶ谷駅前の横丁に、岸田今日子もいそうなカンジが最高!
小津作品の中でも、秀逸なシークエンスだと、個人的には思うよ。 「陸軍中野学校」か・・・あまり好きじゃないかも。
そういえば東宝の「決闘鍵屋の辻」のクレジットでは
「加東大介(大映)」となっていた。 「早春」といい「秋刀魚の味」といい、忘れがたい脇役として出てくるね。 「小早川家の秋」の冒頭シーンでの
森繁との関西弁掛け合いも良い。
小津のディレクションをはみ出してるかんじがする。 東宝さん、「大番」DVDボックス出してくれ。観る方法がない。 衛星劇場では5年ぐらいまえに全5作放映していましたよ。>大番 大番は見た事ないけど佐藤勝のサントラ全集で音楽だけは聞いてる
佐藤勝らしさが炸裂してていいんだよね
映像込みで見たいけどDVDは出ないだろうなあ >>56
加東大介はしかし、小津の雰囲気にもよくなじむひとだね。 ええと、サンマーメンというのは昔の食べ物ですか?
京都のニシンソバみたいにサンマが入っているのですか? >>44
「人情紙風船」にも出てるよ。中村翫右衛門を追っかけるやくざ役。
どことなく「用心棒」や「生きる」のやくざの原型みたいな役柄。 日本映画専門ちゃんねるで「南の島に雪がふる」を
していた。確認はしていないが、出演者のみならず
背景にも、女性が皆無という珍しい映画でないかい。 「南の島に雪が降る」が復刊されまつ!。
光文社・知恵の森文庫より8/5発売予定。 >>65
ありがとう。ここ見て復刊を知って買えましたよ。
良かった! >>66
読売新聞の編集後記でも紹介されてたよ。>復刊情報
加東大介本人のことも書かれていた。 今度出る用心棒の食玩・・・亥之吉がそっくりで笑える。 >>68
めっちゃ欲しいんだよ、亥之吉フィギュア! ときどき主役の映画もあって面白い。それにしてもこんなに落ちてた・・・。
あげときます。 この人うますぎ
今の時代にこのくらいの人いるだろうか? 「大番」とか「放浪記」とか、ああいう単純な思い込みで片思いを貫いちゃう
役柄が一番好きだった。それが歪んだ感じだと「鬼火」っすか。
「青べか物語」のフラさんの役は、フラさん確かに巧かったんですけど、
加東大介がやったらまた別の味が出たかも知れない。
もしも今生きてて絶頂期の頃の若さだったら「蛇の道」の香川照之の役とか
やったら似合いそう。
「南の島に雪が降る」は確かに代表作なんだけど、何か素顔は普通の真面目な人
って感じでムニャムニャ。
ところで小林よしのりが自慢しているじいちゃんってのは有島一郎のこと?
>>75
>何か素顔は普通の真面目な人
>って感じでムニャムニャ。
確かに日本映画専門チャンネルで放映された
『上役・下役・ご同役』という映画は真面目一徹で
ユーモアが欲しかったな、という感じでした。 加東大介、東野英治郎、三井弘二、左ト全、高勢実剰・・・日本映画史の名脇役ベスト5と思います。
加東大介って、デブ専からすればたまらないのではないかと思う。 森繁、山村聡なんかとほぼ同世代。長生きしてればもっともっと
活躍できたろうに。
「ここに泉あり」http://www.jmdb.ne.jp/1955/ce000680.htm
では、加東大介と、三井弘二のオーケトラ役が見られるよ。
三井弘二のトランペッター役は爽やかで笑える。(どん底のイメージが強いから)
結局、酔っ払って仲間の楽器を質屋に入れるという役だったがw(はまり役)
加東大介の喧嘩のシーンは、かなり迫力あった。
ちょっとサモハン・キンポーに似てた(本当に韓国人ぽかった)
森繁、伴淳、加藤大介、小林圭樹、三木のり平、フランキー堺、 ちょっと、サモハンキンポーは香港人だよ(広い意味で中国人だが)、
それに85、加藤>加東、圭樹>桂樹が正しい、上で何が言いたい
のか判らん、社長シリーズのメンツだが。 【姉弟で】加東大介&沢村貞子【名脇役】
なんてスレでもいいかもね。
いや、べつに今のもいいんですけど(笑 【姉弟で】加東大介&沢村貞子【名脇役】
なんてスレでもいいかもね。
いや、べつに今のもいいんですけど(笑 『南の島に雪が降る』って、あまり本屋で見かけないな……
売れてないようで……。売れない本はすぐ絶版にされちゃうから
みんな買え! この人演技巧くて当たり前の扱いで損してるね、監督さんもこの役は
加東できまり、あとはスケジュール押さえるだけっていう感じが多かった
と思うな、せりふは絶対かみそうもないし。 この人、ホントにうまいよね〜
個人的に演技のうまいバイでは加東大介と杉村春子にホレてます
このレベルって今だと誰になるのか、誰かエロい人教えて 松本白鴎と加東大介コンビの
最初の鬼平犯科帳シリーズ観られたらなぁ。
あと毎度のお願いだけど「大番」シリーズDVD、
東宝殿なんとか。社長シリーズ、BOX買いしますから。 「おい、桶屋、景気はどいだい?
夕べ、俺がいねぇ間に棺桶はいくつ売れたぁ?」 なんかプリプリしてて餅肌で、キュッって目張りがきいてて
妙な色気があるんだよな、この捕虜のおじさん >>95
あんなアホキャラよく引き受けたな
眉毛つながってるし 「みんな、この草薙に命を預けてくれ。頼む、このとおりだ。」 >>100
ホントにだまされたな。
デコじゃなくても、皆イイ人だと思ってしまふ。 娘・妻・母でも森雅之をはめてたね、投資ばなしで釣ってさ。
その後、一家離散的な展開に・・・。 「黒の報告書」でもエセ不動産業者だったっけか
田宮じろさん関西弁で騙してたね
なんだかんだでぺ天使役多いな >>102
森をはめてたって、一瞬変な想像したよ
考えてみたら酷い叔父さん
妻の凸の立場もあろうに‥ >>20
亀レスだけど、さっき「沢村貞子という人」っていう本に、
遺作になったフジの「六羽のかもめ」には
病院から撮影に通ってて
加東大介の没後、彼の霊を深夜スタジオで
みかけるとかなりの噂になったそうで、
貞子自身も現場まで出掛けたそうです。 霊の話しで貞子とくりゃ、できすぎで怖いです。
六羽のかもめは好きだった、そうか途中で亡くなったんだっけ。
あれ、倉本聡が脚本で中条静夫もいい味だしてたっす。
加東さん、まだ彼岸にゆくのは20年早かったよ。 ほんと、20年くらいは生きてほしかった。
姉上は長命だったのにねぇ。 加東大介に長生きして出てほしかった映画。
復活の日(南極基地隊長)
蘇る金狼(ボスキャラの中に紛れ込ませて)
タンポポ(ライバルの売れてるラーメン屋)
敦煌(田村高廣の役)
午後の遺言状(観世栄夫の役)
釣りバカ日誌(スーさん)
たそがれ清兵衛(小林稔侍のやった役)
CURE(萩原聖人に催眠術かけられる巡査役)
蛇の道(香川照之のやった役。最後哀川翔に縛られて狂い笑いする。悪の階段以来の悪役熱演)
キル・ビルvol.1(ユマに社長道を教える老実業家)
福耳(田中邦衛のやった役。若い方は爆笑問題・田中で)
ゴジラFINAL WARS(X星人)
前掲の沢村貞子の評伝、まだちと立ち読みしただけで、
前からアマゾン注文中なんだけど、
拾い読みしただけで興味あるエピソードかなりあったです。
姉貞子は加東大介を天才だと言っていたそうです。
子役時代から周囲をうならせ、
姉は舞台なとでは弟にアドバイスを頼んだそうです。
しかしこの二人の上に、沢村国太郎とヘレン・ケラー賞取ったという姉がいました。
いったいどんな教育したのかな?
父親は歌舞伎戯作者だったそうですが。 沢村貞子自身が有名な随筆家だから、「貝のうた」「私の浅草」とか「わたしの脇役人生」
(いずれも新潮文庫)を読むと、断片的に加東大介の話や家族のことも出てきて面白い。
自伝は「貝のうた」だったと思うけど、天才子役時代の加東大介(沢村金槌w)のことも
書いてあって面白いですよ。 画面の外の普段はどんな性格の人だったわけ?趣味とかさ
日本映画人名事典には
「下町ッ子らしい気っぷのよさは誰からも好かれたが、
つきあいのよさとは裏腹に一滴の酒も口にしない
真面目人間だった」
とあります。 「加東大介さん、あなたは私のお父さんに似ています。
〜中略〜つきましてはお父さんお金を送ってください」
と書いてあるファンレターが届いたことがあるらしい。 「こいつ、とってもつえーんだゼ」の一本抜けたキャラは人気あるねw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています