マイナーな邦画ホラーを語る ザ・80年代
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単独スレを立てるまでもないマイナーな邦画ホラー映画や
オリジナルホラービデオ作品群について語る総合スレです。
≪作品リスト≫
GUZOO 神に見捨てられしもの 妖女メロン キクロプス
デスパウダー バイオセラピー 代官山HORROR 餓鬼魂など たしか2000年頃にレンタルで見た
ビデオ撮り下ろしのホラー「世紀末恐怖劇場」シリーズの
「金曜日のレストラン」「とても優しい隣人たち」
はっきり言ってどちらも凡作なんだけど暇つぶし程度には楽しめた
アイディアはけっこう面白いと思うけど脚本と演出に緊張感がない
「金曜日のレストラン」では特別出演の稲川淳二が
意外にもかなりいい演技してて驚いた覚えがある 「少女惨殺 −スワンズソング−」
十年ほど前にレンタルで借りて一度きり見ただけで
もう記憶も曖昧なんだけど妙に忘れられない作品
カルト的な70年代スリラー「アリス・スウィート・アリス」を
焼き直したような内容のサイコ・スリラー風スプラッター
黄色いレインコート姿の殺人鬼と犯人の正体は「アリス…」そのまんま
スプラッター描写はそれほど凄いという程ではなくまあまあそれなり
全体的に安っぽい作品だし脚本・演出も途中ダラけるところがあるけど
全編を覆う陰鬱な雰囲気がまとわりつくような不快感を煽り立てて
決して面白いとは言えないんだけど妙なインパクトがある映画だった 『ギニーピッグ2 血肉の華』のいかがわしい雰囲気が好き
残酷だけどなぜか幻想的なムードも漂ってて決してグロいだけじゃない
ただひたすら残酷描写を並べただけでよくあそこまで
デカダンな美学がある作品に仕上げたと思う >>255
>「白い手 美しい手 呪いの手」
あれはまだ円谷プロにフィルムはあるんじゃないの?
>>254
>日本ではスプラッターに関しては 80年代〜90年代前半でやれることは全て
>やり尽くしてしまい
もちろん作品によっても違うだろうけどアメリカでは30〜40年前から
ホラー・スプラッターは基本的にパーティノリで映画館やビデオでみんなでワイワイ
観る文化だもの。
だからスクリームシリーズみたいなパロディ・メタフィクション風の作品も出てくる。
日本ではマニアックな怖いイメージだけが先行してその範囲内の市場に
留まっちゃったよね。
濫作はされたけど市場の広がりは余り無かった。 >>259
日本では80年代のホラー・ブームがもっぱら劇場ではなく
ビデオで消費された印象がありますね
80年代和製スプラッターは劇場用作品も「処女のはらわた」「美女のはらわた」と
傑作「死霊の罠」があったとは言え、ほとんどがビデオ撮り下ろしだったし
洋物でもクローネンバーグとかルチオ・フルチとか劇場よりもビデオで話題になった
だから日本ではどうしても「みんなで盛り上がりながら見るホラー」よりも
「マニアが自宅でひっそり見るホラー」という形で発展してしまって
和製ホラーがどんどんアングラになってしまった感じなのかな お国柄と云うか気質もあると思う
80年代のホラーブームは家庭用ビデオデッキとレンタルビデオ店の普及
加えてバブルによる予算的な余裕によるものだけど
当時の日本では「誰かの家に集まってパーティノリでホラーを」って云う発想自体が余りなかった
遊ぶなら街で、集まるならディスコやバーでって感じだったし
皆で家で映画を見る時にあえてホラーを選ぶ理由が希薄だった(有名作はその限りでもないけど)
まあその一方で中高生がジャンクやデスファイルをレンタルして
何人かで誰かの家に集まってキャッキャしたりもしてたんだけどw
「映画館に行かなくても映画が見られる」「自分のペースで落ち着いて映画を見たい」
ってのがレンタル店の主な需要で、それに合致したのが
マニアックなホラーの方だったんじゃないかなぁ 映画じゃないけど、1980年代の2時間ドラマでは
劇場用映画と比較してもまったく遜色がない
質の高いホラー・ドラマが多く制作されていたと聞く。
1982年にTBSで放送した岡田奈々主演の吸血鬼ドラマ
『夜の誘惑者』は、岸田森の「血を吸うシリーズ」に匹敵する
かなり怖くて完成度の高い和製ドラキュラ物だったという評判を
あちこちで聞くんだけどなかなか見られない…
1981年よみうりテレビ製作の『怨霊女子学園・恐怖の連続殺人!』も
評判によるとかなり怖くて面白いドラマらしいけど
ビデオも何もないから見たいのに見られない… 「赤い報告書 鮮血の天使 悪魔祓い殺人事件」
にっかつビデオから1988年に発売されたスプラッター・ポルノ
サトウトシキ監督で、脚本と特殊メイクは中野貴雄が担当
実際にあったバラバラ殺人事件をポルノ仕立てで映画化したというエログロ作品
「ギニーピッグ2 血肉の華」みたいな惨殺シーンだけが売りの安っぽい映画なんだが
情け容赦のない人体解体の描写はかなりの生々しさで、見ていると胸がムカムカしてくる
「ギニーピッグ」「女虐」「オールナイトロング」なんかと並べて語るべき陰惨な怪作だった 超マイナーな邦画ホラーと言えば青山定司という監督の
「家獣」(1979年)っていう映画が気になって仕方がない
今ではフィルムがすべて廃棄されたために見ることができないけど
ストーリーと批評を読むとかなり猟奇的でなかなか面白そうだ かなり古い邦画で「囁く死美人」って映画
なぜか黒沢清が絶賛していたのとタイトルのインパクトで
ずっと見たいと思ってたけど数年前に見ることができた
タイトルから想像してたような陰惨な猟奇エログロではなく
死んだ女の幽霊と思わせて双子の姉だったというサスペンスオチ
殺した女の影におびえる男のサイコ・スリラーとして見ることもできて
それなりに楽しめる作品ではあるけど、流石に今となっては古臭い映画だった
黒沢清がこんな平凡なB級スリラーをわざわざ褒めるのはちょっと不可解 ちなみに「死美人」といえば70〜80年代の土曜ワイド劇場で
「死美人シリーズ」という怪奇ドラマを頻繁に放送していたと聞いた
「生きていた死美人 病院偽装殺人」とか「湖水の死美人 劇画殺人事件」など
殺された女の亡霊が復讐に来る話をエログロ描写満載で描いていたと評判だから見てみたい
たぶん実際に見てみたら予想よりも古臭いB級ホラーなのかも知れないけど
昔の土曜ワイド劇場って下手な劇場用映画よりもずっと面白い作品が多いから
「死美人シリーズ」にもけっこう期待してる
CSでの一挙再放送でもDVD-BOXでもいいから土曜ワイド劇場の
「死美人シリーズ」をリバイバルしてほしい 土曜ワイド劇場といえば「女教師コンクリート殺人事件」が印象に
残ってるな。
話自体は単純で
「美人教師(市毛良江)にフラれた体育教師(倉石功)がキレ、
市毛を殺してコンクリに埋めたのがバレて一件落着」
って話だけど、昔の東宝の怪奇物っぽい雰囲気や
事件を追う戸浦六宏と三田村邦彦の親子刑事は本当に見応えあった。 映画監督が演出した土曜ワイド劇場の怪奇ものといえば
「横溝正史の鬼火 仮面の男と湖底の女」
にっかつロマンポルノ出身の田中登監督による演出で
土曜ワイド劇場で横溝正史の怪奇小説「鬼火」をドラマ化した作品だけど
幻想的で耽美的な雰囲気と猟奇色がうまく出ていてやたら完成度高かった
同時期に劇場公開された横溝正史原作の「蔵の中」よりも遥かに怖かったと思う
DVD出せば横溝正史と田中登のネームバリューで売れるはずなのになかなか出ない… 「白い手 美しい手 呪いの手」が4月27日と4月30日にシネマヴェーラ渋谷で上映
大林宣彦監督の名作恐怖ドラマ「可愛い悪魔」も5月4日と5月7日に上映される
どちらも岸田森特集ということで上映、「呪いの館 血を吸う眼」「血を吸う薔薇」もやる >>265
作品そのものを絶賛してはいない。
「厳密に言うとこれはホラーではない」と断りつつ、川崎敬三を誉めていただけだ。 去年の7月頃に「歌姫 魔界をゆく」の上映会とdvd配布?が行われてたと今知った
残念だ…VHSを見ることは無いのか… >>251
暇なので亀レス
>「モモコ・ワンダーランド/ストレンジ・ハウス」
以前、中古のVHSを購入して観たことあるよ。
実はもうよく覚えていなかったりするが、
なんか大林宣彦の「ハウス」を激安廉価版にしたみたいな
内容だった気がする。
早川光のカラーは一切感じられず、
可愛い女の娘たちが、ただキャーキャー騒いでいただけの印象。
収録時間は45分だけど、本編は30分のみ。
あとの15分は「モモコクラブ」のプロモーションビデオだった。
むしろそっちのほうがメインだったんでしょうなぁ。
ちなみにVHSはヤフオクに出品してみたけど、
50円でも売れませんでした。
結果、廃棄処分。
今だったらマニアの方に高く売れたかもしれないなぁ。 >>202
実話ってwww
作者がフィクションだって後になって暴露したのに2000年すぎてまにうけてるアホがいるのかw
中国の黒い太陽とかは、その手の嘘資料すら読まずに
適当につくった糞映画だったけど、動物を本当にころしてるのは
ホラーだな(中国人の感覚だとあとで美味しくいただくでおわるのかもしれんが) >>276
さすがに馬鹿すぎだ。
あの事件についての文献が何冊出てると思ってるんだ。
小林信彦のコメディ小説「オヨヨ大統領の悪夢」でもネタにされてる。
彼の叔父さんが事件の‘犯人’のひとりだったらしい。
小林自身が主人公として登場し、編集者に「あの事件を小説にしてみては?」と勧められるという内容だけど、
「叔父さんから『俺の手は汚れてしまった、・・・』と告白されるというエピソードはどうでしょう」
「それじゃ、殺人鬼みたいだ」
というようなクダリがある。 「蔵六の奇病」はB、C級かもしれないが、何となく残る。
特に音楽(音)が印象的。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています