2日目、漸く密林から来た。
343航空隊の活躍という事では十二分に楽しめた。半分フィクション(映画と
いう娯楽作品故に)の為、登場人物の名前を代えている。
故に情報として主要人物の対比を書いておこう。
343航空隊:剣部隊
司令 千田中佐(三船敏郎)→源田 実中佐
701飛行隊(戦闘701)維新隊 安宅大尉(夏木陽介)→鴛淵 孝大尉
407飛行隊(戦闘407)天誅組 矢野大尉(佐藤充)→林 喜重大尉
301飛行隊(戦闘301)新選組 滝大尉(加山雄三)→菅野 直大尉

個々人の飛行隊長の最後はアレンジが加えられまくっており、それは仕方が
ない。
個人的には滝大尉に"体当たりは以ての外だ"と言う科白を言わせている事が
気になった。菅野大尉は特攻には特別の経緯と思いとを持つ人と伝わってい
るし、彼自身"何時かは"と思っていた節があった事も伝わっている。
気になったのはそれくらいか・・・。

20年3月19日(劇中では18日と言っていたような)の松山上空での大空戦は溜飲
が下がった。

しかし、個人的には同時注文した『さらばラバウル』が気に入った。どっち
がよかった?と問われれば、『さらばラバウル』と答える。
#『さらばラバウル』は考証がもっと滅茶苦茶だけど。映画としてみれば実
に良い作品だ。