>>279
>結局、もっとも低コストでエネルギー消費の少なくなる方法が自然に選ばれる結果となる。

これは声を大にして言いたいことなんだけど、大規模店舗が低コストなのは
エネルギー消費が少ないからではないよ。最大の理由は人件費が少ないから。
店舗を大規模化することで販売総量に比較して少ない従業員で事足りる。
だから、仮に給料が同じであったとしても、総人件費は安く出来る。それで、
大規模店舗は「良い商品が安く買える」わけだ。
これは結構な話に見えるがそうではない。

国内人件費というのは国内に残るカネだ。だからカネは天下の回り物と言えるわけだ。
多くの人件費を支払うことで、労働者を養うことが出来るし、そのカネはまた別の経済の
支払いに使われる。本来国内人件費は増やすべきコストなのだ。

しかし、実際には人間の雇用を減らすために、機械で仕事を行うようになった。
機械を使用するためにはエネルギーが必要だが、それは海外支払いである。
エネルギーコストは人件費に比べて一見安いようだが、実は海外支払いを
増やしてしまう。
(海外支払いが増えても、それと同じように海外からの収益が増えるなら
かまわないが、今の日本は斜陽化しつつあり、輸出は減っている)