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2017/02/05(日) 05:54:30.59フランスのエマニュエル・シャルパンティエ博士(48)と米国のジェニファー・ダウドナ博士(52)らに授与すると発表した。
日本国際賞は科学技術全般を対象に、毎年異なる二つの分野から選ばれる。
生命科学分野では両氏が受賞し、情報通信分野ではインターネットなどで広く使われる暗号を開発した
イスラエルのアディ・シャミア博士(64)が選ばれた。
シャルパンティエ氏らは12年、特定の酵素を使い、目的のDNAを狙った部分で切断、削除、挿入するなど、
自在に編集できるクリスパー・キャス技術を発表。従来の遺伝子組み換えより精度が高く、新品種の開発や創薬、遺伝子治療などへの応用が急激に進んだ。
一方で人の受精卵の遺伝子操作など、倫理的な課題も議論されている。
東京都内で記者会見したシャルパンティエ氏は「シンプルだが多くの能力を持つ技術。だからこそ生命科学や社会に影響を与えた」と説明。
ダウドナ氏も「力のある技術だからこそ倫理面の検討は大事。一般の人も参加し、議論を深める必要がある」と述べた。
授賞式は4月19日に東京・国立劇場で行われ、1分野につき5000万円の賞金が贈られる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170202-00000082-jij-sctch