今さらながら気付いたんだが、この映画「音楽」というものが一切流れないんだな。
劇中でオードリー・ヘップバーンの映画のレコードを流す時、一切が無音なのは斬新だったが、
この映画ってエンディングテーマもないし、劇中BGMもない、登場人物の鼻歌みたいなものさえ一切ない。

そしてこの映画、謎設定、謎台詞も多いんだが、兄・慎一の片想いのキャピキャピの女の子の家の構成がまた謎。

1F(だと思う)に化粧品店舗があり、姉らしき女性(岡本かおり)が働いている。
家に上がると茶の間があり、両親はいつものんびりTVを観てる。その茶の間の脇を通ってエレベーターに乗り、高層階らしき場所にその女の子の部屋。
一人暮らしなのかな、と思えば食事は茶の間で両親と一緒。
こんな構成の家なんか訪問したこともなければTVで観たこともない。 謎だ。