★☆家族ゲームのスレ★☆
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>>458
活字化されたシナリオは採録シナリオだったり、現場に配布されたシナリオだったり、
その前段階の脚本家の生原稿や準備稿だったり(作品によっては、正式にクレジットされていない
他の脚本家やプロデューサー・監督等が最終稿の印刷前に直しを入れてしまう)、
どの段階のものであるかはケース・バイ・ケースだ。
イン前に完全に構成が完成せず出来ている場面だけで撮影を始めてしまい、イ
ン後に決定稿が配布されることさえある。
現場の工程は流動的なので余り決め付けない方がよい。 >>459
角川文庫から出ているシナリオなら、森田の意に添う形のものが出ているはず。昔の角川
春樹は脚本家は大事にする人だったので(「男たちの大和」ではボケたのか
他人に任せていたのかトラブルを起こしたが)、活字化の際も脚本家の意向に添う段階のものを出していたはず。
それも採録ではなく現場に配布されたシナリオをそのまま底本にしている可能性が高い。 ほんとのとこどうなんだろうね。誰か実際の台本もってる人いないかな
確かにこれ完成されすぎてる気もするな・・・ 角川文庫版の「シナリオ 家族ゲーム」には
「の・ようなもの」のシナリオも載っていたね。
家族ゲームの部分を読み終わったら
真ん中に「シナリオ の・ようなもの」と書いてあるページが出てきて
「え、シナリオのようなもの??」と一瞬、なんのことか
わからんかった。 俺もその本ずっと採録だと思いこんでたけど、いまざっと本編と見比べてみると
若干だけど言い回しが違うね。
あと終盤の食事シーン後のモンタージュで↓がないみたい。
・地球儀をウツロにまわしている吉本。まわる。地球儀 >>464
採録でも完全に合致している方が珍しいよ。
撮らなかったシーンやカットされたシーンが残っているのも多いし。
「合致しないところがある→採録ではない」は成立しない。残念ながら。 >>467
わかってる。
あなたは採録シナリオと本編と何本くらい比べたことある?
30本はやっているけど、完全一致しているのはない。
大抵、配布台本を元に、本編見ながらチェックしているだけだから。
完全採録なのはドキュメンタリーくらい。
完全採録には手間がかかりすぎるからね。
そもそもクランクイン前に配布された台本が、
そのままで発表されるケースの方が稀なんだよ。
雑誌「シナリオ」に載るのだって、監督ともめたケースくらいだね。
脚本家が俺が書いた脚本はこういうものだったと発表するケース。
スレ違いで申し訳ないが
パンフレットに掲載された採録シナリオのおかげで
映画を理解できた例@俺
(1)伽イ耶子のために(1984)
(2)太陽(2006)
うわぁ20年も進歩ねぇ… 俺も「の・ようなもの」の道中づけはこの文庫の解説みて
やっと理解したな。
>>464
うん、だから採録じゃない部分が載ってると。 >>468
>そもそもクランクイン前に配布された台本が、
>そのままで発表されるケースの方が稀なんだよ。
活字化されたシナリオがどの段階のものかははっきりしないことが多いですが>>460、
「稀」とまでは言えません。
どこかの資料室に収蔵されている台本の現物と活字化されたシナリオを何冊も
参照すれば分かりますが、台本の現物=活字化 であるケースが遥かに多いですよ?
ただし台本化される際に既に脚本家以外の誰か(監督・ディレクター・プロデューサー・
他の脚本家等)の手が入っていて、ただしそれがクレジットされていなかったりするケースも
あるのでややこしいのですけど。こういう場合は既に台本化された時点で脚本家のオリジナルが
消えているわけです。2ドラや連ドラではよくあるみたいですね。 >>469
「月刊シナリオ」「月刊ドラマ」は、脚本を脚本家の著作物と捉えているので、
原則的にクレジットされている脚本家が了解したという意味でのオリジナルしか載りません。
ただこれも難しいのが、オリジナル=現場に配布されている台本 というわけでもないんですよね。カッ
チリした脚本がなかったり、余りに台本を現場で変えた作品の場合、採録が載ります。
こういうケースは大抵は監督が自分で「脚本」となっている作品が多いですが。
倉本聰などはホン読みの後に自ら細かい修正を加えるそうですが、既にその段階では理論社に
原稿を渡しているので、改訂前の脚本がそのまま活字になるらしいですね。
これも正確に言えば現場で使われる台本の少し前のものを活字化しているわけです。
また、「男たちの大和」ではプロデューサーと監督が脚本家抜きで勝手に改訂して撮影したため、
野上龍雄・井上淳一がギャラだけもらってクレジットから降りて、自分たちのオリジナルを「月刊シナリオ」に発表しました。
こういう例もありますね。本編では佐藤純弥の単独クレジットになってますので。 出版する際にどの段階のシナリオか明記してくれればわかりやすいのにね。
そういや前にパラっと見た(ハル)の台本は構成がだいぶ違ってたなあ。 ttp://maps.google.co.jp/maps?ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&tab=wl&q=%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E5%8B%9D%E3%81%A9%E3%81%8D%EF%BC%96%E4%B8%81%E7%9B%AE
この「へ」の字型のアパートだな
中学校はその隣か!GWに休みが取れたら行きたい。
行って三角座りして1日ぼーっと過ごすぞ。
この映画の兄貴の佇まいが、
学生時分の俺と被って笑えるけど笑えないんだ。
高校の頃、授業は一分経つ事に正の字方式でカウントしてた。
正正正正正と五つ並んだ瞬間50分経ってチャイムが鳴る。
授業を征服しました、という生活だった。
それにしてもリアルな映画だ。
やらなさそうで、実は皆が無意識にやってる変態行為を
記号化、戯画化してきっちり描いてる。 森田は「のようなもの」からそういうもの掘り下げる視点を持っていたと思うが
またよく合う原作を見つけてきたものだな。
その上結局自分の書きたい内容にしてしまっているし。 亡くなった人の事を言うのもなんだけど、
加藤善博の悪キャラって地でやってるように感じたんだけどどう思う?
これも亡くなった人であまり言っちゃいけないんだろうけど、
古尾谷雅人が役柄と私生活があまり変わらなかったじゃない!
キャラは違うけど、それとおんなじような感じで・・・。 まあ、それは直に会った人じゃないと一言も語れない
あいだにたった一人入るだけでその人の主観で物事は歪む
もっとほかのことに関心を持てばいいと思う >古尾谷雅人が役柄と私生活があまり変わらなかったじゃない!
ううむ、根拠はなんだろう、全部間接情報だよね
べつに彼等をかばってるわけじゃないんだけども 最後のへり。。。
年がら年中ヘリが通るような立地条件の家じゃないのは映画見ててわかる。
通常なら普段聞かない音があれば何か巷であったのだろうと関心を持つはずなんだが、
無関心な由紀さおりが映る。
家族内への有り余るほどの関心ぶりに較べて、対照的に世間への無関心てーのを
描きたかったのでは?ちょいと笑える戸川純のシーンでも、この家族の無関心さについて
触れていたよね? 核家族化と言われる時代があったが、被るかどうかしらんが
うん、まちがいなくこの家族は核家族で狭い世界ゆえのゲームなのさ。
なんてえらそうにまとめたが、テレビでお笑いみたいんで、適当なカキコで
とりあえず書き逃げ。 冒頭のスクロールがテレビゲーム風?
この監督の映画っていい意味でテレビのモニターで見るのが合ってると思う
フィルムの傷やホコリが似合わない感じ 80年代末、今は無き荻窪オデオンで「台風クラブ」と2本立てで観た。
それまで晩餐シーンをカットしたTV放送版しか見た事無かったから
クライマックスは驚いた。
>>453
亀レスで申し訳ないが、松田洋次は舞台中心で活躍している。
昨年、アニメ映画「時をかける少女」で、いじめられっ子の役で
声の出演をしていたよ。
監督が「家族ゲーム」のイメージでキャスティングしたらしい。 テレビ版をたまたま録画しておいたのを見たことがあるだけだ。
晩餐シーン?どんな感じだったんでしょうかね?
テレビ版、松田洋二はリアルでは
あれだけテレビ露出度高くて都立青山行ったから驚いたな。割合近場だったので
気さくな人柄だったとも伝え聞く(汗
長渕、俳優じゃないのに演技うまくて驚いたっけ。 鹿賀タケシ版テレビドラマでは
たしかサンキュー先生で小池という役をやった子がやった。
サンキューではいじめっ子だったような 初めて見たよ、森田って昔はすごかったんだなw
最近こういう社会風刺的な映画って少ないよね >>492
昔と違って現在は社会的な情報も氾濫してるからね。
一映画作品が率先して新しいメッセージを発信するというのは難しい時代だろうな。
「(ハル)」「39」「模倣犯」なんかは社会風刺的といってもいい作品だし
そのメッセージの先進性もあったと思うんだけど、「家族ゲーム」までのパワーを
持ち得なかったのは時代のせいもあるかもしれんね。 出演した伊丹十三が監督した映画は、この映画の延長線上の作風でしょ。
しかし初期の森田のセンスはちょっと他にはまねできないものだと思う。
森田は「家族ゲーム」「ときめきに死す」「(ハル)」の三本だけでも映画史に残ると思う。
「の・ようなもの」「それから」もいいしね。 改めて観たけど、悲しいというか怖い映画だと思った。
あの兄弟、あの家族の行く末はどうなったのか。
今の日本の悲惨な状況は森田監督はどう考えるんだろう。 大江健三郎の「セブンティーン」読んで、この映画を思い出した。
なぜだろう。
冴えない主人公、ズレた家族、コミカルな雰囲気・・・。
「家族ゲーム」というタイトルは、「同時代ゲーム」からとったらしいと聞いたが。
テレビ版もよかったな。
最終回で、高校に合格した茂之の後ろで誰かが飛び降り自殺。
茂之がニヤッと笑うんだよね。 夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ 何だよ、これ。
夕暮れ夕暮れ夕暮れ…って。
俺の立場はどうなるんだよ。 の・ようなものってヨコハマで作品賞かなんか取ったんだっけ
今だったらあんなシュールなカットが散りばめられた作品が
作品賞ってなかなかありえないよな
80年代ってなんか特殊だった感じがするな これ舞台化されるらしいね
森田の脚本をそのまま使うらしい 無意味なカットを何個も入れ
さも意味ありげに見せようとする
姑息な映画だったな
こんなのを評価してる輩は
映画通を気取りたいだけのアホ 母親がコーヒーを持ってきたとき
机の本がスーっと右に動くのか
今気がついた >507
全部意味があるよ。ただし映画文法みたいなものではなくて感覚的なものだから
わからん人にはわからんだろうね。 最後の兄弟が寝てるシーンがよくわからなかった
日曜の昼下がりの昼寝なのに深い眠りってのが不自然で恐い 何度も何度も観てるが、由紀さおりのお色気だけがポイントが高くなっている
>>510 俺もよく寝てたから、全然不自然じゃない 前川麻子って、「沼田君、スキよ」って囁きボイスの子?
ポルノ女優だったなんて、全然知らなかった。。。 テストを返すシーンが面白かったな。
「ハマモト6点」ハハハハ、パチパチ(手拍子)
「おまえら笑ってる場合か!・・・セヌマ8点」ハハハハ ああ、あそこは素晴らしい。
窓からテスト用紙を投げる教師→何も落ちていない校庭のショット→テスト用紙を拾う生徒達。 でもああいうちょっと知障っぽい子って、ブスでバカ扱いされてたような気がする
遠い昔、幼き残酷な頃 2008年01月25日に家族ゲームのDVD再販来るな。 2001年以来??
amazonで2,953円也。ヤフオク相場6000円の半額で手に入るようになる。
昔の東京の埋め立て地ってあんな感じに草ぼーぼーだったよね
ちなみに場所どの辺なの?なんとなく昔の夢の島っぽいけど 俺もお受験世代だからこの映画を見ると感じるものがある。
あの家族は、横並びで視線を合わせない食卓や、兄弟お互いが無関心で部屋にこもる様子や自閉症的なのがよく描かれてるなと思って見ていた。
現代の自宅警備員予備軍的なのがよく描かれているね >>524
とりあえずこのスレくらい読んでくれないか? 読んだよ。
勝どきや豊洲なんだ
今はそれらに仕事で行くけど開発されてまったく、あの裏さびれていた面影がないね。
晴海はトリトン、豊洲なんかは工場がみんな移転してららぽーとやマンションが立ち並び激変したし。
自分が小学生の時は、今みたいに有楽町線やゆりかもめもなくて晴海橋を渡ると晴海のスポーツセンターや幕張メッセができる前によくモーターショーなどに使われた展示場以外は、薄汚れた工場ばかりでとんでもなく寂しい場所だった。
夢の島や新木場や有明あたりは草ボーボーの荒れ地ばかりだったな。
豊洲近くの在日朝鮮人地区の枝川はスラムで危険地帯だったし。
この映画は、バブルのウォーターフロント開発前のあの暗く寂しかった東京湾岸部が見れる貴重な映画だね >>527
新木場や夢の島辺りは、いまだに草ボーボーの土地が沢山ありますが、何か? 昔は全体がそうだったからね
あのバスはどこなんだろうね >>522
俺からもありがとう。
注文したものが今日届いて久しぶりに堪能した。 オクで中古3200円で落札されてた。送料入れると3400円か。
新品が3000円弱で買えるというのに・・・ オクでは 「廃盤」と謳って高額設定で出品してる人がいるね
中には複数枚出品してる人も
ウソはまずいよね〜
廉価版の登場で 焦っている姿が目に浮かぶ
この映画の、光線をぼやけた感じで撮るのっていいセンスだなあ。
昼下がり、夕暮れ、ホントによく撮れてる。 家族の話題が成績、受験だけ。向かい合うことない。家族として機能してない。まさに家族ゲーム たびたび出てきた鉄球のジェットコースターのおもちゃはなにか意味があるんですか? 俺からすればあいつらみんな金持ち。団地住まいとか憧れた。 >>537
無機質で現代的に見えてもレールの上を走らされてる人生の喩え? どうも。今年23歳(1985年生)の者です。
今日このDVD観ました。
どこか懐かしく、自分が幼稚園から
小学校低学年ぐらいまで感じていた
感覚と言うか雰囲気を思い出さされる映画でした。
人情ある昭和の時代の感覚から、
近未来的なモノ(当時の代表で言えばファミコン?)など
どこか無機質な感覚のモノに人々が
関心を持ち出す一歩手前といった時代でしょうか?
子供ながらに何か得体の知れない
不安のような気持ちを持っていたのを
思い出しました。
逆に今は、後者の近未来的、無機質的な感覚が
時代にはっきりとしている気がして、
白黒ハッキリした感覚があって
ちょっと寂しいながらも気は楽だったりします。
あの頃の時代を何歳で生きていたかによって
感じ方も全然違う映画なのかもしれませんね。
ただあの時代に自分があの歳で、
あんな家庭教師が家にやってきたら
ちょっと嬉しかったりするかも知れません。
求められてもないのに、
だらだら読みづらい感想を書いてすみません。 家に来るのなら長淵のが良いな。
TV版の昔のヒョロっちい頃の。ヤクザ期や筋肉期じゃなしに 頭掻かないで下さい、ふけ落ちますから・・・
僕は家庭教師ですから・・・ やっぱ伊丹でしょ。悪意の無い嫌みなパパが最高ですな。
(実際に息子だったら殴り殺したいような演技が素晴らしい) 家族ゲームが好きなら絶対気にいるだろうっていう作品教えて? 「しとやかな獣」
「石中先生行状記」
「Play Time」 >>547
「バット殺人」という言葉が度々出てきましたなぁ
一柳さんとこの事件は…今調べたら、この映画公開の3年前か >>548
同じ森田映画「ときめきに死す」をご覧あれ >>548
「台風クラブ」とか・・・同時代だったっけか?? 家族ゲーム 1983
台風クラブ 1985
ちなみに同じ相米監督の1983は「ションベンライダー」。
あ、これオススメかも。 >>550
そう、一柳の事が言いたかった。
あの息子は完璧に一柳君だろうし、この映画があの事件に影響されてる事は間違いない。
高偏差値教育による目に見えない「崩壊」、とかいうとつまらない感じですが。
ラストの何か凶事を予感させる恐ろしいシーン。
目が覚めた時に何が起こるのか・・・素晴らしいエンディング。
やっぱこの時期は天才でしたなー森田は。 撮影場所の勝どき辺りの風景って今は結構変わってるんでしょうか?
今度行く予定だけど、あまりにも面影が残っていないようだったら行っても意味ないので。 ヘリの爆音=近所でバット殺人級の事件が起こり、マスコミのヘリが飛んでいる
居眠り=危機感の稀薄さ、鈍感さ
それらの対比で、当時の日本の状況を表現しようとしたのではないでしょうか。
ところで、松田が常に持ち歩いている植物図鑑は何の意味があるのでしょうか。 ヘリコプターは戸川純の義父が亡くなって、その棺桶をベランダからヘリで外へ出す時の音じゃないの?
初めて観たのは20年以上前だけどその時からずっとそう思ってたよ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています