>>605

【日本文学】(同和問題、「長野県」)
●『破戒』(著者:島崎藤村、新潮文庫)
<出典1> https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784101055077

(1) 「あらすじ」
「明治後期、被差別部落出身の教員「瀬川丑松」は父親から『身分を隠せ』と堅く戒められていた。
 それにもかかわらず、同じ宿命を持つ解放運動家「猪子蓮太郎」の壮烈な死に心を動かされ、丑松は、ついに父の戒めを破ってしまう。
 その結果『偽善にみちた社会は丑松を非難・追放し』、彼は米国(テキサス)へ旅立つことを決意する。
 藤村が『激しい正義感をもって社会問題に対処し、目ざめたものの内面的相剋を描いた小説であり、近代日本文学の頂点をなす傑作』である。」

(2)「著者について」
「1872年(明治4年) &#12316;1943年(昭和18年)。
 筑摩県馬篭村(現在の岐阜県中津川市)出身。明治学院卒。
 1906年に、7年の歳月をかけて完成させた最初の長編『破戒』を自費出版するや、夏目漱石らの激賞を受け、自然主義文学の旗手として注目された。」

<出典2> https://ja.m.wikipedia.org/wiki/破戒_(小説)

(※文責:片田智章)